嗚呼、オーベルジュへの道

長野県佐久市にあるホテル「おいまつえん」CEO兼こづかいさん(爆)の日常

履き道楽2024 ローファーのサイズ感

2024-06-22 08:43:46 | 履き道楽

靴の世界の魅力をローファーで知った、という方も多いのではないでしょうか?私もそうです。画像は、40年履いてるリーガル。当時、八重洲にあったリーガルの半端モノだけを取り扱う専門店で9800円で買った個体です。ガラスレザーのかわいがり甲斐のない仕上げだったのですが、

こいつにワックスを塗りたくってコードバンのように磨き上げてはw一張羅のネイビーブレザーなどに合わせて粋がっていたものです(赤面)。というか、服装の基本は今も変わってねえっすw。

コードバンのローファーも有名なオールデンのウイスキー色に始まり、各色、各コラボ、各ラスト全て試して、長年所有しましたけれど、取り扱いが難しく、カーフのように簡単にツヤ感が得にくかったり、経年変化でみにくいシワが目立つのが自分には合いませんでした。

5年も履けば、全体にくったりとしてしまって、やれた印象が漂います。30年経ってもシャキッとしているカーフとは異次元の素材です。

現在ではとんでもない価格で取引されているようですが、ゼータク品と割り切れば良いのでしょうか?

このリーガルはガラス塗装も割れてきているし、モカ割れと呼ぶ合わせ目が裂けてきちゃってるので靴としては限界なのですが、要補修箇所はなく、スタンバイ体制。GHバスのモロコピーだと揶揄されたモデルですけど、お気に入り。というわけで仕舞い込んであります。

私の自慢は靴を一足も捨てたことがないこと。そりゃスニーカーなどは2年に一度総入れ替えをして捨ててますけど、レザーシューズは馴染んじゃう関係で捨てられないですねえ。馴染む前に売り払ったのは数知れませんけど(爆)。

ガラスレザーもあれば、爬虫類系もある。よりドレッシーなルームシューズのコレクションも一時たまりかけたのですがw、置いておく場所もなくw、やめてしまいますたw。

これまでのグランドトータルでローファー系だけでも30足ほどは経験してきたのでわないでしょうか?そういえば、ドライビングシューズ系も数足あるのですが、いずれにも共通しているのは「歩行に向かない」という事実w。

さよう、ローファーを初めて買ってもらった頃、おそらく高校生あたりだったでしょうけれど、履き口が広いあまり、歩行のたびにパコパコして困った経験ありませんか?なので、小さめのやつに買い換えて、痛い思いをしたり厚手の靴下履いたりw。

レザーシューズが窮屈である、というイメージはここで作られます。ローファーを歩行用と捉えて、タイトなサイズ選びを行なった結果です。

この辺りでレザーシューの硬さや扱いに辟易してスニーカーに走ってしまうと、良し悪しではありませんが、そこが分岐点となります。制服にスニーカーを合わせる習慣ですね。

私、ここで踏ん張りまして、父が履き古した3アイレットのイタリア製プレーントゥをもらい受けて、そいつを履いて登校しておりました。バーガンディの型押しレザーでしたっけ。

毎朝の靴磨きも日課w。毎日履いたので、踵だけ換えても5年ほどで履けなくなってしまいました。当時、オールソールのお金がなかったんですよねえ〜。

当時16歳でしたけど、この頃にレザーシューズの楽しみ方を知った気がいたします。この頃に靴ミガキなんかしてないで、もっとベンキョーしておけば、きっと違う人生がひらけたでしょうに、ねえ〜w。

ローファーの基本はこれです。スリッパと同様な「室内ばき」であると理解すればサイズ、モデルその他の選定が見えてきます。これに気がついたのがつい数年前(爆)。ローファーを歩行用と考えなくなった時点ですばらしい履き物であると納得がいったのです。

歩行用ではありませんから、ギリギリに攻めたフィッティングではダメで、可能ならばドライビングシューズのようなイメージのサイズ選定が理想です。ブカブカってんでは論外ですが。

歩いても室内やご近所がせいぜい。庭先かパーキングエリア内、コンビニまでの移動、くらいのものでしたらどんなサイズでも許容範囲であるということができます。踵さえホールドされていればよい、のでしたら気が楽でしょう?

というわけで、パラブーツランスです。

ものすごく堅牢な造りなのが、一見しただけで伝わってきます。甲に渡してあるベルトの付け根部分のステッチ(ビーフロールと呼ばれます)部分に余裕が持たせてあり、新品時はこいつがギチギチなのですが、履きこむにしたがって伸びて、柔軟性を与える仕組み。

ヒモの締め付けがないぶん、ミカエルよりもさらに難易度高し、となりそうですが、上記のようなコンセプトでサイズ選定を行えばよいのです。そもそもこの分厚くて硬いゴムソールで長距離歩行する自体がムリですってw。

というわけで詳細次号。

 

 


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