花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

お彼岸のお墓参りと、不審なメールでパニックになった私

2019年10月01日 | 日常の日記
今日から10月、相変わらず暑くて都心の気温は30度を超えたらしい
日中はエアコンを入れましたが、夕方の5時を過ぎると薄暗くなり雨戸を閉めました。
早い日暮れに秋の到来を感じます。



我が家の「彼岸花」もそろそろ終わりです。

夫がいつ植木鉢に植えたのかは定かではありませんが、夫が亡くなった5年前の初秋に初めて目にし
それ以来この花が咲くと「お墓参りに行かなくては」と思うお花です。

秋のお彼岸の墓参り①(9月22日)
7月のお盆は息子と2人で、そして8月の夫の祥月命日には息子一家と一緒に車でお墓参りに行きましたが
決算期の9月は忙しくて、息子は三連休と言えども勤務地の千葉から中々戻れないらしい・・・

秋のお彼岸のお墓参りは私一人で行きました。



車で行けば20分くらいで行ける鎌倉市大船にある我が家のお墓(渋滞すれば30分以上かかるが)
5月に車を手放した私は今回初めてバスを使って行ってみた。

墓友のSさんから、鎌倉街道を走る「大船行きのバスの中に1時間に一本鎌倉行きがあり、私も使っている」と
聞いていたのでそれに乗りました。

我が家から下り坂を歩いて12~13分で鎌倉街道です。
大きなスーパーがあるのでそこでお花と夫の好きなビールを購入

10時40分を8分遅れでやってきたバスに乗り30数分・・・
「常楽寺前」で降りて歩いて5~6分で我が家のお墓のあるお寺です。



ピィ~ヒャラピィ~ヒャラ、何とも懐かしい音色が聴こえてきました。
お隣の神社の「秋祭り」のようです。



人が大勢集まる町内会の「夏祭り」とは違った風情で、街の歴史を感じますね。

この神社とその会館と、我が家のお墓があるお寺との合同の広い駐車場があるのが決め手の一つで買ったお墓ですが
車が無ければ意味ないと思いつつ、敬老パスを使ってバスでこの場所まで無料で来ることができる

帰路はたくさん走っている「大船行き」のバスで駅に行き、一駅電車に乗って「戸塚」に出ました。



私の両親が眠る実家のお墓は「戸塚駅」からバスで10分ちょっと、舞岡の先の「長福寺」にあります。
両方のお寺の詳しい事は春のお彼岸のお墓参りで説明していますのでご覧くださいこちらです。

まだ弟一家が来た気配はありませんでしたが、お墓を掃除して唯一持ってきた百合の花を添え
お盆以来2カ月ぶりにお参りをしました。



目の前の「長福寺前」のバス停から何やら珍しい木の実が見えました。
何の木なのでしょうか?

車で来ると分からなかった風景が見えて、新しい発見がありますが・・・
帰路は地下鉄とバスと使い、我が街のデパートとショッピングセンターで買い物。

車なら2時間でこなせる「お墓参り」のハシゴも、一日がかりのお出かけとなりました
「やっぱり小さな車を買おうかしら?」と息子に呟いたら「何を今更」と相手にされなかった

秋のお彼岸のお墓参り②(9月25日)
お彼岸の後半は高尾の奥の「東京霊園」にある夫の実家のお墓参りに
往復5時間かけて行ってきましたよ。

朝8時15分のバスに乗り、JRの京浜東北線&横浜線&中央線と使って「高尾駅」に着いたのが10時40分
爽やかな気持ちの良い青空が広がっていたので、霊園までの20数分を歩いていきました。



途中桜で有名な「多摩自然科学館」の前で「10月桜」?が青空に映えて咲いていました。



途中の道端で、満開の彼岸花を見ました。
鎌倉の我が家のお墓があるお寺ではまだ人差し指の長さの芽が出ていただけでしたが
流石に高尾は山深い!

5年前の夫が亡くなった翌年の春のお彼岸から、同じ未亡人の兄嫁&二人の義姉に声をかけられ
年に2回のお彼岸には一緒にお墓参りに行くようになりました。



3年前から義弟夫婦も加わり、残っている夫の姉弟6人が全員集合です。
協力しながら一対のマキを丸く仕立て、草をとり墓石を磨いてお花を手向けました。



遺された義理の姉弟同士皆仲良くしていますから、どうぞ義父さん義母さん見守ってくださいね。

8月のカンカン照りの暑い日に、遠く千葉の松戸から鎌倉の我が家のお墓に来てくれて
墓石をピカピカに磨いてくれた義弟にお礼を言うと「困った事があったら何でもするから言って」と・・・



私と同じ歳の義弟は夫が亡くなる4カ月前に大きな心臓の手術をしている

「僕の心臓に埋め込んだ豚の心臓の弁は10年しか持たないらしい」と情けない顔して訴える・・・
「医学の世界は日進月歩!、唯一残った男性はとっちゃんだけだから長生きしてね」と義姉たちから言われていた。

ホント!1対5で「女は強し」を実感です」



帰路は「高尾駅・南口」に回り、駅近の中華料理屋さんで遅いランチ&ビールで親交を温めました。
去年は義弟の車で「宮ケ瀬ダム」までドライブを楽しみましたね。

今回嬉しかったのは、春のお彼岸には杖を突いていた下の姉が杖無しで一人で電車で来たことです。
「医者からはせっせと歩くようにと言われているの」との事でした。


こうして今年も元気にお墓参りができましたが・・・

人間65歳以上のシニアとなると、あれこれ諦めざるを得なくなることが多々増えて
我が身もいつ何時何が起きるか分からない・・・

親や兄弟を見送り、やがて伴侶や親友などとの辛い別れも身近に起きてきます
淋しいですね~

この夏は病に倒れた友人を看てきただけに、「人生の最終章」の生き方を深く考え
「後悔したくない!」「老い支度&身辺整理も考えなくては!」との思いが強くなりました。



おばぁ~が一人で生きていくにはまずは「重い物を排除」と、重い重い食卓セットを処分
30年近く使ったこのオランダ製の家具、地震が来でもこの頑丈なテーブルの下にもぐれば大丈夫と言われた

椅子は重すぎて動かすのも大変、腰にくる
何世代にも渡って使える重厚な家具だけど、椅子の革張り部分が裂けてほころびだした
手入れを怠ってしまった結果です



家を建ててまだ2~3年目に、たまたま寄った伊勢佐木町の輸入家具のお店で夫と一目惚れして
購入したこの食卓セット・・・

家族で食卓を囲んだ楽しい思い出がたくさんあるので手放すのは忍びなく(こんな写真も残っています)
せめて椅子2脚だけでも同じものは無いかと、鎌倉の高級リサイクル家具店にも通いましたが・・・
日本製より5㎝も高いこの椅子と同じ高さの椅子はありませんでした



代わりに買ったのは「ニトリ」の食卓セット、お値段は10万円足らずでオランダ製の三分の一以下
軽いのが何よりです。

10%に増税する10月より前に決めたいと、旧盆の行事や病床の友人が気になる中
足しげく家具店に通い、ほつれだしたレースのオーダーカーテンも頼んで流石に疲れ果てました。

そんな時、得体の知れないショートメールが届き心が更にザワつきました
「振り込みが確認できないので、顧客センターに電話してください」と電話番号が書かれていた

発信元が分からないメールは怪しいと思いながらも、普段は知り合いにしか教えない携帯番号を
最近「ニトリ」の伝票に記したので出向いて聞きました。

「当店が出したメールではありません」と言われて、突然4カ月前に病院の診察券と健康保険証の入ったケースを
失くしたことを思い出した

もしかして私の健康保険証を拾った人が、これを使って闇金融からお金を借りたかも
そう思うと居てもたってもいられなくなり、タクシーで警察署に飛び込んだ


完全にパニックになっていた私、「この電話先を調べてください」と言うと、、、
「日本国憲法に”通信伝達の自由”が書かれているので、詐欺師たちは堂々とそれを利用しているのです」
つまり私が実際に被害に遭っていなければ、警察は手も足も出せないという事のようです。

区民相談室に案内され「詐欺師たちはランダムに携帯番号を打ってショートメールをしているのです」
「絶対に電話はしないように、最近この手の詐欺が出だしています」

今年の9月、私は心身ともに普通ではなかった
出る言葉は「切な~い、疲れた~」ばかり・・・

せめて月に3篇はブログの更新をしたいと、昨夜「伊豆夏合宿」篇その3の画像をレイアウトしましたが
どうにも疲れ果ててウツラウツラ

今日文章を書きだし気が変わった。
楽しい旅行記は心が平穏な時ではないと書けません

まずは気持ちをリセットし、次回は是非楽しい伊豆箱根路篇を書きたいと思います。


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19 コメント

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Unknown (恵那爺)
2019-10-02 05:22:59
怪しいメールが来るとちょっと慌てたようですが、
うっかり変な所に連絡を入れなくてよかったですね。
お墓参りも、移動がだんだん大変になってきますね。
返信する
Unknown (山小屋)
2019-10-02 16:13:18
お墓参り・・・
ご苦労さまでした。
通える距離にあることはよいことです。
私は1年に1度しか行くことができません。
それでも行かないよりはよしという気持ちに
なっています。

ヒガンバナ・・・
やっと咲き出しました。
日高の巾着田も観光客で賑わっているようです。
なかなか一緒に歩く機会がありません。
11月の陣馬山に参加する予定です。
ご一緒に如何ですか?
返信する
Unknown (ビオラ)
2019-10-02 22:30:52
お墓参りも遠いと年々大変になりますよね
でも親せきが集まれる場であることはうれしい事かも。
皆さんお元気で何よりです。
これからも長く続けられるといいですね
不審なメール、ちょっと焦りましたか
巧妙な詐欺が次々と登場しています。
変だなと思たら開けない、返信しないが一番ですね
返信する
お墓参り (☆銀河☆)
2019-10-03 00:05:34
 6人揃っての墓参り、皆さんの様子も知ることが出来て、良い交流の場となってますね。
ご主人は5人兄弟、
一人残った弟さんの温かい言葉、心強く、励ましとも取れますね。
普通に暮らしている人たちをひっかけようとする詐欺が横行していて恐いです。
保険証を失くした後なので特に怪しいメール、不安だったことでしょう。

私も裁判所からのハガキと称するものが2回も来ました。気を付けなくちゃ。
返信する
Unknown (ラッシーママ)
2019-10-03 16:04:23
ご主人とご両親のお墓は近いので助かりますが、義両親のお墓が高尾で往復5時間は堪えますね。
でも高尾のお墓に義姉妹弟6人が年2回集まって、皆でお互いの健康を願い楽しく過ごせる時間も貴重ですね。

今は色々な手を使っての詐欺が横行し、何が本物で何が詐欺か見分けるのが難しいですが
心当たりの無い所からメールやハガキなどが来ても、開けない電話しないが一番です。
そんな私も詐欺に引っ掛かりそうになりましたから、偉そうな事は言えませんがお互いに気をつけましょう。
返信する
☆恵那爺さんへ (nao♪)
2019-10-03 21:20:32
怪しいメール、最初は冷静にスルーしていましたが・・・
4カ月前のカード入れ行方不明事件を思い出したらパニックになりました。
傍に相談できる夫なり友人が居ればこんなに慌てなくて済んだのにと思います。
「今の私が一番怖いのは自然災害と詐欺にあう事」と前回の記事で書きましたが、この9月は両方を体験しました。

10月に入っても未だに暑い今日この頃ですが・・・
恵那様のブログのコスモスを拝見し、「秋!」を感じました。

返信する
☆山小屋さんへ (nao♪)
2019-10-03 21:33:30
いつまでも夏の暑さが続く今年の巾着田の彼岸花は2週間遅れと聞きました。
鎌倉の我が家のお墓ではまだ咲いていなかった彼岸花、お彼岸の最後に高尾で見ることができました。

お墓参りが日帰りで行けるだけでも恵まれているのかもしれませんね。
でも、同時に故郷を持たない淋しさも感じます。
山小屋さんが毎年夏に、誰も住んでいない佐渡のご実家を訪ねがてらお墓参りに帰られる画像を拝見しながら
ある意味羨ましい感じがしますよ。

今年の夏のワンゲルには中々参加できませんでしたが・・・
陣馬山は久しぶりに参加できそうで楽しみにしています。
返信する
☆ビオラさんへ (nao♪)
2019-10-03 21:51:08
5人兄弟だった夫、伴侶を入れれば10人でしたが。。。
今では6人が残り、こうして年に二回のお彼岸に一緒にお墓参りをしています。
両親が会わせてくれているのだと感じますね。
親戚一同が集まるのは冠婚葬祭時だけとなりました。
まだ未婚の甥や姪が6人も居るのですが、「婚」の方はさっぱりです。
義母の法事は去年の33回忌で終わり、義父の法事は来年17回忌だそうです。
そろそろおめでたい晴れ着を着たメンバーで顔を合わせたいですね。

「一人暮らしの私が一番怖いのは自然災害と詐欺」と前回記しましたが、この9月は両方が襲ってきました。


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☆銀河さんへ (nao♪)
2019-10-03 22:06:35
義弟は愛されキャラで優しい人で長生きしてほしいと思いますが、何しろ千葉の松戸と横浜では遠すぎて・・・
日々の生活では「遠い親戚より近くの他人」と感じてしまいます。
でも・・・
何か一大事があれば団結して頼もしい存在だと思います。
それが親族の良さで、皆同じ首都圏に居ると思えば心強いです。

判断力が鈍っている高齢者は詐欺集団の餌食になりやすいのでしょう。
最近神隠し現象が増えている私、最初は冷静にスルーするつもりでしたが・・・
4カ月前の失せ物を思い出したらパニックになりました。



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☆ラッシーママさんへ (nao♪)
2019-10-03 22:20:01
往復5時間もかかる「高尾」のお墓参りは遠いと感じますが・・・
北海道や九州にあるわけでなく、首都圏と思えば恵まれているのかもしれません。
義姉弟同士も千葉&東京世田谷、そして横浜の我が家ですから会おうと思えばいつでも会えますものね。

人一倍しっかり者と思えるラッシーママさんでも、あやうく引っかかりそうになった「詐欺電話」
相手はしたたかなプロで、警察でさえ被害が出なければ手が出せないという事にビックリしました。
私が今一番怖いのは「台風や地震などの自然災害に遭遇することと、詐欺に遭う事」です。
これからはますます体力と判断力が無くなりますから、要注意!ですね。
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