花と緑を追いかけて

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いっぱいの主婦の日記です

映画「セックス・アンド・ザ・シティー2」

2010年07月28日 | 映画、観劇

「オルセー美術館展2010」を堪能してから、私たちは地下鉄で日比谷に出て映画を観ました。

前作が面白かった「セックス・アンド・ザ・シティー2」です。

アメリカのケーブル局HBOで、1998年から2004年にかけて放送された全6シーズンの連続テレビドラマ、
エミー賞を7回、ゴールデングローブ賞も8回受賞し、2年前に映画化されました。

《大人の女性の本音に迫ったセリフの数々、最先端のファッションなど
都会暮らしの喜怒哀楽や、女性同士の友情を盛り込んでいる》

その劇場版第一作目の私の感想はこちらです。

あのお洒落でゴージャスな4人の女性がスクリーンに戻ってきましたよ。


4人がそれぞれのハッピーエンドを迎えた前作から2年。

ベストセラー・ライターのキャリー(サラ・ジェシカ・パーカ)は幸せながらも
甘いロマンスの失われた結婚生活に疑問を抱き始めます。

女の幸せを綴るライターのキャリーは、夫が靴を脱いでソファーに足を投げ出す姿にも幻滅を覚えます。
お食事はいつも外食かテイクアウト食品・・・

女が常に第一線で活躍し、綺麗で輝き続けるには家事も最小限にとどめ、
「夫」にはいつまでも騎士(ナイト)のようにいて欲しいと願うのでしょうね。
凡人の主婦の意見としては「これではくつろげる家庭は築けません」と言いたいです。

でもこの夫婦が最後に出した「週休2日制」の結論には頷けました。
私も同じ様に思ったことがありますわ。


昇進に性差別があることを痛感する家庭持ちの弁護士ミランダ(右)と
(美人のベビーシッターに子供がなついてしまい)子育てに自信を失う専業主婦のシャーロット(左)

そして4人の中では唯一独身で、大胆な恋愛を楽しむ実業家のサマンサも、事業が上手く行かない上に
更年期症状が現れて、薬なしでは過ごせない

それぞれが40代50代となり、女性が通過しなければならない悩みが生じます。

もっとも親の介護でバタバタし、家事に追われている私から見ればナント贅沢な悩み
としか思えませんが・・・

それはそれ、この映画はお洒落なファッションと本音のトークが売りなのですから目をつぶりましょう。


そんな折、サマンサの多彩な人脈がもたらす贅沢なアブダビ旅行が実現し
4人は現実逃避の旅に出かけます。

アラブ首長国連邦の映画プロデューサーが4人のために用意したのは、
コンパートメント風ファーストクラスでの快適なフライト

1人1台のリムジンサービス、ワンフロアぶち抜きのロイヤルスイートの部屋・・・
そしてジープに乗ったイケメンも登場する、砂漠でのシャンパンブレイク・・・

スクリーンの中の彼女達だけではなく、
観ている我々も夢のようなひと時で、日頃の憂さ晴らしが出来たような気がします。


私たちもエジプトの砂漠でラクダに乗ったけど、
あてがわれたズルズルの「ガラベーヤ」を着ていましたわ。
もっと自分にあった色とサイズを選ばせて欲しかった

だいたい、イスラムの国でこれだけ肌を露出したファッションは許されないはず・・・
題名からして、アブダビでのロケの許可が下りなかったそうで、この現地ロケはモロッコだそうです。

突っ込みどころは満載ですが、
私たちもエジプトでお買い物をしたスーク(市場)も登場して楽しめました。
キャリーはナント、ここで昔の恋人と再会するのです

物語としての面白味は前作の方があったように思えますが
土曜日の午後3時過ぎの映画館は、30代前後の女性達でいっぱいで、私たちも離れ離れの席となりました。


       

映画がはねてから、銀座でお食事をしました。
いつものように「何を食べようか?」とウロウロと歩き回りましたが、結局はイタリアンです。


この日は蒸し暑い日だったのでビールが美味しかったこと
朝から美術館見学と映画のダブルヘッダーをこなし、最後はお食事とお喋りのお愉しみです。

お嬢さんの結婚話が出て、エジプト旅行をキャンセルしたN子さんに「おめでとう」と言うと
何やら浮かぬ顔・・・
「相手は一人っ子なのよ。彼の実家の近くに住んでいずれあちらの親を看るんですって」
とタメイキついていました。

”あの~、私も一人っ子の親なのですが~”
そうか~、一人っ子は結婚相手としては三文安なのか~


「今どきの親は、特に娘がいないシニア世代はちゃんと老後の覚悟は出来ているわよ」と反論し
「でも〇○子ちゃん、結婚する時から相手の親を看ようなんて、心優しいお嬢さんに育ったわね」と褒めつつ
一人っ子の我が息子と結婚し、我が家近くに家を求めた息子のお嫁ちゃんに、私は感謝しましたよ。


この日はサッカーのワールドカップ、日本対オランダ戦が行われていました。
夜の銀座のパブは青い服を着たサポーターたちの、TV観戦をしながらの熱い応援で賑わっていました。

私たちも有楽町駅前の大画面で勝敗を見届けてから(0対1での負け)家路に着きました。



コメント (24)
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