1998年12月に開館し、この12月19日に目出度く15周年を迎えたシネモンド、その節目をみんなで祝おうということで、祭日だったおとといの月曜日に【 ファンファーレ・ロマンギャルド生演奏付き無声映画上映会 】 + 【 開館15周年パーティ 】 が行なわれ、喜んで参加させてもらった。
シネモンドのあちこちには、いかにもといった飾りつけが施され、何だかワクワク気分。
そして、いろんな人が気持ちを書き込んでくれたメッセージボードを読むにつけ、この映画館がいかに多くの人たちに愛され続けてきたのか改めて実感。
当日は山野市長も来てくれたので、せっかくなので歴代支配人3人と記念撮影
そして幾度となくチケットもぎりしてもらった受付も、いつになく華やかな雰囲気
15年という決して短くはない時間、この劇場が存在し続けているのは、やはりこうして劇場に足を運んでくれる人たちのおかげであることは言うまでもないですね。
レフ・クレショフによる奇想天外なコメディ『ボリシェヴィキの国におけるウェスト氏の異常な冒険』はファンファーレ・ロマンギャルドの生演奏付きで上映。
パーティではワインとともにこんなデリ弁も用意されていて、ホンワカムードでした。
トータルで 2,000本を超えるというこの15年で上映した作品を3人が遡って振り返るところを見ていると、この劇場の街に対して果たした重みを感じずにはいられなかったけど、出来るなら作品をもう少し絞ってでも、何本かの映画への思いを聞きたかったかも…(笑)
そのあとクイズ大会なども行なわれ、和やかな雰囲気の中、会は進行していったのですが、これをひとつの経過点として、今後どんな風にシネモンドがあり続けるのか楽しみでもあり、不安なところでもあったりするのです。
ニューヨークで、“ VIDEO KILLS THE MOVIE ” という言葉を聞かされてやがて 35年、
映画ファンの養成学校的存在だった「名画座」は多くの街からその姿を消し、また「アメリ」あたりで隆盛を極めた所謂「ミニシアター」のブームもすっかり消え去り、東京のそういった映画館すら観客動員が長期低落傾向に向かっているという現実。
そんな中での映画館の運営はなかなか大変かも知れないけれど、だからこそ頑張ってほしいと思うし、もちろん今一度、映画館で映画を観るという楽しみをより多くの人にさらに知ってもらいたいし、そのためには観る側もちゃんと足を運び、そうした頑張りに応えなあかんやろなと、強く強く思う次第です。
ということで、まずは只今絶賛上映中の前田敦子主演の山下敦弘監督作品、「もらとりあむタマ子」を是非、是非!
今日の1曲 “ These Days ” : Jackson Browne
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