先日とあるラーメン店主からオススメされた中国料理の店に行ったところ、ランチながら久しぶりに心躍る料理と出会うことが出来たのでありました。
2種類あるランチの中からこの日はコース仕立てになっている 「 花ランチ (1,450円)」 をチョイスしたのですが、
最初に出てきた 「 前菜の盛り合わせ 」 にまずはびっくり。
75℃の低温で蒸したという 「 柔らか低温蒸し鶏 」、店のスペシャリテだという 「 皮付きバラ肉クリスピー焼き 」 に、「 自家製チャーシュー 」、びっくりするほどシャッキシャッキな 「 クラゲ 」、さらには 「 メンマ 」 まで隙がないというか、丁寧さも伝わりどれもこれも本当に美味しい。
そしてそうした喜びはこの 「 原助大根となめこのスープ 」 も同様で、ウ~ッと唸ってしまう久しぶりに美味しい中華スープだったのであります。
さらに続いて出てきた副菜のマコモまで加わった 蒸し野菜と焼売 もまた、ランチという限られた材料費の中うまく工夫されていて、生姜の入ったたれも美味しいし、
中身の詰まった 焼売 もかなり好きな感じでした。
そして エビチリ、酢豚、麻婆豆腐 の中から選ぶメインには、零式と名付けられたスープを使わずに油で焼くスタイルの スパイシーな麻婆豆腐 をチョイス。
若干オイリーな感じもしないでもないけれど、砂鍋(サーコー)で熱々ジュージューで提供される麻婆は、山椒の香りも高く味付け具合は相当に旨いッス。
もちろんそんな麻婆は白飯にかけて 麻婆丼 というのが一番と思わないでもなかったのですが、プラス 200円でチャーハンに出来ると知り、せっかくなのでそちらを選んでみたところ、こちらも料理の腕を感じさせる仕上がりで、正解だったのでした。
とまぁ、そんな感じで大いに満足した後、デザートへと進んだところ、ちゃんとティーサーバーに入った烏龍茶とともに出されたデザートがまた美味しいのなんのって。
一度煮た後で揚げるといった手間をかけたクルミが添えられた 柚子のシャーベット もさることながら
柔らかな食感の 杏仁豆腐 の美味しいこと!
チャイナでデザートで感心することはあまりないけれど、これはちょうど先日 「 チカーラ 」 で食べた パンナコッタ 以来の旨さだと言ったら言い過ぎかな?
ともあれ、この8月にオープンして以来まだ3カ月。
まだまだ知る人ぞ知る存在みたいだけど、とても美味しかったし、機会があれば是非とも行って欲しいのですが、ただ、その丁寧さゆえに注文が集中した時にどうするのかが心配で、ある程度時間がかかることを想定して足を運んでもらえたらと思うのであります。
今日の1曲 “ Kathy's Song ” : Passenger & Gregory Alan Isakov
角度も、点心の断面図は手を伸ばしてしまった。
全体の感じも、本を出版して欲しいくらいです。次回、伺いたい店がまた増えてしまいました。
ありがとうございました。
そして、少しオイリーながら、かなり美味しかったです。
そう言って頂ければ嬉しい限りです。
最近は新しい店に行く機会があまりないのですが、また面白いところを発見したらご紹介しますのでよろしくお願いいたします。