嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

2022秋 有害図書が届いてしまうw

2022-09-01 19:23:32 | 秋の夜長のすごしかた

みなさま、いよいよ秋めいてまいりましたね。こちら長野県東部は、台風由来の湿気に襲われつつも日没後にはこれまでなかったサワヤカな空気に支配されることが多くなってまいりました。

いよいよベストシーズンの到来でございます。そんななか、

年来のおともだちがやってきて、こんなものを置いてゆかれました。さよう、ロレックスの「ホンキ」カタログ2022版。一見や、冷やかしの客では拝ませてもいただけないヤバいやつです(爆)。

急にロレックスが欲しくなって、地元のデパートの時計売り場に行ってスポーツロレックスを「定価で」注文しようとしても、ハアお客様、なんのことです?といって突っぱねられるのがオチ。

つまり、買う気満々で店頭に出向いたところで、予約すら受けてはもらえず、その場でモノがあれば買えるし、なければまたきてみてくださいね、というはなはだ拠り所のない塩対応。

お友達によれば、何度寄ってみてもナイナイづくしで、埒が開かない、というわけです。人はそれをロレックスマラソンと呼ぶらしいw。

今やロレックスのスポーツモデルだなんて、、各百貨店系列への年間の入荷が一桁に過ぎない、というレベルですから。これはつまりスポーツ系ロレックスを「定価で」買うのはほぼ不可能だ、という意味です。

さよう、コロナ禍の工場稼働停止と、その間にも抜かりなく実施されたモデルへのテコ入れがトップランクのモデル中心におこなわれたことが効きまくってしまい、世界中で在庫が枯渇。

影響で並行輸入の店頭在庫や中古品にもプレミアムがつきまくってしまって、いまやクラシックラインの入門編、oyster parpetualですらとんでもない値付けがされるというロレ市場は新品、中古ともに全体が後世に語り継がれるレベルの「暴騰」中でございますw。

このカタログは、その暴騰ぶりをレーセイに俯瞰するためのバイブル。さよう、定価一覧なのですw。これを有害図書といわずしてなんというのでせう(爆)。

けけっ、そういう中で「定価で」買うことのできた私のエクスプローラ最新型(ジマンタラタラ)。去年のお誕生日に届けていただいたものです。

三越伊勢丹ホールディングス全体での去年の入荷数=8本、だというからたまげるw。このモデルでは10年に一度しかないといわれるモデルチェンジがコロナ禍なのにもかかわらずなぜか行なわれた直後、ということもあってさらに

入手の難易度は高まっていたはずです。そういうなか、運と実力を持っている方のお力添えで手にすることができました。私の宝物ですw。毎日使って、可愛がっております。すでにへこみ、打ち傷、汗、ホコリ、アブラでw非常にカッコ良い状態です(きたな)。

一方で、私のロレックス道の出発点。GMT Master16710。入手からはちょうど30年が経過しました。

このGMTと呼ばれたシリーズはなぜかこのモデルの後継モデルから、ロレックスの先端をゆく装備をまとう役割を担うことになって、セラミックやプラチナの使いのベゼル、さらにエバーローズゴールドなどの素材づかいをするうちにモデルの格がどんどん上がってしまったこと

もあって、旧モデルの格までが爆上がりしたのです。

ちなみに、この次期モデルの現在の相場標準価格は250から400。クルマかよ、とw。

この暴騰のまっ最中、友人との商談のためもあって、興味本位でつい昨日、某時計店にこの時計の買取の査定をしてもらいましたら、なんと130万円より、だというでわありませんかっ!

うへえ、すげー。そんなお値段、聞いたこともないぜ、といって歓喜したのですが、それは今日、売ればのおはなし。

どうしてもスポーツロレックスが欲しくて買う気でいる友人にお譲りして可愛がってもらう。というのは一つの選択肢かもしれませんが、30年も使った古時計を大切な友人にそんなプレミアム盛り盛りの高値で売れるものか、という躊躇もありましてねえw。

いかがです?枯れた感じがいかにも、でしょう(自画自賛御容赦)。

レーセイになって、この時計のコンディションを考察してみると、文字盤の夜光表示がやれていて夜間視認性を重んじるのなら、交換が必要。針の夜光はかろうじて性能を残していますけど、文字盤交換となったら同時に交換することになるでしょう。

プラチナパーツ使用だといわれるこれらの文字盤パーツの交換には少なくとも30はかかることでしょう。

が、夜光塗料にトリチウムという放射性物質を使うこの文字盤に関しては、インデックスの黄変が貴重である、という理由で交換しないのがマニヤのお約束となっておりまして、機能はこっちへ置いといて、このまま使うのがお作法です。

文字盤を最新のルミノバのものに交換した時点で、オリジナルではないという扱いになって、価値爆下がりw。機能のみが戻る、というわけです。

そういうことまで含めた130万円なわけね。ベルトもジュビリーと呼ぶ5連ブレス、オイスターと呼ぶ3連ブレス共に、それぞれが15年以上は使いましたから寿命は近いと思います。

こちらは、支障はなく、時計の金属ブレスレットは、適度な緩みが出ることでフィットを増す仕組みなので、程度問題です。適度に緩んでいる今がベストコンディションか。

30年間というもの、メンテナンスは4年に一度のオーバーホールを欠かさずにここまできました。けれど、時計内部のメカそのものにも、交換部品が必要になってくることでしょう。

オイスターと呼ばれる、防水ケース自体は流石に大丈夫かと思うのですが、それにしてもただの古時計でございます。クルマでいえば旧車、オールドタイマーですねw。

ということは、機能は保たれてはいるが、ギリギリ。この先どう可愛がるのか、というのは現在、持ち主に問われております。

ただひとつ、普段使いの時計はしまい込んではならない、という不文律が自分の中にはございますので、そうなったらとっとと売り飛ばして、次にゆく、というスタンスもキッパリ持っております。

今後、ほぼ確約されているw値上がりに期待しないわけではございませんが(爆)、それも含めて、今後の私のロレックス修行はどう展開してゆくのか、全く楽しみなことでございます。

 

 


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