フランス土産の紅茶をいただきました。
リプトン・ティー。しかしながら、この銘柄は見たことがない。オレンジ・ジャイプール ~オレンジピールが入ったオレンジフレーバーのオレンジペコ~ だそうです。さっそくいただこうと思いフタをあけると、まずビックリ。ティーバッグが、見慣れた不織布のものではなく、粗めのガーゼ状の布に葉が入れられ、口を糸でひとつひとつ丁寧に縛ってあります。手仕事というわけではないのでしょうが、それほど効率的に大量生産できるティーバッグではなさそうです。
ティーバッグをしげしげと眺めた後、いよいよお湯を注ぐと、その香りのいいこと!さわやかな風味!普段から紅茶もよく飲みますが、ティーバッグの紅茶でこれほど感銘を受けたことはなかったのです。ティーバッグでありながら手作りのような風合い、少しレトロな手描きのイラスト・・・。味にこだわろうとするフランス人気質のようなものが、この小さなティーバッグにも込められているようです。こういう仕事が尊重されるフランスの風土を羨ましく思いながら、最初の1杯はチョコクロワッサンと一緒に楽しんだのでした。