だらだら日記goo編

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またまとめて更新

2009-01-09 23:12:01 | インポート
正月七日は更新しないと決めていたので正月観た展覧会をまとめて更新します。

Bunkamuraミュージアム「ピカソとクレーの生きた時代」
出品している美術館K20はクレーの作品を一括購入してできた美術館。
ピカソより、クレーのまとまった展示に唸る。
クレーは最後にまとめて展示してあるので時間配分が必要。
クレーは1914のチュニジア旅行で、色彩に開眼したという。
対象を決めて描くのではなく、描いてみてそこに何が見えるか?を重視したという。

府中市美術館「第四回府中ビエンナーレ トゥルーカラーズ」
七人の若手が出品している。一番面白いのは
唯一の映像作品雨宮庸介。
五つの部屋がありそこを舞台に映像がながれる。
観客はその五つの部屋に入って映像をみる。
つまり、流れている映像は観客が身を置いている五つの部屋とまるで鏡に映ったような同じ構成の部屋。
映像の人が電気のスイッチを入れるとこちらの部屋の電気もつく。
不思議な空間、けど二階に上がるための階段は危なっかしいぞ!

三井記念美術館「国宝 雪松図と能面」
これは音声ガイドを借りた、ひたすら能面だけにしぼった音声ガイド。
能面とは中間表現で喜怒哀楽を出さない、役者の動き次第なのだとか、べしみと飛出な面は口の開け閉めで阿吽をなすとか面白い。
赤鶴という人が面打ちの祖といわれるが、能の源流は猿楽で、翁舞は能より古く、翁面には農耕儀礼の面もみられるとか。で、その面打ち春日という人は神格化されているそうだ。
損次郎という人が亡くなった妻をしのんで打った若い女の面、オモカゲもいい。
重要文化財登録で、三井の能面の研究がすすむだろう。

さて、サントリーの蒔絵とか、会期終了の近い展覧会もおおい、体の許す限り動きたい。