俺の明日はどっちだ

50歳を迎えてなお、クルマ、映画、小説、コンサート、酒、興味は尽きない。そんな日常をほぼ日替わりで描写

今だからこそ文庫本を @ 「 オー!ファーザー 」 by 伊坂幸太郎

2014年07月23日 12時47分21秒 | 時系列でご覧ください

例えばバス停や駅のホームでバスや電車を待っているとき、例えば病院や銀行で順番を待つとき、あるいは踏切や交差点でクルマが進まないとき、そして電車やバスの中などなど、そういったシチュエーションで、自分を含めてついついスマホを見てしまうことって以前より多くなっている気がする。

ただ、それってやっぱり見た目も相当不気味だし、意味のない行為であることが多い ( もちろん電子書籍なんていうのもありますが… )。

そしてそんな中、これが例えば飛行機や電車を使って仕事で出かけるとなると、まとまった時間が取れるということもあるんだろうけど、俄然、本読むことが多い。

というわけで、それならばと、先日ちょうどタイミング良くユキエちゃんが本を貸してくれたこともあり、スマホを見る時間を使って細切れに本を読んでみることにしたところ、( 当然のことながら ) こちらのほうが断然楽しいことを、今さらながら再認識。

とにかく、貸してくれた伊坂幸太郎の「 オー!ファーザー 」、これがまさに新聞に連載されていた小説だということで、ちょうどそんな風に読むのにお誂え向きだったこともあり、1日数ページから数十ページといういい加減なペースで読んでも、楽しいことこの上なし。

ただ、作品そのものは、どんどん話が膨らみ期待感が募る序盤から中盤にかけての伊坂幸太郎らしいストーリーテリングの上手さはさすがだったけど、如何せん、終盤のあまりにご都合主義的な大団円ぶりには、苦笑せざるを得ないというか、例によって詰めの甘さが気になってしまったのであります。ゴメン



ちなみにこの作品、先ごろ映画化されたらしいけれど、こちらもまたキャスティングがいささか微妙だなぁ W

ともあれ、それはそうとして、スマホではなく文庫本をさりげなく読むメガネ女子を見かけたら、心がグッとくるであろう、そんな予感のおっさんの夏であります(笑)



今日の1曲 “ 夏なんです ”  :   はっぴいえんど

そして夏と言えばやっぱりこの歌、ですね!



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