詳細はいつものように栗山BLOGへGO(・∀・)
「凱旋門賞は Danedream」
http://blog.keibaoh.com/kuriyama/2011/10/danedream-e5a2.html
Danedreamの血統表をみてまず浮かんだ感想は、「ドイツの牝馬といってもドイツ血脈は1/4異系(父母)的に入ってるだけで、だがそれがいい」「ん?これはデインヒル×Niniski=デインスカヤという発想で買ったんかな?んなことないか(^ ^;)」
これはでもなかなかようできた相似配合で、Northern DancerとRibotのクロスに加えて、Lomitasの母の「HyperionとDonatelloと、Arjaman≒Alchimist≒Aditiの独Dark Ronald三銃士」に、Flower Bowlを合わせているのが素晴らしい(Flower Bowl≒Aureoleなんかとやってることは同じ)
http://www.pedigreequery.com/danedream
つまりWorkforceと配合のコンセプトは似ていて、今年も凱旋門賞は「Northern Dancer+Ribot+Flower Bowl+ドイツ血脈」の連合軍の勝利でした
http://www.pedigreequery.com/workforce
日本が誇るHis Majesty=Graustark2×4はというと、残念ながらあのポジションでは「サンデー×Lyphard×ハイインロー」の粘りを出せずじまいでしたね…
中山11R スプリンターズS
◎5.ロケットマン
○1.ラッキーナイン
▲10.カレンチャン
△8.ダッシャーゴーゴー
△13.ビービーガルダン
×7.フィフスペトル
×14.エーシンヴァーゴウ
注6.サンカルロ
注16.グリーンバーディー
◎は配合的にはハッキリ言ってあまりほめるところがないが、スプリンターというのは血統表中のスプリントの要素だけがポンとONになって走っているという馬が多く、中距離馬やマイラーと比べても一流馬に好配合が少ないものだ。過去のレースや追い切りの映像をみる限り馬体や走りは非の打ち所がなく、サイレントウィットネス級だというコーツィのコメントも説得力がある。カレンチャンは高速決着に少し不安を残すし、ダッシャーはショウナンカンプやシーイズトウショウほど頑健さのない配合で、キンシャサノキセキほど信頼の置ける日本馬が見当たらないだけに◎○本線という外国馬に日和った予想で。
中山9R 芙蓉S
◎3.オメガホームラン
○10.サウンドオブハート
△1.サトノギャラント
×2.ピーエムデメテル
注7.レオアクティブ
“3強”という売れ方をするのだろうが、サトノギャラントは血統・体型・走り全てが中距離馬で、マイルの流れに乗って鋭く反応できるかどうか。ダイワメジャーにナスキロを重ねた◎と、タキオンにカーリアンとウッドマンとダンジグをもってきた○、マイルならこの2頭のスピードや俊敏さが抜けているという読みで。
--------
昨日の悶絶はすずらんで、▲◎△△○の順に入線したんですが馬連しか獲れず…ストレイトガールが3着なら気を失っていたかも(^ ^;)
スプリンターズは外国馬2頭で馬券を組んでいたので、祐一と池添とアンカツさんに上手いことやられたというのがゴールイン直後の感想でしたが、それにしてもエーシンヴァーゴウとカレンチャンとパドトロワの動きは念入りに打ち合わせでもしていたのかと思うほど息がピッタリで、身動きがとれなくなった外国馬2頭の直後で息を潜めていたノリも含め、あの4角~直線の中山の勝負どころは、完全に日本人騎手たちの支配下にありました
ま~日本の馬や騎手だって海外のレースでは何度もこんな目にあってきたわけで、それがホームとアウェーというやつであり、いつもいつも外国馬にもっていかれてたまるかいという気概が感じられたのはよかったなあ…と
ロケットマンはスプリンターとして非の打ち所がない理想的な体型をしていて、ほとんど体型とフォームの良さだけで走っているような馬なんやなあ~と思います
逆にいうと一流のスプリンターにしては筋肉隆々という体つきではなく、パワーで一気に加速する能力はそれほどでもなくて(Mahmoudさんに言わせればスピードに乗ってからそれを持続するのが長所)、だからあそこでアクセルを踏みきれなかったのは応えました
ブログのコメントへのレスでも書いたように、クロフネはDeputy MinisterにNasrullahと米血を入れ続けたという配合ですから、(たとえばやはり米血に偏ったゼンノロブロイがそうであるように)血脈構成の半分以上が欧血、特にクロフネに希薄な(7×6・8)Hyperion的な血を濃く引く牝馬の配合がバランス的にはいいのです
カレンチャンの母父トニービンはHyperion5×3・5で、スリープレスナイトの母父NureyevはHyperion4×4
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2007102807/
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2004103021/
これが「クロフネ×サンデー」だと「米血×米血」の図式になるので、残りの母母のところにはできればHyperion的な血を入れたいところですが、ホエールキャプチャの母母エミネントガールはNashwan×リマンドでハイインロー的スタミナの塊です
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2008100544/
ホエールはBlushing GroomのしなやかさがかなりONになっているので芝中距離で一流ですが、クロフネの凄いパワーはダートと短距離のほうが使い勝手がいいのはたしかでしょうね~
芙蓉Sのオメガホームランは上がりが速すぎて完全に鋭さ負けという内容で、やっぱりダイワメジャーという種牡馬は、母系にHighest Honorとかナスキロ的斬れを入れたとしても、11.5で斬れるというより12.0で粘るのが取り柄なんやなあ~と痛感…