田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

善き人に悪魔は訪れる(No Good Deed)

2017年07月29日 18時03分46秒 | 日記

 逃亡中の凶悪犯を自宅に招き入れてしまった主婦が体験する恐怖を描いたサスペンススリラー。アトランタ郊外で、夫や2人の幼い子どもと暮らすテリー。ある嵐の夜、夫が留守中の自宅に、近所で自動車事故を起こしたという男コリンが電話を貸してほしいと訪ねてくる。親切心からコリンを迎え入れるテリーだったが、彼の正体は移送中に脱走を図った殺人犯だった。狂気の殺人鬼役に「パシフィック・リム」「マンデラ 自由への長い道」のイギリス人俳優イドリス・エルバ。子どもたちを守るため決死の戦いに挑む母親役に「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソン。エルバが主演をつとめるテレビシリーズ「刑事ジョン・ルーサー」のサム・ミラー監督がメガホンをとった。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2015/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2015」(15年5月16日~6月26日)上映作品。(映画.comより)

 

 

 

 録画鑑賞。「電話を貸してくれないか」と言って訪ねてきた、一見紳士的で礼儀正しい男性が、実は凶悪犯だった(しかも、なぜかいつも雨が降っている)・・・と言うと、”聞き飽きた話”って感じがしますが、実はラストで予想外な展開を見せます。

凶悪犯を演じるイドリス・エルバも、見栄えもするし、「仮釈放聴聞会」で「自分がチャーミングなことを知っていてナルシストだが、本当に反省しているかどうかわからない。むしろ凶暴性は消えていない」と言われるシーンがあるのですが、さもありなんという感じです。嵐の夜に、こんな紳士的な男性が電話だけ借りて外で待ってたら、私も「まぁ中で待ちませんか」と言ってしまうかもしれません(笑)。

また、(将来有望な仕事を持ちながら、出産を機に)専業主婦になったタラジ・P・ヘンソンは、何につけ非協力的な夫に失望しており、また夫も「父親の誕生日だから」と一人で泊まりがけで出かけてしまう感じです。タラジの、独身貴族の親友が訪ねてくることになっていて、そんな安心感もあったのでしょう。で、彼女が予定通り来てくれたことにより、イドリス・エルバの正体は早々にバレてしまうのですが、そこからはわりと矢継ぎ早に物事が起こります。が、体格的にも優に勝っているはずのイドリスは、タラジを殺さないんですね。ここがミソです。

タラジも結構強くて(なんたって子供が二人もいるから必死です)、イドリスも痛い思いをします。でも、このラストは予想できなかったなぁ。びっくりしました。長ったらしい邦題はどうかとも思いますが、楽しめたと思います。

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