だらだら日記goo編

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展覧会は早めに行かないと

2016-11-20 20:30:12 | 日記
というのは、単独開催の場合、図録が売り切れる事もあるから。
今回もそうで、今日が最終日。
しかし、場所は、東京駅から一時間もかかる平塚で、小田原に近い。
と言って、海が見える訳でもなく、駅から延々と歩かされる。
でもって、館内は飲食禁止とかで、前行った時、ロビーで飲み物飲んでいたら怒られたし、しかも、ここの所、朝昼寒く、裁判もあるので、行く気がしなかった。
このまま、観ずに終わるか、と思ったが、月曜日のパソコン教室も終わり、月曜日に疲れを残しても別にいいので、行ってみた。今日は暖かい。ということも大きい。
平塚市美術館は、香月泰男と丸木位里 俊、そして川田喜久治。
要は、戦争画と写真の展覧会だが、NHKで紹介されたり、この美術館としては賑わったようだ。
でま、図録が売り切れているので、芸術家の言葉が、沢山引用されていたので、それでも。

香月泰男
.黒い太陽を描く理由ー太陽が自ら希望の象徴であることをやめた、ように見えたから。
.雪を描くーシベリヤでは、雪が美しかった。と述べる。
それは、感覚の鋭敏さの為か、何もないところに雪が降るためか?
香月は、周知の通り、零下30度のシベリヤの収容所に送られた。
.死者を羨ましいとさえ思わずにはー。
そういう気持ちになるようだ。

丸木夫妻
第一部、幽霊。第三部、水。第四部、虹。第五部、少年少女。第七部、竹やぶ。第八部、救出。が展示。
第ニ部と、第六部、はどうしたかというと、海外に貸し出されているそうだ。
で、夫妻の、原爆の図。は、第九部、焼津から、第十五部、長崎。まで描き続けられるが、焼津は、勿論、第五福竜丸の出来事なので、広島原爆とは関係ないから一応第八部まで。

こういう絵を見ると辛い。
日本人も酷いことを戦争でやったが、それは、統帥権を天皇から奪った軍部の独走であり、一般民衆は常に犠牲者だ。
魂はあるのかないのか知らないけど、どうしても、極限の事態を前に人は佇むだけ。
やはり、観に来て良かった。