田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

K.G.F:CHAPTER 1(K.G.F: Chapter 1)

2023年11月09日 18時41分09秒 | 日記

KGF Full HD Movie

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Nishanth Gt

 1951年、スーリヤワルダンはコーラーラ近郊で金鉱(KGF)を発見し、採金ビジネスに乗り出す。全てを一族で管理して巨万の富を築くいっぽうで、労働者は外部から遮断された環境で奴隷のように働かされ、苦しい生活を強いられていた。同じ年にスラム街でひとりの少年が生まれる。少年は唯一の身内であった母を10歳のときに亡くし、生き残るためにマフィアの下で働き始める。ロッキーと名乗った少年は、マフィアの世界でのし上がっていく。やがて最強のマフィアとして恐れられるようになったロッキーは、ボスからKGFの実質的な支配者であるスーリヤワルダンの息子を暗殺するよう指令を受けるのだが...。(filmmarks ウェブサイトより)

 

 

<2023年10月25日 レンタル鑑賞>

 今回のインド映画は「サンダルウッド」と呼ばれるカンナダ語の映画です。主演は、サンダルウッドの”ROCKING STAR”ことヤシュ。やや長髪、髭面のその面持ちは、一歩間違えると”むさくるしいおっさん”なのですが、そこは、これでもかと言うほどの押しの強さと不思議なオーラで、カッコよく見えるのです。不思議な感じがしました(笑)。劇場では「1」と「2」が同時上映されていたのですが、行けなかったので、レンタルでまずは「1」から。

 1951年、コーラーラと言う街で金鉱が発見されます。もちろん支配者は独占。大きな大きな門扉を作り外の世界との接触を絶ち、労働者を寄せ集めて来てはこき使い、死ぬまで働かせます。と言うより、役に立たなくなったら殺してしまいます。その人数は膨大で、子供もいて、ちょっとした街のようです。しかし、いったんここに連れて来られると、もう外には出られません。映画では明示されていませんでしたが、やっぱりカーストの低い人々をかっさらってきてるんでしょうね。

 主人公のロッキー(ヤシュ)は、スラム街で生まれ、極貧に育ちました。しかし、唯一の身内だった母親(ロッキーを10代で産んでいる)を10歳で亡くし、その後はマフィアの下で働いています。そして、「死ぬときは大金持ちの支配者になって」という母の言葉を胸に、野望と押しの強さでのし上がっていくのです。極貧だったけれども、精一杯愛してくれた母親のことは忘れません。ここは、ロッキーがバカでかい車に乗るようになってからも変わらず、子供を抱いた母親の前では停車し、落とした荷物も拾います。「一番の勇者は母親だ」と言って。

 めきめき頭角を現したロッキーに、ある依頼が舞い込みます。難攻不落の金鉱コーラーラのコミュニティに潜り込み、今起きている跡目争いに乗じて、後継者の長男を殺害せよと言うのです。”その他おおぜい”に紛れて門の内に入り込んだロッキー。最初こそおとなしく観察していますが、労働者(奴隷とも言う)に対するあまりな仕打ちに怒り爆発。おとなしかった奴隷たちも、眼光鋭いロッキーに従うようになり、団結し始めます。そして、血で血を洗う抗争の火ぶたが切って落とされる・・・。

 しかしこの映画、かなり乱暴です。主人公と言っても、ロッキーもかなり悪い奴で、そりゃ何もないところからのし上がってゆくのだから平穏には行かないだろうけれど、それにしてもあまりに狂気な映画でした。残酷描写も。R15+?3時間近い映画が、すさまじい暴力場面の連続なので、正直少し疲れました。もちろんヤシュはにこりともしません。すごい映画だったなぁ、と思います。「2」があるのが最初からわかっているので、もちろんラストは「つづく」なのですが、次回作でもヤシュは強さと野蛮さ、男くささ満載なんだろうな。多分見るけど。

 

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