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クイズに出ていたー上野探訪その二

2013-08-03 22:30:36 | インポート
上野その二は、東京都美術館、ルーヴル美術館展。
しかし、ルーヴル美術館展というより、地中海展と名付けた方が宜しい。古代からの地中海に関する資料が沢山出ている。
地中海は、陸地の中の海、とも呼ばれるそうだが、冬場は天候が急変し、危険な海とかすという。そんなとき、船乗りを助けるのが島の存在だ。ロドス島、神様ゼウスの生まれ故郷と伝えられる、クレタ島などなど。
古代の壺には、ゼウスによるエウロペの略奪が描かれるが、これは、後世絵画でもよく描かれることになる。
エウロペはフェニキア王女で、クレタ王を産む。
ヨーロッパという言葉にはエウロペが、入っている。ヨーロッパは、みづからのルーツをフェニキアと考えていたそうな。
で、文字も、楔形文字が、メソポタミアで、誕生し、子音22からなるフェニキア文字が誕生し、そこから、子音と母音のギリシャ語が、誕生したという。
どうでもよいが、タナグラ人形を初めて聞いた。古代ギリシャの小さな都市タナグラで、作られていたが、地中海全域に広まったと。
こんなこと書いていたら全然終わらないから、はしょりまして、カルタゴが出てきたり、クレオパトラが出てきたり、クレオパトラの子孫が、アルジェリアに新しい都市シェルシェルを開き、ヘレニズム文化がそこに花開いたり、十字軍が起こったり、まあ文明の興亡をみる。
で、題にしたクイズにというのは、まだ、キャンペーン生活、の難しいクイズをやっているのだが、その中で、この絵は何を表したものか?という問題があって、僕は初見の絵で、わからなかったのだが、なんのことはない、この展覧会に展示されていた、ヴェスビオ火山の噴火だ、この絵の前にきて、ああ、クイズに出ていたーと思ったものだ。
総じてこの展覧会は、絵は少ない。クレオパトラが蛇に自分の乳房を噛ませて自殺する絵とか、リオタールという、イギリスの視察団の一員として加わり、オスマン帝国の首都の国際性に魅せられ、オスマン帝国に留まり、絵を描いた風変わりな画家とかー。
しかし、この展覧会の白眉はルーヴルから、出たことがないという作品、アルテミスー通称ギャビーのディアナ、であろうか。
絵ではなく彫刻、彫刻というと、ミロのヴィーナスを思い浮かべるが、これは、来ない。
ミロのヴィーナス、は、競技場を守る神々の一人だったという。
で、展覧会は、ナポレオンが出て、19世紀オスマン帝国のパノラマ画で、おわる。
よくいろいろ集めたことよ。
しかし、クイズに正解出来ていれば、クオカード5000円貰えたんだけどなー。