花と緑を追いかけて

山を愛し、花を愛し、旅と
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いっぱいの主婦の日記です

東京「路地裏」ブラ歩き・新木場から深川へ(1)

2016年10月03日 | 東京の街
秋冷の10月に入りました。土日はまぁ~まぁ~のお天気でしたが・・・
秋雨前線は相変わらず居座って、台風18号の影響を受け今日も雨となりました

9月のワンゲルの会の路地裏歩きは、東京下町の木場から深川

まだちょっとノドがイガイガしていましたが、当日のお天気は幸いうす曇り・・・
歩きたい気持ちが勝り思い切って参加してきました。

今年の夏から秋にかけては雨が多いせいか?、とにかく蒸し暑い
この日も30度を越えたようで、汗まみれになりました

江東区「夢の島公園」散策(9月28日)
昭和20年代から都民のゴミ捨て場として有名になった「夢の島」も、
60年の流れで緑が茂る市街地として発展しています。

集合はJR京葉線&りんかい線「新木場駅」に10時、お馴染みの顔が集まりました。
この日の参加者は男性9名、女性5名の合計14名。



「新木場駅」から首都高速「湾岸線」をくぐり、およそ7分で緑豊かな「夢の島公園」に入ります。
深紅の「アメリカディゴ」が迎えてくれました。

ゴミの埋立て処分地に整備された巨大な公園「夢の島公園」では、最後の「フヨウ」が咲いていて



公園中央に位置する広大な芝生には、小学生が集まっていました

熱帯植物館や五福竜丸展示館、ヨットハーバーなどなど、見所もいっぱいの公園です。

第五福竜丸展示館
最初に案内されたのが、ヨットハーバーの手前に建つ船の形に似た展示館です。
中はクーラーが効いていてホッとしました



ここには、木造のマグロ漁船「第五福竜丸」およびその付属品や関係資料が展示されています。

「第五福竜丸」は、昭和29年(1954年)3月1日に太平洋のマーシャル諸島にあるビキニ環礁で
アメリカが行った水爆実験によって被害を受け、無線長の久保山愛吉さんが亡くなりました。

当時はこのような木造船で遠くの海まで魚を求めて行ったのですね。  



船尾の底部分には小さなスクリューと、木製の舵・・・
これで太平洋の赤道直下のマーシャル諸島まで航海したとは驚きです



「第五福竜丸」は、昭和22年(1947年)に和歌山県で建造され、初めはカツオ漁船として活躍し、
後にマグロ漁船に改造され遠洋漁業に出ていました。

水爆実験での被爆後は、練習船に改造されて東京水産大学で使われていましたが、
昭和42年(1967年)に廃船になったものです。  

東京都は、遠洋漁業に出ていた木造漁船を実物によって知ってもらうとともに、
原水爆による惨事がふたたび起こらないようにという願いをこめて、この展示館を建設したそうです。
<昭和51年(1976)6月10日開館>



第五福竜丸だけでなく、被災した日本漁船の総数は856隻、廃棄された魚は約486トン
ビキニ水爆被災は人々の日常生活を直撃しました。



放射能に汚染されたマグロは「原爆マグロ」と呼ばれ、その騒動は日本全国に波及
街の魚はほとんど売れなくなり、廃業する魚小売業者も出たそうです。

その年の4月以降には「日本全国で放射能雨が降った」との報道により、農産物に対する恐怖も広がりました。

私がまだ小学校の低学年の頃に聞いたこのニュース・・・
「雨に濡れると頭がはげる」と、子供同士で騒いだ事を覚えています。



日本は広島&長崎と人類で初めて被爆を経験した国です。
そしてこのビキニ環礁での漁船の被爆・・・

その上、2011年3月11日の「東日本大震災」によって引き起こされた東電福島第一原発の事故での放射能汚染・・・
放射能の恐怖は遠い昔の話しではなく、今でも続いているのです



アメリカの水爆実験の被災者は日本の漁船だけでなく、ビキニ環礁の実験場近くのマーシャル諸島の人々も・・・
その実態が知られるようになったのは、1990年代に入ってからでした。

オバマ大統領の核兵器の先制不使用宣言を支持することは被爆国としては当然ですが、
お隣の北の国が盛んに行っている原爆実験も怖いものがあります

そして「日本も核を持て」というアメリカの大統領候補のトランプ氏が選ばれたらどうなることでしょう



厳粛な気持ちになって外に出ると、第五福竜丸のエンジンが展示されていました
このリーダーの街歩きは、必ずこうした施設見学がありお勉強になりますわ。



私が10代の頃に「夢の島」の臭いと大発生したハエの被害が東京を襲いました。
TVのニュースで見た事があります。

そんな大東京のゴミ捨て場が、今では緑豊かな公園になりました

「夢の島熱帯植物館」へ
ここには焼却場で発生した熱を利用した熱帯植物館があります。
歩いて向かう途中、「パパイヤ」の花と実が生っていました。



そして大きなカボチャがたくさん転がっているのが見えてくると



夢の島「熱帯食物館」でした。こちらのご紹介は次回に続きます。



            

「カマキリと同居」
9月中旬から畑作業や庭仕事で忙しくしていましたので、その時私の衣服に付いてきたのか?
それとも洗濯物にくっついていたのか?



二週間ほど、このカマキリと同居していました。
蜘蛛やゴキブリは怖いけど、このまん丸目玉が何となく愛嬌がある・・・

リビングの天井近くにいたかと思うと、ダイニングテーブル横の出窓にいたり・・・
その内だんだん茶色くなってきたので、外に出してあげました。

洗面所にはおんぶバッタの姿もあって、田舎の風情の我が家です。



そんな折、taeさんのご主人からブドウと一緒に送られてきた「イナゴの佃煮」
今では高級品で「桐箱入り」で売られたりしていますが、こちらは知り合いの方の手作りとか。

美味しい味付けでしたが、イナゴの手足が同居した仲間たちを思い出して喉を通らない
結局お行儀が悪いけど、手足を取り除いて少々頂きました。

殻付き小エビの佃煮のような食感でしたわ。




コメント (21)
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