写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 瀬戸内の岩国から…… 
  茅野 友

「四境の役」冊子紹介

2015年09月04日 | 四境の役

 9月4日の中国新聞の岩柳版に、「四境の役知る1冊 地元の史跡や背景を紹介」と題して、先日作った冊子を紹介する記事が掲載された。

 2週間前、今年の3月から編集して冊子にした「四境の役」を、中国新聞の岩国総局へ持ち込み、、総局長へ「来年は四境の役後150年という切りのいい年を迎えるに当たって、こんな冊子を作ってみました。新聞社として何か節目の特集などをする予定などありませんか。

 1600年、天下分け目の関ヶ原の戦いで徳川幕府は始まりましたが、岩国のおひざ元で1866年に起きた四境の役・芸州口の戦いは、徳川幕府が終焉し、明治維新につながったという大きな戦いでした。こんな近くで起きた戦いを、岩国市民に知ってもらい、数ある埋もれた戦跡を訪ねて、先見の明ある長州人の進取の気性に触れて欲しいと思っています」と言って紹介しておいた。

 それから1週間が経った頃、若い女性記者から電話があり、作った冊子について取材してもらったものがこの記事である。私は歴史の専門家ではなく、ずぶの素人である。岩国市史や大竹市史、和木町史やネットの情報を寄せ集め、歴史に疎い私でも理解できるように「四境の役・芸州口の戦い」を軸にして戦いが起きた背景から戦いの様子、その結果に至るまでを編集したものである。

 岩国に住んでいながらは四境の役のことなどほとんど知らなかった。この冊子を作って初めてあらかたのことを知り、戦跡や史跡も巡ってみた。歴史に名を残したこの戦いの跡を、岩国に住んでいる皆さんも是非訪ねてみて欲しく思いこんな冊子を作ってみた。

 この冊子は出版はしませんが、読んでみたい方がおられましたら、メールでお送りいたします。