凱旋門賞と日本馬の歴史はHyperion惜敗の歴史ともいえ、エルコンドルパサーはForli(Nureyev≒Sadler's Wells3×2、Special=Lisadell4×3・4)、ナカヤマフェスタはFlower Bowl(母His Majesty2×4)、そしてオルフェーヴルはノーザンテースト4×3
この3頭の名馬が、直線先頭に立ってHyperionを最後の一滴まで振り絞って、それでも惜敗だったのが凱旋門賞というレースなのです
エルコンドルパサーを差し切ったのは無敵を誇ったSadler's Wells産駒Montjeu、ナカヤマフェスタを差し切ったのはNureyev≒Sadler's Wells4×2をもつKingmambo系ワークフォース
12年オルフェーヴルを差し切ったのは父父Sadler's Wells×母父Shirley HeightsでBold Reason≒Never Bend4×4をもつSolemia、そして13年オルフェーヴルを突き放したのはMontjeuの息子Motivatorを父にもつ女傑Treveでした
タイトルホルダーはKingmamboの父系にエアグルーヴとMotivatorとShirley Heightsを重ね、クロスがNureyev≒Sadler's Wells5×4
まさに脳天からつま先まで全身Hyperionずくめ、近20年ぐらいの日本産馬のなかで最もHyperion的な名馬、底なしのスタミナと強靭な手先で駆け抜けるタイトルホルダーが、ついに凱旋門賞に駒を進めて、横山和生を背に逃げ宣言、オッチャンはもうすでに泣き出しそうです
日本馬を応援するのは毎年のことですが、今年はちょっと違う思いで、タイトルホルダーのHyperionが通用しなかったら何が通用するんだ、何を信じればいいんだというぐらいで、エヴァーグリーンな凱旋門賞になると信じてテレビの前に陣取ります
と叫んでしまう夜になってほしい気持ちと、
やっぱり競馬は武豊!
と七五調で叫びたい気持ちがないまぜ
バラけたのもよかったかなスぺ肌やし
結果はアレでしたがディープインパクト(Highclereの曾孫、ウインドインハーヘアの息子)の凱旋門賞もそんな感じでしたよね
的な大団円を期待せざるを得ませんね、座して待ちます。