栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

競馬道OnLine G1スペシャル予想~マイルCS

2015-11-20 14:18:47 | お知らせ

3月に発売された『パーフェクト種牡馬辞典 2015-2016』(自由国民社)の関連企画として、同書の編集を担当した競馬道OnLineのサイトにて、この秋もスプリンターズSから有馬記念まで、栗山求と望田潤がG1レースを交代で予想します

今週のマイルCSは望田潤の担当で、有力馬3頭の血統分析と直前予想を行います

有力馬分析は無料公開、予想は有料会員のみ閲覧できますので、よろしければご覧ください(血統分析で取り上げた3頭がそのまま予想の順位となるわけではありません)
http://www.keibado.ne.jp/sp2015/

小島友実さんの「G1の馬場すべて教えます」や、競馬道調教マスターの調教予想もぜひ参考になさってください

土曜のNETKEIBA予想は赤松賞と、もう一つ何をやるか今思案中…

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「1/8以下サンデーサイレンス」

2015-11-20 09:42:45 | 血統予想

今年の2000m以上のG1、皐月賞と天皇賞春秋とオークスとダービーと宝塚記念と秋華賞とエリザベス女王杯の連対馬14頭のうち、実に13頭がサンデーサイレンスの孫、父父か母父にサンデーサイレンスの血を持つ「1/4サンデーサイレンス」で、唯一ラブリーデイだけが母父ダンスインザダークの「1/8サンデーサイレンス」

しかこれが1600m以下のG1、フェブラリーSと高松宮記念と桜花賞とNHKマイルCとヴィクトリアマイルと安田記念とスプリンターズSの場合は

1/4サンデーサイレンス…ストレイトガール(父フジキセキ)、コパノリッキー(父ゴールドアリュール)、ヴァンセンヌ(父ディープインパクト)、サクラゴスペル(父サクラプレジデント)、クルミナル(父ディープインパクト)

1/8サンデーサイレンス…モーリス(父の母父サンデーサイレンス)、レッツゴードンキ(母父マーベラスサンデー)、クラリティスカイ(母父スペシャルウィーク)、ハクサンムーン(父の母父サンデーサイレンス)

サンデーサイレンスなし…エアロヴェロシティ、アルビアーノ、ケイアイエレガント、インカンテーション

中長距離とは打って変わって、連対馬13頭中8頭が「1/8サンデーサイレンス」か「サンデーサイレンスなし」、つまりサンデーサイレンスの血量が12.5%以下なのです

<サンデーサイレンスの血はあまりにもしなやかすぎて、高速馬場の芝中距離を走るのに適しすぎていて、この名血が急激に拡散したために、凱旋門賞を毎年狙えるような中距離馬をつくることができるまでに日本の馬産はレベルアップしました
しかしその代償として短距離~マイルの地盤沈下があるのではないか、香港スプリントや香港マイルで勝ち負けする馬がなかなか出ない遠因ともいえるのではないか、というのが自説ですが、モーリスやスノードラゴンやハクサンムーンのようにサンデーサイレンスが血統表の3代目に遠ざかった馬から短距離~マイルのチャンピオン級が出てきており、曾孫の代になると当然のことながらサンデーサイレンスの威光は薄れ遺産は目減りしていくわけで、これからはサンデーの血を引く馬からも頑強マイラーや頑強スプリンターがもっと出てくるのだろうなあ…と思わされるモーリスの勝利でした
一方で芝中距離での遺産を目減りさせないためにサンデーサイレンスをクロスさせる時代も、サンデーサイレンス4×4・5でダービーを狙う時代もいずれくるのです>
(「第65回安田記念回顧~サンデーの曾孫、頑強に勝ちきる」)

こんなことも考えながら、マイルCSの確定メンバーをもう一度眺めてみる
(☆は「1/8サンデーサイレンス」★は「サンデーサイレンスなし」)

アルビアーノ★
アルマワイオリ
イスラボニータ
ヴァンセンヌ
カレンブラックヒル
クラリティスカイ☆
ケイアイエレガント★
サトノアラジン
ダイワマッジョーレ
ダノンシャーク
トーセンスターダム
フィエロ
モーリス☆
リアルインパクト
レッツゴードンキ☆
レッドアリオン
レッドリヴェール
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