「森の学舎」の日々のできごと

学習塾「森の学舎」の日々のできごとや、“おかさん”の感じたことなどをつづっていきます。

シーシュポスの神話

2007-06-08 11:30:36 | Weblog
今朝も近くの林の中を犬と散歩しました。1周7~8分くらいで歩ける、起伏に富んだ道を5周しました。健康維持のためと言うのが第一の理由ではじめましたが、何を考えるでもなく、独り言をぶつぶつ言いながらの散歩は気分のよいものなので続けています。

木々の緑をめでたり、林の中を駆け抜ける風に興味を持ったりしながら、色々な止め処もないことを頭に浮かべながらほぼ毎日歩いています。

そんな今日は、昔読んだカミュの「シーシュポスの神話」を思い出しました。上っては降りる、降りては登るを繰り返す様は、まるで神の怒りを買い、永遠に続く罰を与えられてしまった。シーシュポスのようだなと思いました。そんな無意味に思える行為を5周も繰り返している“おかさん”を、わが犬は恨めしそうに見ながらしぶしぶ付き合ってくれました。


<参考>「ウィキペディア」フリー百科事典では「シーシュポスの神話」を次のように紹介しています。

「シシュポスは罰として、タルタロスで巨大な岩を山頂まで上げるよう命じられた。岩はゼウスが姿を変えたときのものと同じ大きさといわれる。シシュポスがあと少しで山頂に届くというところまで岩を上げたところで、岩はその重みで底まで転がり落ちてしまうのである。これが永遠に繰り返されている。」

コメント
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