田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール(God Help the Girl)

2015年08月22日 07時58分55秒 | 日記

 

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 スコットランドの人気バンド「ベル・アンド・セバスチャン」のフロントマンを務めるスチュアート・マードックが初監督と脚本を手がけ、2009年リリースのソロ・アルバム「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」をミュージカル映画化。スコットランド、グラスゴー。拒食症で入院している少女イブは、ひとりきりでピアノに向かって作曲する寂しい毎日を送っていた。そんなある日、病院を抜け出してライブハウスを訪れた彼女は、アコースティックギターを抱えた青年ジェームズと、その音楽仲間キャシーと知り合い、3人で一緒に音楽活動を始める。「エンジェル・ウォーズ」のエミリー・ブラウニングがヒロインをキュートに演じ、「ウィークエンドはパリで」のオリー・アレクサンデル、テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」のハンナ・マリーが共演する。物語を彩る70年代風のポップなファッションや音楽にも注目。(映画.comより)

 

 

 

 かわいい。かわいすぎる。主演のエミリー・ブラウニング(役名:イヴ)は、「エンジェル・ウォーズ」に続く”精神病院”モノ。少しエキセントリックな風貌がそうさせるのかも。冒頭、歌いながら病院を抜け出し、ライブに行く(ここでもう一人の主演の青年ジェームズに出会う)など自由にしている様は、とってもかわいくてうらやましいもの。しかし、勝手に抜け出していいはずはなく、探していた看護婦さんたちに個室に入れられてしまいます。でも、自分も少し具合が悪くなっていたイヴは、おとなしく個室でしばらくを過ごし、徐々に元気になってゆきます。

そんなある日、やっぱりイヴは病院から脱走してしまいますが、主治医(女医)が彼女の音楽の才能を認めていたこともあったのか、しばらく野放し(?)にしてもらえたようで、物語のメインはここからです。

ジェームズを頼るイヴ。そこから仲間のキャシーとも出会い、ちょっとしたバイトをしながら、3人は自由気ままな青春を謳歌します。彼女たちがまたかわいい!70年代ファッションかなんか知らんけど、いつもポップでかわいい格好をしているし、しぐさのいちいちもなんだかかわいい。

メガネ男子のジェームズも、とても魅力的。映画自体は夢物語だから、現実的なこと(そんな自由な生活資金はどこから得ているのだ、とか、(イヴは)見かけによらず案外男たらしなんだなぁ、とか)さえ言わなければ、楽しめます。

舞台はスコットランド。ずぅ~っと広がる風景も美しい。グラスゴーなどの街並みもおしゃれ。

こうやって、ただただ好きなことに時間を費やして過ごせれば、いいだろうなぁ。彼女たちはかわいいから、得することもいっぱい。若いころをこんなふうに過ごせれば、楽しかっただろうなぁ。

大きな野望を持たないジェームズに、イヴが「レコードを出せればそれでいいの?その上、もっとビッグになってたくさんの人に聞かせたい、とかっていう夢がないわけ?」と言う趣旨の発言をする場面で、彼が「それのどこが悪い。僕は自分がレコードを出せればそれで満足だ。形として残るのだから」と答えるシーンが新鮮でした。若いのに、悟りを開いてるのね(笑)。

最終的には、主治医のすすめと尽力で、ロンドンの音楽大学に入れるイヴ。バンドも将来有望です。

でも、どんなに天真爛漫な3人でも、これから現実が待ち構えるのでしょうね。映画はその前に終わるから、まさに夢物語。そのほっこりしたかわいさを楽しむ映画です。

それにしても、スコットランドは魅力的だったな。何年か前に一度行ったことがあるはずなんだけどな・・・。あんまりピンと来なかった。残念。

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