「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

九九特訓、酢卵、マグデブルグの半球実験など。

2015-11-22 18:50:50 | 学舎

ここ1週間くらいの「学び舎」の様子を報告します。

 

 一つ目の報告は、小学生を対象とした「九九」試験の話です。

学び舎には現在小学2年生が一人おります。

その2年生がちょうど先々週くらいから「九九」の学習に入りました。

来るたびごとに各段の暗唱時間を測定して、2の段から9の段までの「九九」の定着を図っています。

 

そんな2年生の励みになってもらおうと、先輩たちに「九九暗唱」のお手本を見せてもらうことにしました。

 

すると、7の段とか8の段で、時間がかかりすぎたり、頓珍漢な「九九」を展開してしまう生徒が見受けられました。

そこで先日、小学生全員に「九九の2~8の段を59秒以内で暗唱」という試験を行いました。

緊張のためか4人の子が一回目不合格となりました。

そんな子には家で練習をしてきてもらいました。

おかげさまで2回目にはほぼ全員が59秒以内での暗唱をクリアーしてくれています。

 

2つ目は超簡単な実験のお話です。

先日「エッグドロップ実験」で使った卵がそのままではもったいないので、恒例の「酢卵」実験を行いました。

お酢の力で1週間ちょっとで殻がほとんど溶けて、こんな状態になりました。

(今回は卵の中の気体の量がいつもより多い気がします。)

ぷにょぷにょの卵の感触をみんなに楽しんでもらっています。

 

また、毎回音読している「なぜなぜ探検隊」の中に、「空気の重さ」に関連する話が出てきたので、昔買った「マグデブルグの半球」実験装置を使って、空気の重さを体感してもらいました。

こんな小さな装置なのですが、2つの半球をくっつけ中を真空にすると、大人の力でもこの2つをはがすことができません。

 

同じく、空気の重さを知ってもらうため、こんな実験もしました。

ロウソクとコップと水、火をつける道具さえあればできます。

 

これからも出来るだけ「実験」などを行って、楽しく学習をしていきたいと考えています。

 

ここ一週間ほどの学び舎のようすでした。

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「頭でっかち」ではなく「実践力」を兼ね備えた人が好き。

2015-11-22 11:45:51 | 学舎

現在、「森の学舎」外のポスターに『「頭でっかち」から抜け出そう!』という合言葉を掲げております。

“おかさん”は「頭だけ良い人」、「知識だけ豊富な人」で、「物事を自分の頭で考え、やり抜く実践力を持たない人」が大嫌いです。

会社生活時代にいわゆる「頭でっかち」な多くの新人と出会い、その思いが強くなりました。

なので、学び舎では、「頭もよく、しかも、実践力もある人」になって欲しいとそれなりに活動をしているつもりです。

 

・・・・・・。

でも、そんなことを言っている“おかさん”自身が、「大の頭でっかち」状態にあることを今回ある作業を通じて思い知らされました。

それは、11月28日(土)に開かれる「一日体験プレーパーク」で設置を予定している「竹滑り台作り作業」でのことです。

「頭でっかち」その1は、竹の重さのすごさを知らなかったことです。

昨年の「竹ドームつくり」や今年の「そうめん流し台つくり」でいやというほど、太い生竹の重さを体感しているはずでした。

しかし、それは1本単位の重さで、これが9本になったらどうなるのかという想像はできていませんでした。

 

「頭でっかち」その2は、理科で習う「動滑車」の使い方とその威力のすごさを知らなかったことです。

『「滑車」を使うと、ものを持ち上げるのに必要な力が半分で済む。』ということは知っていました。

しかし、実際の現場で「滑車」をどのように組み合わせればよいかなど、全く見当もつけられない状態でした。

ましてや、今回、「W滑車」で、必要な力を4分の1にする組み合わせなど、初めての経験でした。

 

しかし、今回の「滑車」を使った作業を目の当たりにしたことで、今後は事前に「滑車の組み合わせ方」などを調べたりすることで、「滑車を使った作業」を実践する力が備わったような気がします。

 

「学び舎」で大切にしてきた、「経験・体験・体感すること」の重要性を改めて認識させられたような気がしました。

 

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