花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
映画とパソコンと、好奇心も
いっぱいの主婦の日記です

「岩戸山から十国峠へ」・その1

2013年02月05日 | 山シリーズ

節分・立春と過ぎ、暦どおりの春を思わせる暖かい日が続き
日の入りの時刻もだいぶ延びてきましたね。

でも、明日6日の予報は「雪マーク」
これからは、春と冬が行ったり来たりの「三寒四温」が続き、
少しづつ、春の花々が咲き出していくのでしょう。

2月3日・熱海・七尾峠から「岩戸山」へ
さて・・・
20年以上も細々と続いている山仲間3人の、新年初の山登りは、
我々にとって、伊豆箱根方面での数少ない未踏の山「岩戸山から十国峠」、
そして最後は湯河原へ下るコースを楽しんできました。

トップの画像は「岩戸山」の頂上近くから写した「富士山」です


岩戸山は箱根山塊の南端に位置する、広葉樹林と草原の山です。

この山は十国峠までバスで行き、日金山・東光寺~岩戸山~七尾峠と下るルートの紹介が
圧倒的に多く、最後はアスファルトの道を、頼朝・政子ゆかりの
「伊豆山神社・奥の院」~「伊豆山神社」と見学しながら熱海駅に到着ですが・・・

「山は土と岩の山道を登ってこその山」と3人の意見が一致、
私たちは熱海駅からタクシーで、保養所や豪華別荘マンションが建ち並ぶ
七尾峠のゲートまで入りました(2040円)
(七尾峠手前の、七尾団地入り口まで、熱海駅からバス便もあり)


朝9時10分七尾峠を出発し、まずは「岩戸山」を目指します。

七尾峠までのもう一つのルートとしては、湯河原駅から相模湾を見ながらミカン畑の中を歩き
約1時間半でここまで来るコースもありますが

仲間には腰の悪いメンバーもいるので、アスファルトの道路歩きは避けました。

七尾峠からは土の道のハイキングコースとなり
逆光の相模湾に浮かぶ「初島」が見えていました。




案内板も要所要所に立っていますから、自分が目指す方向がしっかりと頭にあれば
迷う心配はありません。

なだらかな登りの登山道が、少し急になってきて
「岩戸山」頂上ももうすぐです。


七尾峠から丁度1時間、突然鉄塔が現れて見晴らしが良くなり
箱根方面の山並みの向こうに「富士山」が顔を覗かせていました。


トップの画像の富士山はここからの眺めです。

Yさんはお琴の師匠
更に大学でお三味線も専攻し、演奏会や練習に打ち込む日々・・・

Kさんは介護福祉関係の事務所の副社長
ケァマネセンターを立ち上げるべく、今は自ら資格を取り他所で修行を重ね
二足のわらじを頑張っています。

お陰で皆忙しくて、中々山には行けなくなりましたが
この二人の向上心にはいつも煽られ、刺激をもらっています。


10時20分、鉄塔の場所からすぐのところの「岩戸山・頂上」(734m)到着
七尾峠から富士山の撮影タイムを入れて、1時間10分の行程でした。

頂上はさして広くなく、ベンチとテーブルセットが一つだけ置かれています。

25分間の食事とお喋りタイムです。
男性が登ってきたので記念写真を撮ってもらいました


この日は節分、春の気配が感じられ、
頂上でも上着が要らないくらいの暖かさでした。


頂上からは富士山は見えませんが、相模湾が眼下に広がり
洋上の初島はもちろん、大島や伊豆半島の東海岸が望めます。


この日の夜からお天気は下り坂・・・
それを示すように水蒸気が上がり、飛行機雲が幾スジも見られました。


10時45分出発、箱根竹の生い茂る登山道を一路「十国峠」を目指して進みます。

最初は巻き道まで少し下り、再びゆるい登りを行くルートです。


葉を落とした木々の間から箱根の「駒ケ岳&神山」がクッキリと見えていました。
コンデジのズームを効かせて写します

あのコースは真冬の雪のある時と、イワカガミが咲き乱れる5月上旬に歩いたことがありますが
気持ちの良いハイキングが楽しめました


そして目指す「十国峠」の右奥には見事な富士山

下から雲が湧き出しています。
「さぁ~、富士山が雲に隠れる前に十国峠に上りましょう

       

歌舞伎界の重鎮、市川団十郎さんがお亡くなりになりましたね。
人気&実力ともナンバーワンだった中村勘三郎さんに続いての、大物の訃報にショックです

私は熱狂的な歌舞伎ファンではありませんが、成田屋の友の会の会員で
団十郎親子のファンのご近所仲間のぷりんさんに誘われて時々観に行ったものです。

特に勘三郎の出る演目は面白く、渋谷のコクーン歌舞伎も観に行きましたこちらです。
歌舞伎を最後に観たのは、古い歌舞伎座のさよなら公演・・・

あの時の団十郎の助六は今でもよく覚えていますこちらです。
又くぐりをした勘三郎さんのアドリブが場内を沸かせていましたね。

二人とももういないと思うと淋しいものがあり、
日本の古典芸能文化の損失を感じます。

幸い息子の海老蔵には「華」があります。彼の助六にはシビレました
これからは精進努力して、役者としても人間としても大きく羽ばたいて欲しいですね。

勘三郎の息子の勘九郎もだいぶ成長したとぷりんさんが話していました。
これからの歌舞伎界を背負っていく若い方たちの成長を願っています。




コメント (26)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 早春の香り漂う「吾妻山公園」 | トップ | 「岩戸山から十国峠へ」・その2 »
最新の画像もっと見る

26 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (歌まろ)
2013-02-05 14:24:51
ヽ(^∀^*)ノハーイ♪こんにちは~★☆

20年以上も続いている山仲間ですかぁ~!
気心の知れた仲間との登山はイイですね(*^^)v
お天気も良くて見晴らしも最高な今年初登山と
なりましたねぇ~(^_-)-☆
返信する
☆歌まろさんへ (nao♪)
2013-02-05 23:09:12
本当に気心はもちろん、お互いの脚力、お金の使いところなど、すべて知っている仲間ですから、不安なく歩けますね。
もっとも老化現象まで同じように出て、愕然としますが・・・

忙しい3人のスケジュールがようやく合った日曜日、前日も次の日もお天気が悪かったのですが、この日だけは雲が多いながらも晴れて、富士山が綺麗に見えたのが嬉しかったです。
返信する
良い天候の下で.. (地理佐渡..)
2013-02-06 06:55:16
おはようございます。

気心の知れた三人での登山でしたね。
良い風景を充分堪能。清々しい風景
の中心地のよう山歩きだったようです。

て、今朝は出張後のことでして、あわ
ただしく朝を過ごしています(苦笑)。
やはり、遅い帰宅での出張はつらいです。

返信する
ハイク (恵那爺)
2013-02-06 08:40:50
今の時期に十国峠あたりは、富士見の山として最高でしょうね。
女性3人でおしゃべりの花が咲いたのではないでしょうか。
返信する
初登り (写楽爺)
2013-02-06 10:18:54
こんにちは。
年明けの初登り、天候にも恵まれ旧知の山仲間とでは楽しい一日になった事でしょう。
「富士山が雲に隠れる前に十国峠に上りましょう・・・」間に合ったのでしょうか?
岩戸山頂上からの輝く駿河湾、春の海を感じられました。

こちらの今は雪が降っています屋根などは白くなっていますが道路などにの積雪はまだ有りません、前回の事も有りそちらでは如何ですか?
返信する
気持ちよさそう (☆銀河☆)
2013-02-06 12:31:36
 自然に癒されてますね。
最初と最後の富士山の写真、とてもすがすがしくて
見ているだけでスッキリ気分になります。
お忙しいお仲間とのハイキング、皆さんの笑顔が見えるようです。

↓の吾妻山の写真もとても素敵、ここは行ってみたくなりました。

まだまだ雑用に追われ、自分の時間がなかなか取れないのですが、次第に日常を取り戻しています。
ブログに訪問して頂き、励まして頂き有難うございます。
同じような時期に母を亡くし、共有できる思いが
たくさんありますね。
返信する
☆地理佐渡さんへ (nao♪)
2013-02-07 07:12:29
50代の前半までは、この3人でアルプス級の山々を縦走したりしていましたが・・・
今では近場の低山ハイクが主流になりました。

伊豆箱根の山々はマイテリトリーと言う感じで、冬でも安心して歩けます。
温暖な気候が何よりでね。
最後は温泉とビールで、ささやかな新年会でした

返信する
☆恵那爺さんへ (nao♪)
2013-02-07 07:17:26
伊豆箱根の山々は冬でも明るく、富士山の展望が素晴らしいです。
特に十国峠からの富士山はお勧めですね。

日金山頂上(十国峠)で甘酒を飲みながらお喋りに花が咲きました。
返信する
☆写楽爺さんへ (nao♪)
2013-02-07 07:25:47
昨日の雪はマスコミが大騒ぎしたわりには肩透かしをくいましたね。
こちらはミゾレ交じりの雨で、白くなることはありませんでした。

40代の初めから一緒に歩いている仲間です。
お互いの気心も、脚力も、好きなものも知り抜いている仲間同士・・・
最近は飲む薬まで同じになり、加齢現象を痛感していますよ

「春」を感じる穏やかな日和の中、楽しい山歩きでした。


返信する
☆銀河さんへ (nao♪)
2013-02-07 07:40:27
昨年の10月後半から心身ともに固まってしまうような日々が続きました。
今は弾けたように、「癒し」を求めて自然の中に飛び出しています。
お互い、辛い経験をしましたね。
まだまだ思い出すと心が乱れます。

銀河さんはご実家通いでお忙しいようですね。
母はまだ納骨が済んでいないので、遺品の整理には手をつけていません。
3月10日の100日法要のときに納骨の予定・・・
すべての片付けはそれ以後に弟のお嫁さんとすることにしましたが
何だか実家が遠くなった感じで淋しいです。

吾妻山公園は東海道線の二宮駅から、子供でも歩いて行けますから、是非一度訪ねてみてください。
ツツジやアジサイ、コスモスの季節も良いようです。

返信する

コメントを投稿

山シリーズ」カテゴリの最新記事