ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

千葉知事選への新聞報道

2017-03-21 08:44:27 | 徒然の記

 今月の26日の日曜日は、千葉知事選挙の投票日です。ここ数ヶ月にわたり、千葉日報が選挙関連の記事を掲載してきましたが、3月10日の特集が、選挙記事の総まとめでした。

 現職の森田知事に対抗して、三人が立候補し、それぞれを顔写真付きで、説明する記事でした。

 1. 森田健作 (67) 無所属現  「誇りと夢を次世代に」

 2. 松崎秀樹 (67) 無所属新  「県民と元気な県を作る」

 3. 角谷信一 (62) 無所属新  「支え合う暖かい県政を」

 4. 竹浪永和 (42) 無所属新  「政策に困窮経験生かす」

  いつの選挙からか、候補者が政党名を言わなくなりました。「地方政治に求められるのは、住民の豊かな暮らしであり、そこに政党は無関係だ。」と、マスコミが言始め、政党色を消すことが、まるで正しいかのような論調が展開されました。

 こうした意見は大きな間違いで、選挙民へのごまかしにしかならないことが、今ではハッキリしています。これは千葉日報だけの話でなく、どの新聞社も記事はすべて、選挙民の候補者選びに、なんの役にも立っていません。私は本日、一罰百戒のつもりで、千葉日報の記事を糾弾することといたしました。

 10日の千葉日報の記事を読み、誰に候補者の選択ができるというのでしょう。毒にも薬にもならないキャッチフレーズを並べ、言葉の解説をされて、何か選択の指針になるのでしょうか。候補者自身も、政治家であるなら、支援する政党名を明らかにし、自分の立ち位置を明示するのが正しい姿勢です。新聞が、バカの一つ覚えのように「無所属」という隠れ蓑を、候補者に与えてどうするつもりなのでしょう。

 そこでこれまでに得た知識で、今回の知事選候補者たちと、支持政党を明記してみます。

  1. 森田健作氏  自民党、公明党、民進党の県連

  2. 松崎秀樹氏  民進党の一部

  3. 角谷信一氏  共産党 市民ネットワーク

  4. 竹浪永和氏  不明

 私のように反日を嫌悪する者は、候補者と党名を知るだけで、投票の決定ができます。共産党や、民進党が支援する候補者などに、大切な県政が任せられるものかと、即決します。今回民進党は候補者の統一ができず、自主投票となりましたが、消滅する政党に、私は何の興味もありません。

 2月24日に突然立候補し、ポスターも貼らず、選挙カーも使わず、一人で選挙活動するという竹浪氏は、最年少という点を売りにしているのですが、まるで思いつきで政治をするような軽薄さに、私は顔を背けます。

 結局今回の知事選は「不毛の選択」しかなく、現職の森田氏だけが残ります。私には、森田氏に、苦情を言いたいことが幾らもあります。原発災害で発生した、放射能汚染ゴミの処理問題や、経済発展のための成田空港の拡張や、騒音問題など、市町村に丸投げせず、もっと国との間にたち、氏は知事として汗をかくべしといつも思っていました。

 森田氏は、県民や市町村に、あまりにも寄り添わない知事だと批判し、松崎氏がかなりの支持を集めているのは、こういうところでないかと思っています。松崎氏が、反日の民進党から支援を受けていなかったら、氏に投票していたはずです。

 私はもともと、地方議会とか、地方議員とかの見識の低さに眉をひそめています。無節操な記事を書く新聞も、いい加減ですが、県知事や市長にもいい加減な人物が多いと思っています。立派な議員もいるのでしょうが、マスコミが取り上げないので、知る方法がありません。

 私が地方議員を、自民党の議員も含め軽蔑し始めたのは、三年前(H26年)の九月でした。日本を貶める韓国のウソ八百に呼応し、政府に「誠実な対応をせよという要望」を議会決議した地方自治体が、その数なんと、41議会ありました。内訳は、村議会が2つ、町議会が4つ、残り35が市議会でした。

 慰安婦問題で、朝日新聞が記事のねつ造を白状した以後でも、地方議会は反応をしませんでした。なぜかなぜかと疑問にかられ、調べて驚きました。

41件の内35件の決議が、民主党が政権を取った平成21年9月にから、平成24年の間になされていました。決議に至るパターンはどれも同じで、市民団体が騒ぎ、民主党と共産党がこれを取り上げ、公明党が賛成して議会決議をしていました。

 当時は自民党も地方議会で少数派に転落し、数の力で押し切られたのであろうから、屈辱感にさいなまれつつ耐えたのだと思っていましたのに、自民党が政権を取り、朝日が捏造を白状し、社長が交代しても、決議撤回の動きがありませんでした。

 私は、「自民党議員は、地方議会で居眠りでもしているのだろうか。」と、ブログを書きました。国を大切にする議員が、地方にはいないのだろうかと怒りが湧き、強い憤りは、現在に続く地方議員への蔑視となって私の内にあります。

 三年前のブログでも列挙しましたが、長くなっても、この愚かしい決議をした市町村議会名を、怒りとともに再度転記します。

 ・平成20年 (兵庫県) 宝塚市、(東京都) 清瀬市、(北海道) 札幌市
 ・平成21年 (福岡県) 福岡市、田川市、(大阪府) 箕面市、

       (東京都) 三鷹市・小金井 市・国分寺市・国立市、(京都府) 長岡京市、

       (大阪府) 泉南市、(奈良県) 生駒市、(千葉県) 船橋市

 ・平成22年 (埼玉県) ふじみ野市、(千葉県) 我孫子市、

       (京都府) 向日市・八幡市・木津川市、(東京都) 西東京市、

       (岩手県) 一関市 (沖縄県) 今帰仁町、南城市、豊見城市、読谷村、多良間

            町 

       (大阪府) 吹田市、堺市、高槻市、大阪市 (鳥取県) 北栄町
       (北海道) 小樽市、士別市、函館市 (岡山県) 岡山市

 ・平成23年 (埼玉県) 宮代町
 ・平成24年 (京都府) 宇治市、(奈良県) 広陵町

 ・平成25年 (島根県) 島根市、(京都府) 城陽市・宮津市

 そして現在では、大切な日本の土地を、敵対する中国人や韓国人に、平気で売却している県や市があります。目先の金に目が眩み、愛国心を失った、バカな議員がいる北海道、新潟、対馬等々です。沖縄では、島全体を中国へ渡そうとする知事や市長がいます。

 この事実を見れば、「地方政治に求められるのは、住民の豊かな暮らしであり、政党は無関係だ。」という主張が、いかに間違っているのか分かります。朝日新聞やテレビが主張する「地方での政党無用論」を信じていたら、日本という国が崩壊してしまいます。

 マスコミの鏡となって欲しい千葉日報には、一日も早く、この愚かしい選挙報道から卒業することを願いたいものです。国民を愚民化する報道の戦列から、離脱する勇気を持ってこそ、千葉日報社はマスコミの鏡となります。

コメント (4)
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