田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ハイ・ライズ(High-Rise)

2016年08月25日 07時40分23秒 | 日記

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 トム・ヒドルストン主演で、「太陽の帝国」「クラッシュ」で知られるSF作家J・G・バラードによる長編小説を映画化。フロアごとに階級が分けられ、上層階へ行くにしたがい、富裕層となるという新築タワーマンション。このコンセプトを考案した建築家アンソニーの誘いで、マンションに住み始めた医師のロバートは、住民のワイルダーと知り合い、マンションの中で起こっている異常事態を知ることとなる。「マイティ・ソー」シリーズのロキ役で知られるヒドルストンがロバート役を演じるほか、「ドラキュラZERO」のルーク・エバンス、「運命の逆転」のジェレミー・アイアンズ、「アメリカン・スナイパー」のシエナ・ミラーらが出演。監督は「ABC・オブ・デス」「サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド」のベン・ウィートリー。(映画.comより)

 

 

 

 奇異な映画でしたね~。一緒に行った娘曰く「”ロブスター”並みに不可解」、本当にその通りです。いや。まだ「ロブスター」のほうがなんとなく理解できたかも。

一応、お話の筋はこうです。

ロンドンにほど近い高層マンション群は、高名な建築家アンソニー・ロイヤル(ジェレミー・アイアインズ)によって設計されたおしゃれなハイライズ。喧騒から切り離された別世界、各戸はラグジュアリーな内装や抜群の眺望を誇り、敷地内にはスーパーマーケット、プール、銀行、医療施設、小学校などありとあらゆる設備が揃います。毎夜開かれるパーティにセレブな隣人。あなたは最高の人生を送れるでしょう・・・。こんな感じのマンションが舞台で、そこに主人公のトム・ヒドルストンが越して来ます。おしゃれなスーツ(誰のスーツなのかなぁ。知りたい)を着こなした医師のトムはしかし、紳士な見かけによらず誘われたパーティには、まめに顔を出してゆきます。日夜繰り広げられるバカパーティには、他の住人シエナ・ミラーやルーク・エバンスなどがいます。そして突然起きる停電。なんでもあると思っていたセレブたちは騒然とします。しかし、それは上階に住むセレブたちが電気を使いすぎたために起きたもので、下層に住む「金持ちではない住民」たちの不満が爆発するのでした。

とまぁ、こんな感じなのですが、映画の中ではただただみんながバカ騒ぎしているばかりで、話の筋なんてよくわからないのです。後からウェブとか読んで「そうなのか」と思う程度で。

その世界観はシュールで無機質。みんなどうやって収入を得ているのかと思うほど、周りも無機質。すべてがマンション内で完結するのに、このバカ騒ぎはなんなんだろう。よくわかりません。

設計者が住む最上階は、あんなに高いところにあるのに、美しい庭や乗馬場(!)まであってものすごく不自然。妻は当然精神疾患。みんなこれだけ裕福なのに、日夜享楽にふける。いや、裕福だからか。貧乏人にはうらやましい限り。私も遊んで暮らした~い(笑)。

ともかく、場面はかなりエグいし汚いし。結局何を言いたかったのか。何も言うつもりがなかったのか。単に私がバカなのか。よくわからない映画でした。

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