こういった映画と出会うためにせっせと映画館に通っているのかもしれないと、大袈裟でなく本気でそんな風に思うほど観ていて気持ち良い映画だった。
舞台はフィンランドの街・ヘルシンキにある和食の食堂。
そこで出会う3人の日本人女性のそれぞれの関わり方がとにかく素敵だ。
小林聡美扮するサチエさんは何故一人で食堂やっているのかあえて具体的な説明がないところに加え、そんな彼女がひょんなこと(というか、ガッチャマン)で知り合った片桐はいり扮するミドリさんが突然涙しても理由を聞くこともなく、そんなミドリさんもまた急に美味しくなったコーヒーを飲んで「美味しい」と言いながらも「何故?どうして?」と問うことがない。
こうした適度な距離感のとり方が、ヘルシンキの街の雰囲気ともとても似合っていて、すっかり気に入ってしまった。
そしてとりたてて大きなドラマがあるわけでもなく、淡々たる日常を描いているだけのように思えるけれど、「コーヒーは人にいれてもらう方が美味しい」というエピソードと「おにぎりは人に作ってもらうのが一番美味しい」と言って年に2度だけおにぎりを作ってくれた父親の姿が重なり合うところや、「人にはそれぞれに本人しか分からないことがある」、「人はずっと同じではいられない。みんな変わっていくもの」といった決してお仕着せがましく感じない魅力的な言葉の数々。
それらがちょうど「真面目にやっていれば、そのうちうまくいくでしょう」という、気負いのないかもめ食堂のスタンス同様、この映画そのものの在り方に反映されていて、とってもナチュラルで、このままずっと観ていたくなる気持ちにすらさせられる本当に居心地の良い映画だった。
そして個人的には「転校生」以来のファンにとって、久々小林聡美の魅力全開の演出にも本当に二重丸。
とにかく春先からあちこちで延々と上映されているこの作品、観て後悔することは決してないはず。機会があれば是非是非、強く強くオススメ!
今日の1曲 “ クレージーラブ ” : 井上陽水
「クレージー・ラブ」と言えば、ヴァン・モリソンでしょと思いつつも、ここはやっぱりエンディングで流れるこの曲を。
もともとはアルバム『EVERY NIGHT』からの先行シングルだったこの曲、山口百恵の現役最後のオリジナルアルバム『This is my trial』(80年)の中に「Crazy Love」として収録されてもいるとのこと。
いかにも陽水!といった曲で、曲だけ聴くと映画の世界とは全く結びつかないように思えるけれど、劇場ではこれが思いのほかしっくりきたりもしました。
舞台はフィンランドの街・ヘルシンキにある和食の食堂。
そこで出会う3人の日本人女性のそれぞれの関わり方がとにかく素敵だ。
小林聡美扮するサチエさんは何故一人で食堂やっているのかあえて具体的な説明がないところに加え、そんな彼女がひょんなこと(というか、ガッチャマン)で知り合った片桐はいり扮するミドリさんが突然涙しても理由を聞くこともなく、そんなミドリさんもまた急に美味しくなったコーヒーを飲んで「美味しい」と言いながらも「何故?どうして?」と問うことがない。
こうした適度な距離感のとり方が、ヘルシンキの街の雰囲気ともとても似合っていて、すっかり気に入ってしまった。
そしてとりたてて大きなドラマがあるわけでもなく、淡々たる日常を描いているだけのように思えるけれど、「コーヒーは人にいれてもらう方が美味しい」というエピソードと「おにぎりは人に作ってもらうのが一番美味しい」と言って年に2度だけおにぎりを作ってくれた父親の姿が重なり合うところや、「人にはそれぞれに本人しか分からないことがある」、「人はずっと同じではいられない。みんな変わっていくもの」といった決してお仕着せがましく感じない魅力的な言葉の数々。
それらがちょうど「真面目にやっていれば、そのうちうまくいくでしょう」という、気負いのないかもめ食堂のスタンス同様、この映画そのものの在り方に反映されていて、とってもナチュラルで、このままずっと観ていたくなる気持ちにすらさせられる本当に居心地の良い映画だった。
そして個人的には「転校生」以来のファンにとって、久々小林聡美の魅力全開の演出にも本当に二重丸。
とにかく春先からあちこちで延々と上映されているこの作品、観て後悔することは決してないはず。機会があれば是非是非、強く強くオススメ!
今日の1曲 “ クレージーラブ ” : 井上陽水
「クレージー・ラブ」と言えば、ヴァン・モリソンでしょと思いつつも、ここはやっぱりエンディングで流れるこの曲を。
もともとはアルバム『EVERY NIGHT』からの先行シングルだったこの曲、山口百恵の現役最後のオリジナルアルバム『This is my trial』(80年)の中に「Crazy Love」として収録されてもいるとのこと。
いかにも陽水!といった曲で、曲だけ聴くと映画の世界とは全く結びつかないように思えるけれど、劇場ではこれが思いのほかしっくりきたりもしました。
だから、今日もコーヒーを飲むために街に出かけるのです(笑)
スタバでもドトールでもいいのですが、時には老舗の喫茶店などにも行きますよ。
nikidasuさんおススメの喫茶店などありますか?
私もオススメ喫茶店、教えていただきたいです。
私の場合は珈琲と炒飯が人にしてもらった方が美味しい…自分が下手くそなだけですが。
コメントありがとうございます。
オススメ喫茶店ですか。うーむ。
最近とんとご無沙汰ですが、柿木畠の「ヒッコリー」
茨木町の「泰山木」、近江町と県庁近くににある
「チャペック」とこの3店がオススメですかね。
あ、それと最近行って良かったのが、駅西のAPA
の近くにある「ソロ」。もともとは内灘にあった
「オーク」というお店が移転して去年オープンした
らしいのですが、ここのアイリッシュコーヒーには
結構感動させられました。
と、以上金沢喫茶店ガイドでした(笑)。
金沢でも老舗喫茶店ですよね?
そういえば、かつて3Fにあった「ラストサマー」には随分お世話になりました・・・あの雰囲気が好きだったのになぁ。
金沢喫茶店ガイド・・・ぜひそちらに伺ったときの参考にさせていただきます♪笑
珈琲、人に入れていただくと、インスタントもなんとなくおいしく感じてしまうこの頃です。
一日何杯も飲んでますから、もう舌が麻痺してますが。苦笑
私は後味すっきり酸味があるほうが好みです
昔の話なので白状してしまいますが、実はその3階
にあった「ラストサマー」を名付け親でもあった
「もっきりや」の平賀さんから譲り受けて、5年ほ
ど他の仕事と掛け持ちしながらやっていた時期があ
ました。
ちょうど「スターウォーズ」の1作目が公開された
頃から「家族ゲーム」あたりの時期でした。
時期的にかぶってますか?
人に何かされることって嬉しいものですが、特に
コーヒーは人に淹れてもらったほうが遥かに美味
しいですよね。
それにしてもコーヒーマシーン全盛の今、ネルド
リップでコーヒーをたてるお店はめっきり少なく
なってしまって残念。
個人的にはネルでたてた、たてたてのコーヒーに
勝るものはないと思うのですが・・・・。
ちなみに「もっきりや」は数少ないネル派です。
以前せせらぎ通りの喫茶店メニューにアイリッシュを見つけ入ろうとしたらお休みでした。
「もっきりや」ではなぜか珈琲を飲んだことがなく
ウィルキンソンのジンジャーエールにはまってしまった…。今度マチに出ることがあったら試してみます♪
お酒が飲めないので一人ではなんとなく「もっきりや」は入りづらく、私は「チャペック」派で~す。
くるデスね。いいな~。
あ、TB有難うございます!感想アップしてなかった(汗)!
慌てまスた(ペコリ)
あ、陽水の新しいCD、すこぶる良かったデス。
マーケティングもバッチシ、季節物、大人物。
結構、歌詞(本人作詞作曲がGOOD)ぐっとくるかも…ですけど(苦笑)