温故知新No2

静岡県の牧之原市から、盆栽、野球審判、蕎麦打ち、おやじバンド、その他徒然なるままに、ブログしています。

中学野球練習試合

2007-09-24 21:34:46 | 野球審判活動

昨日は久しぶりに地元中学へ。

まだ暑さは残るが、絶好のスポーツ日和。

榛原中学と本川根中学のダブル。第一試合の結果は2対1と榛原中学が勝利。

現在のエースが投げ、何とか榛原中学が勝ったが、点差の割には、結構大雑把な試合。両チームともエラーが多いながら、一方走塁ミス、バント失敗などがあり、決めていれば簡単に加点されていたところを、両チームとも凡ミスが続き、点につながらない。そして試合時間が長引く。

今、3年が抜け2年が主体の時期は仕方がないか!?

今後の楽しみもあるが、一方、地元審判員としてはいまからマナー、ルールを教えなければならない。しかも、試合に影響がない範囲で、その場で注意する。あるいは、試合後、気になった選手にアドバイス。あくまでも、審判としての範囲で。

ところで、この時期、野球の大会は真っ盛り。

高校野球では、東中西部の地区を勝ち進んできたチームでの県大会が行われている。

また、その審判員の派遣も県下から割り当てられ、私の地区からも、精鋭が行くこととなった。先般も書き込んだが、今当地区で一番乗っている審判員が静岡球場へ。

ところが、この審判員にとって、どうもこの土曜は厄日だったようだ。

審判員は、途中何があっても球場には余裕を持って入れるように、早めに家を出る。

そして、この審判員、仮に「しがないS藤審判員」としておこう。S藤審判員も早めに出たつもりであった。

しかし、途中、日本坂のパーキングに立ち寄ったあたりから様子がおかしくなっていったようだ。

用を済ませ、いざ車に乗ろうとしたら、エンジンがかからない。バッテリーが上がってしまったのだ。いまどき、バッテリーが上がること自体が珍しいが、よりによって大事な県大会の審判に出かけた途中でこのような事態となった。

急きょ、同僚を呼び、何とか無事に球場に着いたのだが、災いは、これで終わりではなかった。

まず、この日は地元で、県下の還暦野球大会が行われていて、結構審判割り振りに支部の審判長は頭を痛めていたのである。

しかし、S藤審判員は、なんとか還暦野球大会のほうは他の同僚審判員に任せ、高校野球に行くことになったが、それを審判長に言わずに行っていた。

そこで、パッテリー上がりで同僚を呼んだことが、審判長に耳に入り、それが高校野球の審判に向かっていたことがバレル結果となった。

まあ、別にバレルとかバレないとかの話ではないのだが、審判長にひとこと言って高校野球のほうへ行けば、審判長も何も言わないのだが、この日はだいぶご立腹の様子。

S藤審判員は、さらにこの日の災いの3つ目をこうむることになる。

それは、行った先での試合が、延長15回引き分け再試合となったのである。

東海大翔洋高校と掛川西高校の名門校同士の試合。それでなくても試合巧者の両チーム、審判も気を抜くことはできない試合。

試合時間が何時間かかったか分からないが、おそらく3時間を超すゲーム。しかも、その審判メンバーは、そのまま翌日に再試合を引き受けることに。

また、翌日の試合も、9回裏土壇場でサヨナラとなる、白熱ゲーム。

私なら、当にへたばっている。しかしそこは、地元が誇る精鋭審判員。何事も無かったように、粛々と審判をこなす。

S藤氏にとって今回の厄日は、おそらく今後忘れることのできない記念日であっただろう。

P1010005_10 (写真は本文とは一切関係ありません。単にいただいた栗を茹で上げた写真です。)

S藤氏をかばうわけではないが、彼はいたってまじめな地元優良企業の優秀な社員であり、また一家の大黒柱として子供たちも健やかに成長している。

しかし、災いというものは、えてしてそんな良好な環境の一寸の落とし穴に忍び寄るのかもしれない。

彼の災いがこちらに感染するとは決して思わない。しかし、当分無意識のうちに彼との接触を控えているかもしれない。

もしそんな態度が現れたら、S藤審判員ご指摘ください。

お疲れさまでした。。。

コメント (1)
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