これを作品のリクリエートというのだそうだが、まあ単純に複製画だ。
銀座の松坂屋の裏の小さなビルの中に出来たのが、フェルメールの複製を集めた、フェルメールセンター銀座。
Takさんの出版記念パーティーのビンゴで招待券もらったので行ってみるが、まあフェルメールが描いた作品を年代順に全部複製しているので、分かりやすいことはわかりやすい。
しかし受付で音声ガイド、二種類あって、作品半分は500円で作品全部は1000円で等と商売も上手い。
作品には解説は一切ついていないので、音声ガイドに頼るしかない。
フェルメールがまず描いたのは、マリアとマルタの家のキリスト、次は二世紀のローマの聖女プラクセデスでまあ絵画の伝統的主題から始めたことがわかる。
フェルメールらしさが出るのは、窓辺で手紙を読む女あたりから、光りの表現がでる。
まあフェルメールと言えば、手紙であり楽器である。
文化村の展覧会も手紙に焦点を充てた展覧会だった。
風景画、デルフト眺望。フェルメールの生きたデルフトは、南北に1,5キロ東西に一キロしかない小さな街だった。
フェルメールはそこで、宿屋と美術商を経営する両親のもとに生まれた。
さて、展示に戻ると、有名な真珠の耳飾りの少女、モデルは家のメイドだそうだ。
題名、少女という作品もある。これはフェルメールの娘を描いたものという。
最後の方は、ヴァージナルの前に座る女とか、ヴァージナルの前にたつ女とかだが、フェルメールは晩年は財政難で、いかにも生気に乏しくなるのが複製画でもわかる。
フェルメール作品と別れると下の階に降りるが、こちらの方が僕は興味深い。
この展覧会を仕掛けたのは美術史家ではなく、分子生物学者の福岡さんという人だが、顕微鏡の父と言われる、レーウェンフックという人に注目する。
この人とフェルメールは同じ年にデルフトで生まれた。
そしてレーウェンフックは、顕微鏡観察のスケッチは画家に頼んだ、と書いている。
福岡さんはこれが、フェルメールではないかと推測するのだ。
実際、分子生物学者がなぜフェルメールにのめり込むのか不思議だったが、図録によると、レーウェンフックを通してフェルメールに出会ったと福岡さんは書いている。
なかなかスリリング、新しい証拠となる文書が待たれる。
まあ一見の価値はある美術館だ。
銀座の松坂屋の裏の小さなビルの中に出来たのが、フェルメールの複製を集めた、フェルメールセンター銀座。
Takさんの出版記念パーティーのビンゴで招待券もらったので行ってみるが、まあフェルメールが描いた作品を年代順に全部複製しているので、分かりやすいことはわかりやすい。
しかし受付で音声ガイド、二種類あって、作品半分は500円で作品全部は1000円で等と商売も上手い。
作品には解説は一切ついていないので、音声ガイドに頼るしかない。
フェルメールがまず描いたのは、マリアとマルタの家のキリスト、次は二世紀のローマの聖女プラクセデスでまあ絵画の伝統的主題から始めたことがわかる。
フェルメールらしさが出るのは、窓辺で手紙を読む女あたりから、光りの表現がでる。
まあフェルメールと言えば、手紙であり楽器である。
文化村の展覧会も手紙に焦点を充てた展覧会だった。
風景画、デルフト眺望。フェルメールの生きたデルフトは、南北に1,5キロ東西に一キロしかない小さな街だった。
フェルメールはそこで、宿屋と美術商を経営する両親のもとに生まれた。
さて、展示に戻ると、有名な真珠の耳飾りの少女、モデルは家のメイドだそうだ。
題名、少女という作品もある。これはフェルメールの娘を描いたものという。
最後の方は、ヴァージナルの前に座る女とか、ヴァージナルの前にたつ女とかだが、フェルメールは晩年は財政難で、いかにも生気に乏しくなるのが複製画でもわかる。
フェルメール作品と別れると下の階に降りるが、こちらの方が僕は興味深い。
この展覧会を仕掛けたのは美術史家ではなく、分子生物学者の福岡さんという人だが、顕微鏡の父と言われる、レーウェンフックという人に注目する。
この人とフェルメールは同じ年にデルフトで生まれた。
そしてレーウェンフックは、顕微鏡観察のスケッチは画家に頼んだ、と書いている。
福岡さんはこれが、フェルメールではないかと推測するのだ。
実際、分子生物学者がなぜフェルメールにのめり込むのか不思議だったが、図録によると、レーウェンフックを通してフェルメールに出会ったと福岡さんは書いている。
なかなかスリリング、新しい証拠となる文書が待たれる。
まあ一見の価値はある美術館だ。