少し寒気が緩み、「ねこ庭」のさくらんぼが白い花を沢山咲かせました。優しい日差しを浴びて、光っています。
しかし世間には、明るい話題がありません。
保守政党である自由民主党の議員諸氏が、反日リベラルの石破内閣に母家を取られ、離れ座敷で小さくなっています。
どうして「石破おろし」ができないのかと、「ねこ庭」の疑問が消えません。衆議院に196人、参議院に113人、合わせると309人の議員がいますが、「石破氏の辞任」を求めた議員はたった2人です。
国民を失望させただけでなく、嫌悪されてもいる石破氏の辞任を要求する声が、党内から上がらないのはなぜなのか。声を上げた青山繁晴氏と西田昌司氏の二人に、「ねこ庭」は敬意を表しています。
ところが、その一人である西田氏を冷たく語る評論家がいました。
・もともと西田氏は、党内で浮き上がっています。
え、西田氏の正論が浮き上がっている ? 最初は聞き違いかと思いましたが、最後まで冷ややかな批評でした。
その人の名前は須田慎一郎氏で、テレビにもよく顔を出し金融界に人脈を持つと言われている人物です。偏見のない解説をする評論家と思っていましたので、西田氏への突き放すような口ぶりに意外感を覚えました。
動画の名前を忘れましたが、急いでメモにした一部を紹介します。
・昨日の自民党の参議院総会でいろいろ議論が終わった後、何か他にありませんかと聞かれた時に、西田議員がスッと手を上げて前に出て、石破退陣を迫る発言をしたというんですね。
・さあこれで石破下ろしの号砲が鳴ったのかと考えますと、まあ西田さんという人はですね。自民党の中で一匹狼として知られていて、普通だったら発言をするにあたってですね。
・言ってみれば事前の根回しをし、いろいろな人の賛同を得た上で発言をするというのが、普通の議員だったらするんですね。
・西田氏の場合は、普通の議員と違ったキャラクターがあるので、勝手に喋ったのか、味方がいるのかと、意見が大きく二つに分かれているんです。
・味方がいるのなら、大変な動きになっていることになるんですが、そういう予測のつかないところが西田氏らしく、四万 ( しま ) 憶測を呼ぶんですね。
党内の議員の間で西田氏がどのように見られているかについて、「ねこ庭」には情報がありません。「護る会」の代表をしている青山繁晴氏は、先日の「総裁選」で孤立している様子が伺えました。
大先輩の西田氏が似たような立場にあると知るのは、意外でした。
・そして西田さんは、今年参議院の改選期なんですよ。このまま参議院選挙に突入したら、自公で過半数割れをする恐れがあるという発言をしています。
・石破という看板で選挙は戦えないから、いずれにしても予算成立後には、政局になるんじゃないかと言われています。このまま参院選になったら負けるのではないかという危機意識も充満しているので、そんなら早めに看板を替えて戦った方が良い結果が得られるんじないか、という見方もあるんですよ。
・そういうことを考えると、石破おろしの風が水面下では事実上吹いていると見てもらっていいと思いますね。
・このままでいけば参院選でボロ負けする。ではそうならないためには何か手を打っていかなければならない。となりますとやはり、国民世論の支持を上げていかなければならないことになりますね。
・それには、思い切った景気対策や経済対策をやらなければならない。ところがですね、それをやるための財源がないんですよ。
・ハッキリ申し上げて今の予算の枠内では、残っていて使える予備費が7,500億円くらいしかないんですよ。このしょぼい金額の中で、何ができるのかと、今出てきている案がですね。
乱れたメモの文字を「ねこ庭」の原稿にする作業の中で、発見しました。
「なるほど、須田氏は緊縮財政派の評論家だったのか。」
金融界に広い人脈を持つと言われる氏は、財務省につながる人物だったということが分かりました。それなら西田氏を好意的に語るはずがありませんので、作業を続ける余裕が出てきました。
一回で終わるつもりでしたが、財務省の影が見えてくると話は別です。須田氏のように財務省に好感を抱いていませんので、新たな検討作業を始めたくなりました。
・しょぼい金額でやれるのは、野党から激しく突き上げられている「ガソリン暫定税率」の廃止、つまり減税ですね。
・しかしこれをやったからと言って、自民党は国民の支持を回復できるのか。むしろ逆に、野党から言われて渋々やっただけじゃないかと、せいぜいそんなことではないでしょうか。
・では国民の支持率を上げるため、何か目先の珍しいことをやろうとしてもお金が無い訳ですよね。そうこうしてウロウロしているうちに、期限が来て予算が通ってしまう。
・そうなるとやはり、「石破下ろし」の風が噴き出すと私は見ています。西田氏の発言も、もしかすると「石破おろし」の号砲の導火線になるのかもしれませんね。
緊縮財政派、財務省派の評論家だったと分かりますと、次回のメモの紹介に意欲が湧いてきました。メモの整理を少しして、次回の作業にかかります。財務省派の評論家須田氏が何を喋るのか、興味のある方は「次回」もご訪問ください。
1日も早く、首相はやめて欲しいと思いますが、
自由民主党の議員の間でも、内心そう思ってる人は多いと思いますね。
ただ、実際問題として、石破氏に辞任を迫る事は、そのきっかけが
難しいんでしょうね。
自民党の劣化ぶりは甚だしいですが、
然し私は、この次の選挙で、自民党が大敗することは望みません。
もし、左派野党政権が出来たら、それこそ大変なことになります。
国民民主党は、野党の中では、もっとも健全だとは思いますが、
もうひとつ将来的な展望が見えてこないのが、残念なところです。
自民党の本来の主流的保守派に頑張っていただくしかないとおもいますが、
いろいろ矛盾撞着.葛藤を感じるこのごろです。
腐敗した自由民主党は許せない、かと言って選挙には大敗して欲しくない。
反日の左翼政権になったら、かっての民主党政権の二の舞です。「戦後レジームからの脱却」どころか、日本の崩壊を進めます。
石破氏についても、氏を政権につけた張本人は、岸田、菅、麻生、二階の長老たちですから、問題の大元はここから始まっています。
矛盾撞着.葛藤の日々が、当分続きそうです。「戦後日本史の大河」の流れの中で、国民の正しい選択と覚悟も迫られております。
判断の基準は、2つしかありません。
1. 国土と国民を守るための「憲法改正」
2. 歴史と伝統を守るための「皇室護持」
この基準を無下にする政党と政治家には、一票を投じてはなりませんね。