来年の初春に、故広松渉さんの修士論文がほんになるそうだ。
カントの「先験的演繹論」がその題名。
なんとあの広松さんがカントもやっていたとは。
思えばこの人は宗教哲学を除けば、哲学と名のつく領域はありとあらゆるものを論じられた。
駒場では科学哲学に属していたが、科学哲学に納まりきらない人だった。
学問の細分化というが、広松さんはあの世で今の学者を笑っているだろう。
カントの「先験的演繹論」がその題名。
なんとあの広松さんがカントもやっていたとは。
思えばこの人は宗教哲学を除けば、哲学と名のつく領域はありとあらゆるものを論じられた。
駒場では科学哲学に属していたが、科学哲学に納まりきらない人だった。
学問の細分化というが、広松さんはあの世で今の学者を笑っているだろう。