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俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

「小松 弥助」

2006年12月21日 02時41分09秒 | 時系列でご覧ください
昨日、大学時代にお世話になった先輩ご夫婦が寿司を食べるためにわざわざ京都から金沢にやってきた。
お目当てを聞くと昼は「小松弥助」さんで、夜は「みつ川」さんに行くとのこと。
さすが口の肥えた観光客。行くところが渋すぎる。

ということで、せっかくだから一緒にと、本当に久しぶりに「弥助」さんへ。

小松にあったときからその名前は知る人ぞ知る全国区だったけれど、ここ数年その名声は高まるばかりで、予約を取るのも随分大変になってきているらしい。
とのことだったけれど、なるほどと納得の味と接客に、本当に感動。



とにかく久しぶりにお会いした森田さん(というべきかも知れないけれど、ここはやっぱり)弥助さん、本当にお元気そうで、小松でご商売をされていたときと違って一人ですべてをこなしている分、表情も随分穏やかになられて、ニコニコと笑顔で仕事するその姿は本当に素敵だった。

それにしても75歳にして「仕事の7割」を占めると語る仕込からすべてお一人でやりとおしているかくしゃくぶり。

そして肝心の寿司はといえば、例えば「銀河系一美味しい」とか銀座久兵衛の先代が「自分で食べに行きたい寿司屋」と指名した云々とか様々な評判もどうでも良いくらい、とにかく素晴しい、素晴しすぎる。
その美味しさを具体的にうまく伝えきれない自分の語彙の少なさと表現の貧しさが恨めしい程。



とにかくシャリが口の中でほろほろとほぐれていってネタとともに混ざり合って醸し出す何とも言いようのない世界。
3枚に下ろして細切りにして胡麻とともに握られ塩が振られた烏賊に始まって、とにかく何を食べても美味しいったらありゃしない。
特に「これも寿司だから」と白い器で供された山芋のとろろと鮪のづけと生ウニが酢飯の上にわさびとともにのっている創作系の寿司もびっくりしたし、昆布の上で軽く焼かれた穴子、巻物のうなきゅう、そして圧巻だったのは「これを食べないと来た甲斐がない」と薦められたネギトロの手巻き。なんでこうも違うものかというくらいもうもう堪りませんでした。

いやはや、思い出すだけでも頭の中が鮨!寿司!すし!
昔はここまで感動しなかったのは、こちらの不徳の致すところだったのかと、強く強く後悔。

毎月とは言わないけれど、せめて季節ごとには是非とも通いたくなる「弥助」さん。
金沢に住んでいる喜びを久しぶりに感じさせてくれましたのだ。







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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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こんにちは♪ (ミチ)
2006-12-22 20:23:50
弥助さんにはよく行きますよ~。
大将も少しお年を召されたのか、あまり商売商売という感じでもなくなってきたようで、夜の営業は全面的にやめられるそうです。
その代わり昼~夕方は定休日無しで営業されると聞きました。
弥助さんに代わるお寿司屋さんを探していますが(笑)、最近は乙女寿司もお気に入りです(ちなみに今日も友人とランチを・・・)

地元ネタで恐縮ですが、ラーメンの神楽がうどんやさんとして再オープンですね。
花輪が出ていたので、今週末くらいから営業でしょうか。
あそこのご亭主もこだわりの人ですから、きっと美味しい讃岐うどんを提供してくれると信じています(笑)
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神楽 (nikidasu)
2006-12-23 10:18:17
■ミチさん

さすがミチさん。やっぱりご存知ですよね。
夜の営業はもう既に完全にやめられたそうです。
弥助さんの代わりは難しいと思いますが、明倫高校近くの「めくみ」さんは
かなり美味しくてオススメです。
あと「みつ川」は行かれました?

それと「神楽」の驚愕の転進。
もともと蕎麦屋をやりたがっていた主人の宮本くん。
何故やめたのか訊いたところいろいろ事情を教えてくれましたが、
まさかうどん屋とは、本当びっくりデス。
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志の助 (somalimama)
2007-01-03 17:56:31
明けましておめでとうございます。

弥助さんの所で働いていた『志の助』さん
小松からが金沢の入江に移転するようです。1月13日オープン。年賀状を頂いて驚いたり、喜んだり!

野々市の『めくみ』美味しいですね。
『すし追』は手頃な値段で安心して食べられますよ!
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すし追 (nikidasu)
2007-01-04 14:34:09
■somalimama さん

あけましておめでとうございます。

えーっ、そうなんですか。
1月13日といったらもうすぐですね。
噂のとろの炙りを食べてみたいです。

あと『すし追』さんは、ネタが木箱に入っている美味しい鮨屋さんの中では
とびっきりリーズナブルとか、話だけはよく聞くので、行きたいと
思いつつ、実はまだ行ったことがありません。
是非行かねば、ですね。
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