ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

千葉日報にも、馬鹿なコラム

2018-05-10 13:11:07 | 徒然の記

 千葉日報の、4月20日のと、4月24日の記事を、紹介します。

 先ずは、4月20日の「忙人寸語」です。恐らく千葉日報の、幹部どころの社員が書いているのでしょう。週に何回か掲載される、コラムです。折々の話題をとりあげ、記者の目から語るというもので、新聞社の姿勢も見える記事です。少し割愛しますが、なるべくそのまま紹介します。

  ・冤罪の陥穽は、社会の至る所に口を開けている。その底知れぬ穴に落ちたが最後、無事脱出するには、しとど汗をかく。

  ・会社員Aさんは、駅でトラブルに巻き込まれた。

  ・狭いホームで、突然、女が眼前に。衝突回避のため、手で女を制し、その場を後にした。トイレで小用をすますと、出口にくだんの女が。

  ・「乱暴された、警察を呼んだ」と、まくし立てている。人生最大のピンチに、Aさんは、冷静沈着。

  ・ヒステリックに喚き散らす女を背に、警官の到着を待つ。

  ・大挙して押し寄せる警官に、開口一番、「ホームの防犯カメラを、確認してほしい。」

  ・警察の取り調べ室での聴取は、やがて世間話となり、Aさんは、拘束を解かれた。防犯カメラの映像から、女の嘘がばれたのだという。

  ・女性記者へのセクハラ疑惑で、事実上の更迭となった、最強官庁の事務方トップ氏は疑惑を否定しており、裁判で争うという。

  ・冤罪を主張するなら、例の音声データを覆す、潔白の証明があるのか。

  ・奈落にて、さぞや大量の汗をおかきのことだろう。

 一面のコラムを読んだ後、次の紙面の大見出し、唖然としました。

 「セクハラ疑惑」「被害者は、テレ朝女性社員。」

 「財務省に抗議、調査要求」

 大きな活字が並ぶ横に、これもまた、大きな写真が掲載されていました。写真の説明には、

 「テレビ朝日の女性社員が、福田淳一財務事務次官のセクハラ被害を受けていた、と明らかにする篠塚浩報道局長。」と、あります。

 4月の24日には、これに劣らない大きな記事で、写真と見出しが、紙面を飾りました。これもそのまま、紹介しますまず掲載された写真の見出しです。

 「女性記者、もう黙らない。」

  「セクハラ必要悪、許さず。」

 写真を説明する記事です。

 ・国会内で開かれた、「セクハラ被害者、バッシングを許さない、」とする、緊急院内集会。女性団体の代表や、国会議員、市民が参加した。。

 テレビを見ても、ネットの動画を見ても、セクハラ騒ぎがあふれていますから、千葉日報だけを責める気はありません。しかし同社はちょっと立ち止まり、庶民の常識を働かせれば、こんな馬鹿騒ぎの仲間入りをしなくて済んだはずです。

 もう一度、幹部社員のコラムに戻ります。

 「ねこ庭」はコラムを5段階に分け、都度生じる疑問を下記の通りメモしました。最初の4つまでは、世間の常識のまともな疑問です。ところが最後の5つ目で、テレビ朝日の報道局長の非常識な行為です。

 コラムでは、女性記者の録音テープに世間常識の疑問も抱かず、福田次官を冷笑していますが、5番目に来るのは「テレビ朝日のやらせ疑惑」です。

  1. どうして女性記者は、あらかじめ録音などしたのか。

  2. 録音・編集されたテープは、はたしてそのまま信用できるのか。

  3. 女性記者が上司に相談した時、なぜ上司は、女性記者の不自然なセクハラ被害公表を

   止めなかったのか。

    4. なぜ女性記者は、テープを他社の週刊誌に渡したのか。

    5. テレビ朝日の篠塚報道局長は女性記者の実名を公表し、彼女のプライバシーを

   守ろうとしなかったのはなぜか。

 素人でもすぐ頭に浮かぶ疑問が、なぜコラムの担当記者に浮かばなかったのでしょう。コラムの記事がなかったら、

 「千葉日報もマスコミ界の付き合いで、他社に合わせて、つまらない記事を載せたものだ。」

 と、こんな感想で終わったばずでした。

 財務省の「好き者官僚」を憎むあまり、こんな常識外れのコラムを書くのでは、「ねこ庭」も庇いきれません。

 福田次官の愚行は、常識からして許せないのは当然です。大蔵省は何年か前も、業者の接待でしゃぶしゃぶ喫茶へ行き、ノーパン女性のサービスを受け、世間に糾弾されたいわくつきの「好き者官庁」です。

 近いところでは、文部次官だった前川喜平氏も、暴力団の経営する少女売春喫茶に入り浸っていました。高級官僚の中には碌でもない「好き者」がいて、国民は怒りを堪え我慢しています。

 権力に奢る彼らを叩けば庶民が手を上げて喜ぶと、つまらない記事を書いたコラム氏の記者へ言わずにおれません。

 ・それでは、読者を低く見ていませんか。

 ・貴社の「両論併記」に敬意を払っている読者は、バカなコラムを軽蔑します。せっかくの読者を、失望させてはなりませんよ。

 忙しいので最近の新聞を読んでいませんが、トキオの山口某というタレントの、セクハラ報道もちらちら耳にします。これもテレビ朝日の女性記者の話と同様、どっちもどっちの事件で、片方だけ責めて騒ぐマスコミもおかしいのではないでしょうか。

 女性記者も女子高校生も、自らが隙を見せ、世間の常識を外れた時間と場所で、危険な男と2人きりになるのですから、女性の方にも非があります。

 相変わらず、国会では反日・左翼の女性議員たちが、鬼の首でも取ったように、騒いでいます。

 「女性団体の代表や、国会議員、市民が参加した。」

 と千葉日報社が写真の説明をしていますが、「ねこ庭」ならこう書きます。

 「いつもの女性団体の会長や、反日・左翼の国会議員、動員された活動家が参加した。」

 千葉日報社に、こんな偏向した説明を書けとは言いません。それでは、中庸を大切にする読者を失います。コラムの記者さんに言いたいのは、マスコミ界のつき合いを優先せず、いつもの「両論併記」を大切にしなさいということです。

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4 コメント

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冷徹である事の難しさ (HAKASE (jnkt32))
2018-05-11 22:25:10
今晩は。今回貴記事は 興味本位の視点に陥る事なく
、冷徹に向き合うべきと心得ます。難しいですが。

まず、降って湧いた様な、痴漢疑惑に見舞われても、
駅プラットホームの防犯カメラ画像を信じた 会社員
Aさんの、沈着冷静な判断と対処には、心よりの敬意
を表します。拙方も見習うべきも、貴記事の 緊迫の
状況下にもし置かれれば、心もとないものがありまして。

霞が関の 一部の上部官僚らには、残念ながら貴指摘
の様な向きがいる様ですね。福田財務、前川文科の両
前事務次官は 残念ながら、この当該だった訳でしょう。

それにしても、メディアの取り上げ記事姿勢まで興味
本位ではまずい、と 拙者も思います。
セクハラ被害に遭ったとされる、某TV 局の女性記者
にしても 本当にそうかどうかは解明されてないし、その様な中では 報道記事を真に受けてはならない事もあるとの認識が得られたと思います。

本当に、この様な問題は 安易な一方への加担は慎まれるべきで、貴見解にある様に「両論併記」での受け
止め位が強く求められると同時に、報道記事作りでも、こうした所にもっと留意さるべきと、拙方も思う次第です。
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両論併記 (onecat01)
2018-05-11 22:59:05
HAKASEさん。

 今晩わ。マスコミにしても、読者が侮れないと分かれば、興味本位の記事では、売れないと、気づくはずです。

 ゴシップは、誰もが興味を持ちますし、上手に書けば、売れます。しかし、真面目に物事を見ようとする読者は、やはり、冷静な、両論併記を求めるはずです。

 日本のマスコミは、今後色分けされていくような、気がしませんか。

 ゴシップ専門の、娯楽メディアと、貴方のような、真面目な読者のための、冷静な、両論併記のメディアと、ハッキリ分かれていくのでは、ないでしょうか。

 真面目な人間でも、時にはゴシップも、読みたくなるでしょうし、硬いばかりが人生でもありませんから、その時々で、読者が選択すればよいのです。

 問題は、現在のように、偏向したメディアであるにもかかわらず、あたかも、日本の良識みたいな顔で、偏見と捏造の報道を、発信しているところにあります。

 私はやはり、千葉日報を、興味深く観察しています。この新聞は、努力しています。余生の楽しみが増えました。

 真面目な貴方らしい、真面目なコメントに、お礼を言います。私は、いい加減な人間ですから、真面目な人間を、見抜く力を持っていますので、お世辞ではありません。

 これからも、どうぞよろしく。
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「一億総安倍叩き」を促すメディア (成田あいる)
2018-05-13 17:43:45
「会社員Aさん」の話から、いきなり「事務方トップ氏」へと話が「飛躍」しているようです。
何気ない「駅でトラブル」の話から、「セクハラ疑惑」「官僚叩き」へ持って行こうとする、実に「巧妙」な手口です。

それにしても、「セクハラ罪など無い」発言が、彼らにとっての「炎上」のネタと化している様です。
この発言で、「女性団体関係者」らが速攻で「抗議集会」を開きました。
が、何かあると「待ってました」と言わんばかりに即「集会」や「デモ」があると思います。
「一億総何ちゃら」ではありませんが、マスメディアに関しては「一億総安倍叩き」になりつつあります。
安倍総理が「放送法改正」を打ち出している事も、彼らの「士気」を高めているのでしょう。
各紙とも、蓮舫や辻元某らの「ドヤ振り」をまるで「正義」の如く前面に打ち出しているのですから、「両論併記」もあったものではありません。

「トキオの山口某」は、「新潟の殺害された女の子」にとって代わりましたが、いずれも「騒ぐ」事には変わりません。
昨日の朝日は、「都が『ヘイト事前規制』条例を計画」や「相次ぐセクハラ発言」を社会面で大々的に報じました。
「良識の」朝日までもが、「ゴシップ専門の、娯楽メディア」に成り下がっているように感じます。
が、ネット社会の中、良識ある市民によって、このようなメディアは「淘汰」されると思います。
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国民の良識がマスコミを変える (onecat01)
2018-05-13 19:46:12
成田あいるさん。

 昔は、「マスコミの良識が、国民を変える」、と言われた時期がありましたが、これからの日本では、「国民の良識が、マスコミを変える。」・・と、こうなるのではないでしょうか。

 やはり、日本を変える中心にいるのは、「国民」であり、「名もない庶民」だと、私は最近確信しつつあります。

 左右な過激論から距離を置き、左右の思いも理解し、中庸の意見で物事を見る「国民」が、さらに増えたら、「捏造のマスコミ」は、淘汰されます。

 私が40年来の購読紙だった朝日新聞を、新聞店に断ったように、国民が、偏向の新聞を買わなければ、いいのです。不動産で食いつないでいる朝日は、まだ存続していますが、後何年持ちこたえるでしょう。

 学校の有価物ごみ回収の日、家の前に、新聞と雑誌を束にして、各戸が出します。以前は、朝日新聞の袋を出す家が、たくさんありましたが、あの「売春婦像」の誤報以来、朝日の袋が極端に減りました。

 いつまでも読んでいると、知られたら、近所に恥ずかしいのでしょう。私は、これが、国民の審判であり、国民の力だと思います。

 一番有効なのは、選挙の一票です。反日左翼の野党を拒否し、多少問題があるとしても、国を大切にする政党と、日本を大事にする議員に票を入れる。

 これだけで、獅子身中の虫が駆除され、日本が変わります。私は、これれがネットの力であると、思うようになりました。

 なぜなら、私たちは、金にも、利得にも無縁で、ただご先祖様を大事にし、自分の国を大切にするだけで、何の見返りも求めていませんし、求めようもありません。

 これから20年、30年、50年、100年と、これが続けば、日本は変わります。私が、愛する子供や孫たちに、これを伝えているのは、キザな言葉になりますが、「日本への愛」です。

 ご先祖様を見習えば、こうした言葉になります。

 コメントを、ありがとうございました。
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