写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

木工教室

2005年02月28日 | 木工・細工・DIY
 出かけようとして玄関のドアを開けたとき、ひとりの婦人が丁度立っていた。「子供会からお願いにきました。今度、木工教室で先生をやって頂けないでしょうか」と、突然の依頼を受けた。

 私が、「工房『木馬』」という手製の看板を掲げて、趣味でカントリー木工をやっていることを知っていたようだ。

 聞いてみると、半年先の夏休みの行事を早くも計画し始めているらしい。何人来るか分からないが、対象となる子供の数は50人くらい、実習時間は午前中の3時間だという。

 腕も技術も素人の範疇なので、引き受けることを少しためらった。しかし、子供たちのお父さん役が務まればいいのではないかと思い引き受けることにした。

 計画を立てる時間は充分にある。お母さん方とよく相談し、やるからには子供達の思い出に残るような教室をと考えている。学生時代に家庭教師をして以来の先生役である。孫に相当する生徒と会話が成立するのか、基本的なところが問題かもしれない。

 子供達に先がけて、春休みを前に早くも夏休みの計画を開始しなければいけない羽目になった。

 腰を引かずにノコを引き、身を削らずに木を削り、気を揉まずにキリを揉み、手を打たずに釘を打つことが果たしてみんな出来るかな。
    (写真は、木工道具「4種の神器」)

1 コメント

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Unknown (きよこたん)
2011-05-07 10:55:48
子供たちのお父さん役、素晴らしいです・・。
私も、近々里山・・・の何とかで、竹筒で炊くご飯やります。
少年自然の家の担当の方に、火加減の方は「おんぶに抱っこです。
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