だらだら日記goo編

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

東大を歩く

2005-02-19 22:09:54 | 日記・エッセイ・コラム
今日は冷たい雨、休むはずが電話で起こされ人と会うことに、東大の赤門で待ち合わせる。
喫茶店で用件を済ませて、僕は久しぶりに東大の中を歩いてみた。
大学時代は、自分の所属する文学部と食堂と、書籍と図書館くらいしか用もないので行かなかった。
今になって農学部から工学部、文学部、図書館、赤門を経て総合研究博物館まで歩いてみた。
東大病院や浅野地区の先端施設までは行く余裕がないが、ともかく広い、いい運動になる。
それに民間施設も多々あるので、一般の人も特にとがめられることなく自由に闊歩しているのがいい。
東大移転など騒がれるが、これだけの広さの中にある膨大な建物の移転など金の無駄遣いとつくづく感じる。
歩いた後は総合博物館へ。ここにははじめていく。
「メディアとしての建築」の特別展、江上波夫のコレクションなどやっているが展示数に物足りない。
博物館ボランティアに話を聞くと、在校生はほとんど博物館に関心ないという。僕みたいに卒業してから戻ってくる人が多いとか。
正直な話、在学中は美術にまったく関心なかった、本郷から上野まで近いのに惜しいことだ。
展覧会図録は赤門のすぐそばにできたコミュニケーションセンターで売られているがまたここも客がいない。
それにしても地下鉄南北線に東大前という駅ができ、地下鉄大江戸線も本郷に駅ができてアクセスは格段に良くなった。
入試も近いがこのだだっ広いキャンパスで迷子になるなよ、受験生。
さてせっかく東大行ったのだから学問的なことも。
「メディアとしての建築」に関係して、その複数形がmediaならぬmediumsになる場合のmediumの意味は巫女、霊媒だとか。
この展覧会企画をあたためている間、企画者はこの世とあの世をつなぐものとしての媒体のイメージがあったという。
Ouroboros、東大総合研究博物館ニュースからの引用でした。
なお展示は物足りませんが、この図録はとても充実していることを付け加えておきます。