栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

ミスプロ持ちが強い共同通信杯

2011-02-08 15:13:42 | 血統予想
シルクロードはBold Ruler持ちを買え→アーバニティ、モルトグランデ
きさらぎはGrey Sovereign持ちを買え→トーセンラー、リキサンマックス

望田の予想よりぜんぜんよく当たる「今週のメインは○○持ちを買え」のお時間がやってまいりました(^ ^;)

で、共同通信杯ですが、過去5年の連対馬をみるとミスプロ持ちがよく絡んでいるのがわかります

アドマイヤムーン(父エンドスウィープ)
フサイチリシャール(母母父ミスプロ)
フサイチホウオー
ダイレクトキャッチ
ショウナンアルバ(父ウォーエンブレム)
タケミカヅチ
ブレイクランアウト(父Smart Strike)
トーセンジョーダン(母母父Crafty Prospector)
ハンソデバンド(母父アフリート)
ダノンシャンティ

6年前にしても勝ったストーミーカフェはノンミスプロですが、2着ダイワアプセットはMr.Prospector3×3で、3着マルカジークは母父PentelicusがFappianoのライン

つまり最近では07年だけが、ミスプロ持ちが連対しなかった珍しい年なわけですが、調べてみると出走馬9頭中ミスプロ持ちが一頭しかいなかったのです

…その一頭はフリオーソでした(^ ^;)

ちなみに今年の登録馬で、ミスプロ持ちはこの4頭だけ

ダノンバラード(母父Unbridled)
ダブルオーセブン(母父シャンハイ)
ヒカリキャピタル(母父Woodman)
ベルシャザール(父キングカメハメハ)

ダノンバラードはダノンシャンティと父系母系が同じでHalo3×3も同じ、しかも母父にミスプロ系が入ったとなると、血統データ的にはどうぞ共同通信杯を勝ってくださいという配合なわけですが、ハイあとは丸投げします~
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トニービンなのに京都の鬼

2011-02-08 14:26:21 | 血統予想
昨夜GCで過去の京都記念の映像が流れていましたが、ナリタセンチュリーが内からスルスル抜け出すのをみて、あ~これはやっぱり今みると、トニービンじゃなくSir Ivorやなあ…と

なんといってもゼンノロブロイを差しきった京都大賞典勝ちが光りますが、この京都での重賞勝ち二つに中京記念2着と重賞連対は全て平坦コースで、たしかに手先の軽さで地面をなでるようにスイスイッと走るし、後肢もあんまり強い感じじゃないんですよね~

あれは母系のSir Ivorの影響というか、KalamounとSir Gaylordがナスキロ的要素で脈絡して平坦向きの斬れを表出させたというか、そんな感じがします(CaroにSir Gaylordが入ったCozzeneの軽さと通じる部分もあるような)
http://db.netkeiba.com/horse/ped/1999107049/

トニービン産駒は京都の下りでモタつくケースが多かったんですが、トニービン(Hyperion5×3・5)×ノーザンテースト(Lady Angela3×2)×Vaguely Noble(Hyperion3×4)と、これだけHyperionで固めた配合をしていても(自身はHyperion4・6・6×5・6・6・7・8)、Sir IvorとKalamounの軽い斬れがONになって京都の鬼になってしまうこともあるわけで、いつもいうように血統論や配合論は、「何がONになるのだろうか論」と「何がONになっているのか論」とを分けて考えないと、「出てしまったものはしょうがない」に対応できないです(^ ^;)

私も当時は「これだけHyperionで固めた配合なのだから、東京では更に斬れるに違いない」とJCで◎を打ったりしましたが、そうではなくて「トニービンなのに、なぜこんなに京都にフィットした妙に軽い斬れ方をするのか?」という視点から考察すべきだったんですね~

ちなみにナリタセンチュリーにはリキサンピュアティという全妹がいて、これはダートで3勝をあげた中堅級でしたが、その3勝がいずれも逃げ切りと4角先頭で、こちらはAureole魂というかHyperion的な粘りで走った馬だと思われます
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