栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

11/21~23の血統屋コンテンツ推奨馬の結果速報&東スポ杯かんたん回顧

2015-11-25 08:50:23 | POG

■『ディープインパクト好配合リスト(2015)』で望田潤と栗山求がダブル推奨したヴィブロス(牝2歳)が土曜京都3R未勝利戦(芝1800m)を勝ちました。

◎ヴィブロス(牝、母ハルーワスウィート)
ヴィルシーナの全妹で、伯父のマーティンボロやフレールジャックとは父ディープも同じ3/4同血の間柄。Halo≒Sir Ivor≒Red God3・5×4・5・5、Northern Dancer5×4で相似配合的だが、父も母も「1/2米,1/2欧」なので血脈構成のバランスも良い。早期から動けて、フワッとした機動力が武器でスローの1800mが鬼というタイプだから、本馬も期間内にシッカリ稼いでくれそうだ。(望田)

◎ヴィブロス(牝、母ハルーワスウィート)
ヴィクトリアマイルを2連覇したヴィルシーナの全妹。母ハルーワスウィートはMr.ProspectorとNureyevの組み合わせ、Blushing GroomとNureyev の組み合わせを持ち、4代母にはGlorious Songが入る。これらはすべて父と相性のいい配合パターンで、それぞれ多くの活躍馬が誕生している。また、フレールジャックとマーティンボロの兄弟とは4分の3同血の関係となる。どこをどう切ってもディープインパクトの走る配合パターンにあてはまるので、馬のデキがよほど悪いものでないかぎり、高確率で走ってくるはずだ。(栗山)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013106007/

■土曜東京7R500万下 アンヴェイルド(ディープ・望田)
■日曜東京4R障害未勝利 ピッツネイル(一口・望田)
■日曜東京10RユートピアS レッドセシリア(一口・望田)
■日曜京都11RマイルCS2着 フィエロ(ディープ・望田)
■月曜東京11R東京スポーツ杯2着 プロディガルサン(ディープ・望田&栗山)
■月曜京都9R秋明菊賞 アットザシーサイド(POG・望田)

--------

月曜は競馬終わりに府中の居酒屋で、Mahmoudさんや日夏ユタカさんや出川塁さんや栗山求さんたちと延々競馬談義

親知らずを抜いたばかりで酒が飲めない求ちゃんは別件の打ち合わせがあるので早々と退席しましたが、終電ギリまで6時間以上、まあ面白い話ができるメンツだったのもありますが、競馬の話をしながら飲んでるとほんとに時間が経つのが早い早い(・∀・)

その席でアットザシーサイドを指名してる石塚さん(botの中の人)と「やっぱりあの脚はフィリーズレビュー向きやで。目論見どおりやな」

アットザシーサイドは今年のキンカメのイチオシですからとりあえず桜花賞路線に乗ってくれそうでホッとしてますが、この馬の配合のいいところはナスキロをクロスしておらずあくまでパワーと機動力に特化しているところで(3/4同血のアルバタックスは母父がフジキセキなのでMill Reef≒Millicentの3/4兄妹クロスになり、いわば二兎を追った配合)、だから阪神内1400マスターになりそうな予感はありました

あと月曜は岩手に転入したレッドサヴァージ(一口ピック)がダービーグランプリで3着、羽田盃馬と北海優駿2着馬には完敗でしたが、これを手土産に再中央入りとのことで、もともと晩成のスタミナ型とみていた馬だけに、古馬になって芝の長いところで開花してもらいたい(・∀・)

◎ロスカボスはパドックの横の比較でも馬っぷりは一枚上だし、全身運動でいいストライドで走る馬で、将来性や奥深さではやっぱりこれだろうと改めて思ったほど

サトルチェンジ牝系の男馬でPasadoble≒Alleged4×4ですからワンペース持続型なのは薄々わかっていたけれど、超中だるみからのヨーイドンで全馬追い出したときに一頭だけ回転が全く上がらず、馬群に飲み込まれていくのを唖然として観てるしかなかった(^ ^;)

でも(萩Sは仕上げが甘かったと調教師も認めているとはいえ)スマートオーディンに競り勝ったブラックスピネルを野路菊では大出遅れからねじ伏せているわけで、いつも言うことですが「強いにもいろいろある」

△スマートオーディンについては「2歳勝ち馬評価」をそのまま再掲しますが、前走はちょっと重め残りで仕上げも甘かったかもしれないとマツクニ先生も仰ってて、柔らかく俊敏で少し非力な斬れ味は実にHabitat的で、エピファネイアをマイルに寄せたような馬です

スマートオーディン(牡 栗東・松田国)
ダノンシャンティ×レディアップステージ(Alzao)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/2013101522/
タガノラルフの3/4弟で、母レディアップステージは愛プリティポリーS(愛G2・芝10F)勝ち馬。牝祖TroytopsはPin Prick≒Violetta3×3(Pinza×Nasrullah)で、自身はディープインパクトと同じサンデー系×Alzao牝馬でHalo≒Sir Ivor4・4×4。父よりマイラーっぽい体型や反応なのはHabitatの影響で、外1800mのスローの上がり11.1-11.1をしなやかに抜け出してくる姿は“マイラー体型のエピファネイア”という趣きがありました。Halo的機動力とナスキロ的斬れを兼備していて、俊敏鋭敏なマイラーで1800mのスローでの反応が鬼。2000mがギリでしょうが走る馬です。
A:芝ダ1600~2000m

エピファネイアとリオンディーズの共通点はHabitat的な柔らかさだろうとか、ケイブルグラムはルージュバックというよりアンドリエッテに似た力馬っぽさがあり、それはオウケンブルースリなんかとも重なるものでDeputy Minister的な力馬っぽさなのだとか、酒の席でそんな話もしてました

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする