「パーフェクト種牡馬辞典」の栗山さんとの対談でも◎にしたのですが、今年の新種牡馬で注目はやはりエンパイアメーカーですかね~
たとえばヴァーミリアンは母がダイワメジャーと同血でそこにエルコンドルパサー、なかなか種牡馬向きの血統というべきですが、サンデーを1/4異系にして残りの3/4でNorthern DancerやNureyev≒Sadler's Wellsをクロス…というのは、それこそ今ディープ産駒やキンカメ産駒がやりまくってることですから、となると受け口がちょっと狭いという部分もあるかなあ…と
キンシャサノキセキは自身も父母も祖父母も強いクロスを持たないだけに、いろんなタイプを出す種牡馬やと思いますが意外にスピードを確実に伝えるタイプでもないのでは…と
エンパイアメーカーは父UnbridledがDr.FagerとMagic経由のAspidistra4×4、母母Image of RealityがWar Relic≒Eight Thirty4×4・4、母父の母Sex AppealがBusanda≒Mr.Busher2×3、自身はIn RealityとBuckpasserのクロス
http://db.netkeiba.com/horse/ped/000a010542/
名血の凝縮をもつ馬を経由する名血のクロスをもっていて、しかも米血一辺倒に見えて随所で欧血が1/4異系的に注入されていて、北米で種牡馬として成功したのも納得ですが、サンデーを持たないしNorthern Dancerもクロスしていないので、日本でもだいたいの牝馬と配合が決まるのは強み
母父エンパイアメーカーなんて5年後には使い勝手抜群やと思うので、配合診断でもよくオススメしてます(JBBAの人気種牡馬なので何でも付けられるわけではないのですが…)
というわけで今年の「望田のPOG好配合馬リスト」は、キングカメハメハ、ステイゴールド、ダイワメジャー、ハーツクライから48頭と、おまけで新種牡馬枠としてエンパイアメーカーからも何頭かピックしてみようか…と思っとります
皐月賞はチチカステが恨みを晴らすとみました(笑)
行われたようですが、もう来月に2歳戦がスタートです。
エンパイアメーカー産駒もデビューすることに
なるでしょうから、まずはホッカイドウ競馬で
どんなレースをしてくれるか注目です。
キンカメ、ゴルア、サウス、クロフネらの
ダートサイアーの強力なライバルに
なってくれることに期待してます。
ただA.P. Indyの牝馬と相性がいいらしいというのが、
ちょっと・・・・心配。
http://news.netkeiba.com/?pid=column_view&cid=25998
”1800mは絶対に長いと思ってたし”には「えー」と思いましたが、乗り手には乗り手の感覚がありますからね(棒)。
例えば、ミオスタチン遺伝子の調査で、その馬の適距離がすべて測れるわけではありません。
馬の血統で、その馬の適性条件がすべて測れるわけでもありません。
こんなことを、血統論ブログで言うのは禁じ手かもしれませんが、馬個体でも、育成、環境、人との繋がり、諸々が馬を規定します。
血統云々ですべてが決まるのなら、血統評論家は皆さん、蔵が立っているはず。
馬も、騎手も、レースも、すべて生き物であり、万物流転でその形を変えていきます。
釈迦に説法かもしれませんが、あまりに一方的な決めつけは、結果からシッペ返しを受けるだけでは?
だからこそ、競馬というギャンブル&推理・予想が成り立つのではないでしょうか。
こんにちは
ミオスタチン遺伝子解析はファクター1つです。
血統表の中のファクターは数十あります。
1つ<数十
ですから
血統屋の解析のほうが適距離はあたりますね。
あたりまえの話ですが。