栗山求/望田潤監修「パーフェクト種牡馬辞典2024-2025」

♪わーたしピンクの…

2009-03-24 04:48:09 | 血統予想
アーバンストリートの2代母Certain Secretはドラゴンファングの3代母でもある。つまりこの2頭はサラブレッドの世界で言う近親関係
このCertain Secretの子孫には、ナムラミーティア(函館2歳S2着)、ナムラビッグタイム(ファルコンS3着)、タイキメビウス(アイビスSD3着,ドラゴンファングの母)、タイキエニグマ(根岸S3着)など、サウスポーのスプリンターが出るイメージがあって、実際アーバンは中京芝(3.0.2.2)だし、ドラゴンは東京芝(3.3.0.0)と庭にしている
タイキメビウスなどは東京と新潟と中京専門のような使われ方をしていたが、阪急杯にドラゴンファングが出てきたとき、メビウスの仔だから右回りがどうなのかを注目していた。開幕週の行った行ったのイン3番手。ユタカは最高に乗ったと思う。だからこそ3着に残れたのだが、ゴール前の急坂にさしかかると重心が高くなる感じで、前2頭に突き放されてしまった
そういえば、アーバンストリートも後肢の蹴りがあまり強くないほうで、阪神では(一つ勝っているが)中京や京都ほど斬れないイメージがある
JRAの競馬場で左回りは東京と新潟と中京の3つだが、いずれも直線に急坂がないコース。東京はダラダラ上ってからは平坦だから“準平坦コース”という見方をする人がけっこういるが、筆者も同感である

つまり何がいいたいのかというと、Certain Secretの牝系は左回りが得意なわけでも右回りが苦手なわけでもなく、ようするに急坂が苦手で平坦ベターの非力なスプリンターが出やすい…ということではないかと
シルクロードのアーバンストリートは4角の下りで惰性がつくぶん楽に追い込めたように見えたし、ドラゴンファングもタイキメビウスも未勝利勝ちは福島の芝1200mだった。ナムラミーティアやナムラビッグタイムは函館や福島の重賞で健闘している。右回りでも平坦ならば、中京や東京と変わらないパフォーマンスを見せているのだ
高松宮は中京芝1200mだが、アーバンもドラゴンも左回り実績をプラスに勘定する必要は特になくて、平坦実績を鵜呑みにして、急坂実績を度外視すればいいだけのことだと思う。それで足りるか足りないかだが、それはこのブログを読んでる人なら自力で考えるでしょう(笑)

ちなみにドラゴンは、Nijinskyと「ナスキロラトロ」のクロスなので、前回書いた「タイキシャトル黄金配合」にも当てはまるわけですね
コメント
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