ここ5日間は、ウッドデッキの補修工事を朝から夕方まで奥さんと2人3脚で汗をかきかきやっている。床板を全部はぎ取ってみると、6本ある大引きの内4本は取り替える必要があることがわかった。
そこまで仕事を終えた時、「お父さん、外枠はしっかりしているので、しばらくは床板を張らないままでいいじゃないの」と奥さんから提案があった。言われてみると、家の床面から90㎝も低い地面である。そこにテーブルと椅子を置いてコーヒーを飲んでみると、都会のビル群の谷間にあるオープンカフェでお茶をしているような気分になってきた。
そんなこともあって、しばらくは床板を張らずに、アウトドアを楽しむ場として活用することにした。家の中から立ったままでこの場所を見ると、地面は2.5m下に見える。いつぞや、ある芝居小屋の舞台で見た奈落を思い起こさせる。
奈落と言えば地獄のことであるが、我が家ではここを「オープンカフエ」と呼んで活用することにした。この場所への出入りするには階段がを作らなければいけない。早速、解体した床材を活用して階段を作ることにした。
頭の中で設計図と工法は直ぐに決まるが、加工するとなると、それなりに時間がかかるが、暇人の時間つぶしにはもってこいのひと時となる。汗はたっぷりと出る。水の補給は欠かせない。夕方には快い疲れが出る。お陰で夕飯はうまい。
「十分に体を動かしているので、フィットネスクラブなんかに行かなくてもいいわね」と奥さんもはまり込んでいるDIYで、今日もあっという間に過ぎていく。