オチャサイズのブログ

お茶の効能を運動に取り入れたエクササイズです。

剱岳  その頂へ 「 Q登」

2014年09月15日 | ヤマノボリ

北陸道の小矢部インター付近では大雨に見舞われたけど、
なんとか 剱岳 登山の出発地点となる馬場島に到着しました。
ここはキレイに整備がされていて、登山の基地の他にもハイキングやキャンプ場として親しまれています。

「早月尾根」
標高750Mの馬場島から一直線に、2,999M の剱岳山頂に至るルート。
標高差が2249Mもある超体力コースで、富士山の御殿場コース(2,336M)に次ぐ長さだそうです。
所要時間は8~9時間(片道)、よほどの健脚でないと日帰りはできません。


小雨が降る中、行くべきか迷ったけど一瞬顔をだした月に促されて出発です。
(予報は晴れだったので雨具を持ってこなかった) ← 山をナメ過ぎ・・・ あとでエライ目に。

 
登り始めてイキナリの急登! 体がまだ慣れていないのですぐに息が乱れます。
下から見上げた剱岳(早月尾根)を思い浮かべ、これがずっと続くと思うとゾッとする・・・

未知の道? なのでペース配分今一つかめず、松尾平までをグングン登っていきます。

 
30分ほど急登を登り切ると、標高1,000Mの松尾平に到着。
そこで、ガマカエル? がお出迎えしてくれました。
こんな大きなカエルを見たのは久しぶり。


辺りはだいぶ明るくなってきました。
標高1,000Mを超えると、大きな杉の木が目立ってきます。
かなりの老木で、貫禄があるその姿を眺めながら登ります。

 
木の根っこに足を掛けながら登って行きますが、濡れているので非常によく滑ります。
道と言うよりも、木の間を進んでいる感じ。
雨具がないので ポツポツと落ちてくる雨に今ひとつテンションが上がらない?


ふー  標高1,200Mに到着。
走れば30秒ほどで進む距離も、山だと30分以上かかっちゃいます。 

そう考えると山はやっぱ手強いですね!


1,200Mを超えても、相変わらず急な樹林の中を進んでいます。
う~ん 道(木)がどんどん悪くなって登り難くなってきた・・・

ちょと足を止めると虫がわんさか寄ってくるので、序盤は急登と虫との闘いです。
次に来ることがあれば、虫よけも必需品! 


標高1,400M通過。


この辺りはしばらく平坦な道が続くので、足の疲れをとるのに丁度いい・・・


ふーー  標高1、600M通過。
標高200Mごとに標識があってとても親切なんだけど、場合によっては絶望に変わる。
帰りがまさにそうでした・・・

 
一旦平坦になったと言え、またすぐに急な登りが始まります・・・
白山の観光新道が可愛く見えますね。

それにしても止むことのない小雨が気になる・・・


標高1,800Mを通過。

約1,000Mの標高差を登ってきました。 
雨が本格的に降り出したら下山しようと思っていますが、霧雨なので判断に迷って精神的にも参る。

 
この辺りまで来ると樹林帯を抜け、大きな岩が目立ってきた。
・・・とは言え、急な登りには変わりありませんがね。


ひーっ   標高2,000M到着。

休憩場所の早月小屋まで1キロ・・・ ここまで誰に会うことも無く登ってきました。
ただでさえ登山客が少ないルートなうえ、今日は雨ですからねぇ・・・

不安が入り混じったこの孤独感がたまらなく好きだ。


そして、池塘(ちとう:湿原の泥炭層にできる池沼) の側を通過。

 
ここは、小屋手前の丸山に続く急な登り。
ロープがあったりと、相変わらず歩き難い道を進んでいますが、登っても登っても先がまったく見えない。


そして、ガスの向こうにようやく早月小屋が見えてきました。


馬場島を出発して約3時間30分、休憩場所の 早月小屋 に到着です。
白山ならとっくに頂上に着いている頃(時間)だわ。

残り約3,0Km ・・・ しばらく休憩して、ここからが本番! 岩の殿堂に挑みます。(つづく)
それにしても雨が嫌だー・・・(キモト)

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