自宅の傍にある、焼き鳥屋台に、桜の季節がやってきました。
この焼き鳥屋台のことは、2009.2.19にブログでも書きました。
煙で真っ黒になった小屋を覆うように、淡い色の桜の花びらが可愛く彩っています。桜には苔が生え、屋台の濃茶と桜と薄緑が、美しい色の対比をなしています。
先週のブログで、小さな茶室・待庵のことを書きましたが、この屋台はそれよりももっと小さな一畳にも満たない空間。もはや、小屋の中に空間があるのではなくて、この屋台を中心にして廻りに「屋台空間」なるものができあがっています。もちろん桜の樹も、その雰囲気づくりに一役かっています。
近所のおじさんたちばかりでなく、高校生や主婦まで、常に赤提灯の前は人で賑わっています。テーブル席はないけれど、近くのコンビニで缶ビールを買って、屋台の傍を流れる疎水を眺めながらアツアツの焼き鳥を食べ、缶ビールをキュっと。そんなベテランの方もいらっしゃいます(笑)
ここ最近は寒さが戻って、春まですこし足踏み状態。でももう間もなく、この桜も満開になるでしょう。夜桜を眺めながらの焼き鳥は、きっと格別ですよね。