もちろん一緒くたにするわけにはいかないけれど、昔々、東大生歌手だった加藤登紀子が獄中の元全学連委員長・藤本敏夫と獄中結婚したなんてことがあったよなぁ、な~んてつい思い出してしまった究極の「恋愛映画」。
冒頭ぶらぶら散歩しながら「こんにちは」と道行く人に挨拶していた豊川悦司が突然、たまたま鍵がかかっていなかった家の家族3人を殺害する惨劇シーンからずっと続く緊張感には感心させられたけれど、なんだろう、どこか腑に落ちないというか、違和感を感じてしまい、映画そのものに馴染んでいけなかったのだ。
殺人を犯したあと、自ら名乗り出てマスコミを集めて薄ら笑いを浮かべての逮捕劇をテレビで見て、瞬時に自分との共通項を見出し、あたかも「自分探し」がごとく恋愛へとのめり込んでいこうとする小池栄子の心情は共感せずとも理解可能ではあるけれど、その孤立感を描く陳腐な会社での演出、あるいはあまりに饒舌に自らの境遇を語ってしまう長台詞。
親の不在に事件の遠因を求める時代風潮に迎合したかのような設定。
伏線なしにいつの間にか小池栄子に必要以上に思い入れをする仲村トオルの唐突にも思える一方的過ぎる恋愛感情。
そして、あまりに投げっぱしの感が強い、無理矢理な(と個人的には強く思えてならなかった)ラストシーン。
このシーンを持ってして、タイトルに結びつけることに対し何ともあざさを感じてしまい、こうした異常な恋愛のスペシャリストであり同じような題材の映画も撮っているキム・ギドクならどう撮るんだろうとつい思ってしまったのであります。
今日の1曲 “ 接吻 ” : Original Love
「接吻」と言えば、やはりこれでしょうということで、」映画のテイストとは真逆ながら田島貴男率いるオリジナル・ラヴの最初にして最大のヒット曲である93年リリースのこの曲を
追記
今日シネモンドへ別の作品を観にいった際、支配人の上野くん曰く、実はこの作品、観た人はすべて高く評価し、私は唯一の否定派だと聞かされ、そういった意味でも機会があれば是非とも見てほしい作品ではあります。
しかしなぁ~、うーむ(苦笑)。
冒頭ぶらぶら散歩しながら「こんにちは」と道行く人に挨拶していた豊川悦司が突然、たまたま鍵がかかっていなかった家の家族3人を殺害する惨劇シーンからずっと続く緊張感には感心させられたけれど、なんだろう、どこか腑に落ちないというか、違和感を感じてしまい、映画そのものに馴染んでいけなかったのだ。
殺人を犯したあと、自ら名乗り出てマスコミを集めて薄ら笑いを浮かべての逮捕劇をテレビで見て、瞬時に自分との共通項を見出し、あたかも「自分探し」がごとく恋愛へとのめり込んでいこうとする小池栄子の心情は共感せずとも理解可能ではあるけれど、その孤立感を描く陳腐な会社での演出、あるいはあまりに饒舌に自らの境遇を語ってしまう長台詞。
親の不在に事件の遠因を求める時代風潮に迎合したかのような設定。
伏線なしにいつの間にか小池栄子に必要以上に思い入れをする仲村トオルの唐突にも思える一方的過ぎる恋愛感情。
そして、あまりに投げっぱしの感が強い、無理矢理な(と個人的には強く思えてならなかった)ラストシーン。
このシーンを持ってして、タイトルに結びつけることに対し何ともあざさを感じてしまい、こうした異常な恋愛のスペシャリストであり同じような題材の映画も撮っているキム・ギドクならどう撮るんだろうとつい思ってしまったのであります。
今日の1曲 “ 接吻 ” : Original Love
「接吻」と言えば、やはりこれでしょうということで、」映画のテイストとは真逆ながら田島貴男率いるオリジナル・ラヴの最初にして最大のヒット曲である93年リリースのこの曲を
追記
今日シネモンドへ別の作品を観にいった際、支配人の上野くん曰く、実はこの作品、観た人はすべて高く評価し、私は唯一の否定派だと聞かされ、そういった意味でも機会があれば是非とも見てほしい作品ではあります。
しかしなぁ~、うーむ(苦笑)。
それにしれも♪
「接吻」=オリジナル・ラヴっすよね~!
カラオケで「接吻」歌ってる回数・日本一
いや、世界一(自称)のちえぞでした。
プンプンでありました。
実は設定が驚くほど似ているキム・ギドク作品が実際にあるそうで、
何とかしてみたいものです。
ところで、そこまで歌っちょりますか?
聴いたこと無いけれど、何となく伝わってくるぞ~(笑)。
が、さて私は絶賛派でしょうか否定派でしょうか?
私の記事を読んでもわからないですよね~(ダメじゃん!)。
小池さんが何をそんなに悲惨がっているのかよくわからなかったんですが、何を言ってもダメな感じはよくわかりました。
キム・ギドク…。
何の前知識もなくダブリン映画祭で見てしまった「島」がまだトラウマです。釣り針が、釣り針がぁ…!
小池のようなダイナマイト・ボディが無視され続けるわけないし、トヨエツのようないい男が放っておかれるわけもない
もっと存在感の無い役者でやればリアリティも出てよかったかと思います
幸か不幸か「島」は未見です。
何だか俄然観たくなってきました。
それにしても小池栄子演じる女性のキャラは彼女をキャスティングした分
何だか見にくくなっていた部分もありましたよね。
◇すとんさん
実際そのとおりだと思います。
ただ、映画的に成り立つためのある意味での「嘘」も
必要なんだろうなという気もします。
ただ、それにしても話しの持って行き方に強引さを感じてしまったッス。