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今回の旅の2日目の宿を「桧枝岐」にした時点で、3日目は尾瀬沼を歩く事に決めました。
「会津駒ケ岳」に登る話も出ましたが、最後の日なので車を運転して横浜の自宅まで帰らなくてはならず・・・
今の我ら夫婦の体力では無理と判断しました

トップの写真は沼山峠から尾瀬に入り、大江湿原のお花を楽しみながら行くと、やがて尾瀬沼が見えてきたところを写したものです。
尾瀬は群馬、福島、新潟の三県にまたがった日光国立公園に指定された地域です。
主に尾瀬沼と尾瀬ヶ原の大きな盆地に分れ、尾瀬沼は福島県側の沼山峠から、そして尾瀬ヶ原は群馬県側の鳩待峠から入ると便利です。
尾瀬沼は標高1600mの高山湖で、周囲9kmあり、沼山峠からノンビリ歩いて約5時間のハイキングを楽しみました。
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お話は前日に戻して、私たちはヒメサユリの大群落を楽しんでから、一路桧枝岐に向かいました。
30分足らずの距離ですが、途中日本百名山の「会津駒ケ岳」が見えました

カメラを取り出している間に隠れてしまいましたが

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この日の宿は「旅館・ひのえまた」です。
大きな温泉地の有名温泉ホテルの利用はツァー旅行の時だけ・・・
最近の私たちが利用するのはもっぱら「日本秘湯を守る会の宿」です

桧枝岐には他にも有名な「かぎや」さんが秘湯を守る会の宿としてありますが、今回は露天風呂がある方を選びました。
5階建てのちょっと味気ない建物ですが・・・
トイレは各部屋にウォシュレットが付いていたし、お食事も個室で夫婦水入らずで楽しめたし

スタッフの方々も皆さん親切で良かったです。
桧枝岐の名物と言えば断然お蕎麦です。
夕食のお膳も当然お蕎麦ずくし

テーブルの上に置かれた献立表には「山人料理」と書かれていました。
そして・・・
「2000m級の山々に囲まれた桧枝岐は昔から蕎麦を主食としてきました。又林業が盛んで、山で働く人たちが家からそば粉・酒・味噌・塩を持って山に上がり、食材は山のものを使った料理。それが山人料理です」と、説明されていました。
1,2,3,4,5 | はっとうと蒸し物 | ||
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裁ち蕎麦 | 蕎麦と豆腐の田楽 | ||
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山椒魚の唐揚げ | 揚げ蕎麦 | ||
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1・・・・鶏肉と野菜、そして千切った蕎麦が入った、味噌味の山人鍋
234・・ミズナとゼンマイ、地こごみなどの山菜の和え物
5・・・・イワナの塩焼き
そしてこの後すぐに出てきたのが、そば粉ともち米を練って、じゅうねんと砂糖をまぶした甘い「はっとう」

その上、お米も小麦もあまり収穫できなかった桧枝岐のお蕎麦は昔から10割蕎麦なんですよ。
天然山椒魚の唐揚げもビックリしましたね。
一番最後に舞茸ご飯が出ましたが、とてもお腹には入りませんでした。
こちらの宿の詳しいことは

そして「日本秘湯を守る会」のウエブサイトもその中にありますが

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夜半に雨の音を聞きましたが、翌朝はナント!晴れていました

朝7時半に出発して、車窓から百名山の「燧ケ岳」を仰ぎ、緑の森の中のジグザグの道路(RT352号線)を上がっていきました。
御池の大駐車場に車を置き、山歩きの仕度をして・・・
ここからはマイカー乗り入れ禁止なので、沼山峠までは専用バスに乗ります。
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朝の8時20分、沼山峠から歩き始めました。
最初は木道の階段を700m登ります。フ~フ~フ~

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木道の上に白い花びらがたくさん落ちていたので、見上げてみると「オオカメノキ」のお花がたくさん咲いていました

そして足元の木道の脇には、マイズル草(マウスオンしてください)、ミツバオウレン(クリックすると画像が出てきます)、そしてゴゼンタチバナなどの白いお花がたくさん楽しめました

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登りきってから下り始めるとまもなく展望台が現れて、尾瀬沼が見えてきました


どうもすみません。
現役勤め人の時分、休日に思い立って車を走らせ、南郷村、田島町、なども何度も訪ねました。
ヒメサユリの郷・高清水自然公園も存在だけは知っていましたが、行ったことはありません。
思えば無計画で損得勘定ではずいぶん損をしているようです。
ストレス発散だけが目的でしたから、そんなことは一度も考えませんでしたけれど・・・
尾瀬ヶ原も結局一度も訪れぬままになりそうです。
いつもながらの盛り沢山の記事に満足させていただきました。
私たちが若い頃のこの辺一帯は、まだまだ不便な所だったと思います。
野岩線が通ったのもまだ30年余りしか経っていないはず・・・
桧枝岐村などは秘境中の秘境でした。
jisamaさんは、その頃から車で南会津方面を走り回っていたのですか?
素朴な風景を車窓から見ているだけでも、心が和みストレスが発散できますよね。
アノ辺りに、ヒメサユリの群生地があるらしい・・・と言う事は以前から知っていましたが、私が高清水自然公園の名前を知ったのは今回初めてです
山を始めて間もない頃の桧枝岐に泊まった事がありますが、アノ頃、平ヶ岳に登るにはヘリコプターしかないと言われたものです
あれから百名山ブームに火がついて、あっという間に便利になりました。
桧枝岐も秘境の山村から明るい温泉地に変わっていました。
センチメンタルジャーニーのような今回の私たちの旅も、懐かしさとオドロキの連続でした。
jisamaさんも脚力は強いのですから、これからでも出かけて見ませんか?
ウエブ予約もできるそうなので、マークしました。
尾瀬には過去2回行ってますが、この写真を見てまた行きたくなりました。
1回目は・・社会人になって2~3年したころ会社のハイキング 部でたしか10数名で初めて訪ねました。
コースは、鳩待峠~尾瀬が原~尾瀬沼~沼山峠
を1泊2日で行きました。2日目の尾瀬沼あたりか ら雨になり沼山峠越えが大変だったことを思い出し ました。その峠を滑りながらビーチサンダルで登っ いたグループがありビックリしまた。
2回目は・・10年ぐらい前ですが、うちの奥さんとその友達3人
で1泊2日の予定で出かけたことをつい先日のこと のように思い出されました。
コースは、鳩待峠~尾瀬が原~尾瀬沼~大清水 峠をたどりました。帰りの大清水峠の下りには難儀
しました。(もう、こないぞ!)
こんな経験しかありませんが、このブログを見てまた行ってみようかなと思っているしだいです。(もう懲りたはずなのに?)
気持ちがあっても身体がついていけるか心配ですが・・・・・。
そんな気持ちにさせるt楽しいブログです。ありがとうございました。
素晴らしい景色のブログ堪能させていただいています。ほんとにあなた達ご夫婦はいけいけカップルですね。私などはひとつの目的だけで満足してしまうのに・・・目的地のまわりの全てを見てきてしまうのですもの。人生を何倍も愉しんでいる感じ・・・羨ましいな!。見習わせていただきますといいたいところですが・・・もうちょっと身体がついていかないかも・・・です。
この間の南イタリア旅行でちょっと反省しているところです。
多少の当たり外れはあるものの、この会に入っている温泉宿はお薦めです。
有名温泉街の喧騒とは無縁の、山奥のいで湯とか、リゾート地からは離れた静かな海辺の宿とか・・・
どこも秘湯と呼ぶに相応しい温泉宿ばかりです。
朝日旅行がこの会を作ったらしいのですが、お値段もリーズナブルですし、第一山の格好をして行っても違和感が無いし・・・
お気に入りです。
入り口に下がっている「日本秘湯を守る会」と書かれた大きな提灯が目印です
この日の天気予報は絶望的でしたが、我々夫婦の晴れパワーで、お昼まではどうにか持ちました。
去年の夏には夫婦で、鳩待峠から富士見峠のアヤメ平らを通り、尾瀬ヶ原に出て一泊してきました。
その時の「尾瀬紀行」はhttp://blog.goo.ne.jp/nao5512/d/20060823から4編に分けてUPしてありますので、お時間があったらのぞいて下さい。
私のお腹に虫が喰いついたオマケまでありました
那須与一さんの最初の尾瀬縦断の時に、我が夫はいたのかと聞いてみましたがハッキリしません
奥様と歩かれた2度目は三平峠を越えて大清水に出たのですか?
アノコースはズルズルで、下りは大変だったと思いますよ。
もうイヤだ!と思った気持ち、良く分ります。
私の最初の尾瀬は、友人と3人で大清水から三平峠越えをして、尾瀬沼~尾瀬ヶ原と一泊で縦走したものです。
尾瀬沼だけとか、尾瀬ヶ原だけとかだと楽ですから、お近くの湿原で足慣らしをされてから、是非ご夫婦で「尾瀬」に挑戦してみてください
那須の与一さんの次にマルさんへコメントのお返事をするなんて・・・
ちょっとビックリです
我がイケイケ夫婦は確かに人様の2倍は動き回っているかも知れませんね。
人生そんなに急いでどうするの?って言われそうですが、周りを見ると70近くで出不精になっている方がたが多く、それにはそれなりの事情があるようなので・・・
「元気で動ける今の内に!」と焦ってしまいます。
上記の那須の与一さんも、何とか我々のように、外に引きずり出そうと、今煽っているところです
マルさんは昔から華奢で、体力的には無理かな~~と感じますので、煽れないでいますが・・・
せめて海外旅行に一緒に行ける体力だけは維持していてね。
お願いします。
本文にあるように「野岩線」開通のはるか前、鬼怒川からのバスが会津田島ー中山峠を越えて、はるばる半日がかりで辿りついたものでした。
宿はたしか鍵屋だったと思います。
翌日は、桧枝岐から徒歩で御池・燧裏林道を通って尾瀬ヶ原まで登りました。若かったのですね。
わが2回目の尾瀬単独行でした。
以来、尾瀬は何度も行っており、桧枝岐にも二度ほど宿泊しています。行くたびに秘境感は薄れてきましたが。
この稿はまだ続くのですね。楽しみです。
去年の尾瀬紀行で「竜宮小屋」をUPしたとき、確かひろしさんはこの小屋に通いつめていたことがあるとのコメントをくださいましたね。良く覚えています。
我々が若かった頃は、沼山峠から入る道はまだ無かったと聞かされていました。
桧枝岐から徒歩で御池~裏燧林道~尾瀬ヶ原とは随分遠かったですね
それでも惹き付けられる何かが、尾瀬にはあったのでしょう
秘境だった桧枝岐もすっかり変わりました。
今回7~8年ぶりに行ってマタマタビックリでした。
明るい明るい温泉地となっていましたね。
このシリーズはあと2回ほどUPの予定です。
お天気が段々崩れていって、写真がイマイチなのですが、静かな静かな尾瀬沼が楽しめましたよ。