昨日、5月17日の朝、下のようなトンボの羽化後の抜け殻を、池から80cm位はなれたところで、発見しました。
毎年、大量に羽化している「シオカラトンボ」にしては全長26mmと、ちょっと小ぶりです。また、「シオカラトンボ」の場合、そのほとんどが池にあるハスの葉の裏側で羽化します。なのに、池からちょっと離れたところで羽化しています。ですので、「シオカラトンボ」以外のトンボのものと考えられます。もう少し追跡調査をして、その正体を突き止めていきたいと思います。
そして、下の写真は学舎の前の道端にいたカメムシ目の「ヨコヅナサシガメ」です。以前、「下田の森の自然観察」のときに教わったことがあったので、憶えていました。外来種だそうで、もともといた在来種を駆逐しているそうです。そう聞くと、ちょっと憎らしくも思えてきます。
そして、写真にはありませんが、最近の学舎の昆虫たちで感じるのは、普通のアゲハチョウ(キアゲハ)が非常に少ないことです。その代わり、この辺で最近目立つのは「ナガサキアゲハ」という、もともとは九州地方にしか見られなかった種類のアゲハチョウです。
普段の仕事に気をとられていると気づきませんが、ちょっと目をやると、身の回りの昆虫たちの様子が少し変です。
『ぬるま湯に入れられた蛙は最初気持ちがよくて、うとうとしているそうです。そして、だんだん熱くなってきて・・・、しまったと気づいた時には、既に「ゆで蛙」となっていて、逃げ出せない。』という寓話があります。
われわれ人間もそんなことのないように、もう少し、身近な生き物たちの様子を真剣に観察したほうが良いかもしれません。(話が脱線してしまいました。ごめんなさい。)
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