昨日、一昨日紹介した「過冷却実験」を空き時間をつかって行ないました。
手順書に書かれたとおりに、マイナス7℃~8℃くらいの冷却水をつくり、実験を行ないました。
しかし結果は氷筍つくりには程遠い状態となってしまいました。
手際が悪かったこと、室温が高すぎたことなどいろいろありますが、最大の原因は「冷却水」つくりに、冷蔵庫の氷をそのまま使ったことが大きかったようです。
手順書には出来れば「雪」、そうでなければ「カキ氷」を使うように示してありました。
その理由がわかったような気がします。
塊のまま使ったので、冷却水に入れた氷の塊が、中を通るチューブに直接触れます。
そうするとその部分だけ他の所よりの温度が低くなりすぎ、その部分の水が凍ってしまったようです。
また、冷却水の温度がすぐに上昇してしまったため、塩を足し、中をかき混ぜたことも原因の一つと考えられます。
水がマイナス2℃くらいになったにもかかわらず、液体のままでいるのは、そおっと、そおっと冷やしていくからなのに、冷却水に足した塩を溶かすために中をかき混ぜてしまいました。
当然このときチューブにもその振動が伝わってしまっていたはずです。
このかき混ぜが、寝た子を起こしてしまったようです。
チューブのどこかが凍ってしまったらしく垂れなくなってしまったチューブの出口です。↑
このように、一回目の実験は見事失敗に終わってしまいました。
しかし、この失敗こそが大切な実験の一部です。
本当は子ども達と「あーでもない。」、「こーでもない。」
「何が駄目なんだろう?」、「じゃ、こうやって見ようか?」などと対話しながらイベントが出来ればいいのだけれども・・・・。
とは言え、とりあえずは、事前実験で成功例を確認しておかねばと思います。
どうせ事前実験で成功したとしても、本番では諸条件が少し違ってくるので、一回は失敗してしまうと思います。
そのとき、上に書いたような会話が交わされた後、2回目或いは3回目くらいで成功してくれればと思います。
(まだ一度も成功もしていないくせに、「取らぬ狸の皮算用」にならぬよう頑張りたいと思います。)
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