今日、知的Gameで「挟み将棋」を行いました。縦か横で相手の駒を挟み込んだら、相手の駒が取れるという、とてもシンプルな遊びです。
今日は初めてだったので、相手の注意不足によりどちらかが勝利するというパターンが目立ちましたが、グループ対戦で結構盛り上がっていました。
みんなが何回か経験をつんでGameに慣れてくると、中には相手の動きを読んで、1駒取らせて2駒なり3駒を取りに行くなど、高度な手を使い始める子が出てきます。意外に奥が深いGameです。今後のこのGameの展開がどうなっていくのか楽しみです。
そして、今日はこのGame終了後、参加人数も少なかったので急遽「回り将棋」を行うことにしました。
50代以降の方ならご存知の方も多いと思いますが、「金」の駒4枚を将棋版の上で振って、出た目の数だけ板の周りを進んでいけるという遊びです。誰かが、どんどん出世していって「王」になったらおしまいとう奴です。
今日はこの「回り将棋」が、ふたを開けてみると、子ども達に一番の人気でした。なぜなら、子ども達が大好きな、少し下品な言葉がたくさん飛び出す遊びだからです。
たとえば、4枚の「金」の駒を板上で振ったとき、一枚でも板の外に落ちたら「おしっこ」といって、その人は全く先に進めません。また、振った駒が重なってしまうと「クソ(うんち)」といって、出た目の数だけ後戻りしなければなりません。まずは、この「おしっこ」とか「くそ(うんち)」という言葉が子ども達には新鮮で面白いようです。
四隅にあるのが4人それぞれの駒です。この状態からGameが始まります。そして、真ん中が振った4枚の「金」の駒です。↑
また、一周するたびに、持ち駒の位が上がりますが、位が上位のものが、位の下のものを追い抜くと、下のものは死んでしまいます。なので、遊びの中で、野蛮ではありますがあいつを「殺す!」などという物騒なことばが飛び交います。
このほかにも「屁」といって、位の下のものが上位者のすぐ後ろについた時は、上位者の「屁」によって一つ後ろに飛ばされたりもします。この「殺す」とか「屁」とか言う呼び名のルールも子ども達に馬鹿受けです。
「金」の駒が縦に立つと10、横に立つと5、寝ていても字が書かれている方が上なら1、と数えて、その合計得点分だけ、自分の駒を前進させることができます。上の図は17点です。↑
などなど、子ども達が大好きなことばがたくさん登場します。このほかにも、「おんぶ(対戦相手の上にちゃっかり乗って移動する)」だ「戦争」だというルールなども、子ども達には楽しいようです。
ただ、この遊びは、「知的Game」向きではない(全くのお遊びな)ので、ある程度流行らせたら、放課後、子ども達だけで遊んでもらえるように、もっていきたいと考えています。