入院中の母のパジャマとタオル類を洗い、主人の汗と泥にまみれた作業着を洗濯しました。
熱戦を繰り広げていた「サッカー・ワールドカップ」も、日本は惜しくもベスト16で敗退・・・
とても残念でしたが「感動をありがとう」と、感謝の気持ちでいっぱいです。
夜半に決勝トーナメントの「パラグアイ戦」が行われた29日の夕方、
弟夫婦と一緒に入院中の母の主治医から、直接話を聞きました。
病名は「急性腎盂炎」
この歳でのこの病気は「再発」を繰り返し、完治は難しいとの事・・・
今の所、連日の抗生物質の投与で熱も下がり、血液中の細菌もマイナスとなり、
辛うじて食事も(介助が必要ですが)、口から取れています。
あとは尿が綺麗になれば退院して施設へ戻れるようですが・・・、
再発・入院が続けばどんどん弱って、いずれ喉を切開しての栄養投与となるであろうと・・・
その場合は次の病院も考えてくださいと言われました
そんなこんなで心が疲れた時に観て感動した「サッカー・ワールドカップの侍ジャパン」
翌日の各TVのワイドショーで観た、PKを外してうなだれる駒野の肩を抱き
一緒に泣いていた松井の姿にウルウルしていた私です
そして、洗濯物の山を片付けながら横目で観ていたTVの画面に飛び込んできた
韓国の俳優&歌手のパク・ヨンハ君の自殺のニュースにビックリ・・・
主人の父が亡くなり、喪に服して過ごした6年前の年末年始、
暇に任せてBSで連日再放送していたノーカット版吹き替え無しの「冬のソナタ」を見て過ごしました。
人気のヨン様には特に惹かれませんでしたが、
婚約者(チェジュウ)の前に突然記憶喪失となった昔の恋人(ヨン様)が現れ、
不安で切ない気持ちを味わうサンヒョク(ヨンハ)に同情しましたよ。
それ以来、ヨンハ君の爽やかな笑顔と低音の声に魅せられて、CDを1枚買った覚えがあります。
私の観た韓流ドラマはその後1本「パリの恋人」で終わりましたが、
32歳の若い韓国の俳優さんが、末期がんの父親を残しての自殺とは、一体何があったのでしょう
ところで、サッカーの予選で日本がデンマークに快勝しお祭り騒ぎのようになった日に流れたニュース
「JTBエジプトツァー・バス横転事故」の情報がその後さっぱり入らず
今の私は両親の事以外では、このニュースが一番気になってヤキモキしています。
日本人を乗せた観光バスが、アスワンからエジプト南部のアブシンベルに向かう「砂漠街道」で、
対向車線をはみ出してきた車に接触して横転したそうです。
”現地ガイドの男性(42)が意識不明の重体となり
ツアーに参加した男性2人が右腕を骨折してカイロ市内の病院に搬送されるなど、
日本人11人を含む計13人が重軽傷を負った”
この事故のニュースはNHKTVや新聞などでも取り上げられましたが詳しいことはこちらをご覧下さい。
重体のエジプト人ガイドの名前も発表されていませんが、その後どうなったのでしょうか?
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こちらがこの冬に行った我々のエジプト旅行の時の現地ガイドのモハンメドさん(通称モモちゃん)
JTBのツァーの専門ガイドと聞いています。
ご近所仲間と行った7回目の海外旅行でしたが、今までの旅の中での現地ガイド・ナンバーワンでした。
マウスオンでご覧下さい
映画「アラビアのロレンス」を演じたピーター・オトゥールにも負けない素敵な男性
我々4人の瞳が星のように輝いているのも頷けるかと思います
「アラフォー」で3人の奥様と(イスラームは4人まで持てるそうです)6人の子供がいると聞きました。
事故に巻き込まれた現地ガイドさんがモモちゃんに重なりますね。
どうか元気に回復して欲しいと願っています。
「砂漠街道」
1月26日、私たちはアスワンの街から280km南にある「アブシンベル」に一泊して
世界遺産の「神殿」を早朝・夜のライトアップ・日中と堪能し、再び「砂漠街道」をひた走り
アスワンの街へと戻ります。
旅行者をテロから守るために、観光バスはパトカー先導の軍団で行きますが、
我々のバスの運転手さんは制限速度を守って走っているせいか?
だんだん間があいてきて、追越をかけられたりしていました
この日の私の座席は一番前でしたので、砂漠の中の一本道が良く見えること
もしフルスピードで走って来る対向車が中央車線をはみ出したら、
運転手さんは慌ててハンドルを切って、車体は脇の砂漠の中に突入しそうです。
そして横転
この画像はアブシンベルからの帰り道ですが、今回の事故は行きに起きたらしい・・・
我々もそうでしたが、行きは殆んどの人が寝ていますから、余計に怪我人が出たかと思います。
運転席のすぐ後の席が添乗員さんとガイドさんの席です。
2人とも怪我の被害が大きかったようですね。
一応「速度表示」の看板は立っていますが、守られているとも思えません。
どの車も凄いスピードで走っていました。
「砂漠の中の蜃気楼」
アブシンベルを出発して1時間半くらいたったころ、モモちゃんが「まもなく蜃気楼が見えてきます」
と言ったとおり、砂漠に浮島が出来ていました。
蜃気楼とは大気中の温度差によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが伸びたり反転した虚像が現れる現象です。
「どこの風景が映るの?」と思いがちですが、実際にそこに見えている風景が下に変形するだけで、
ある風景がまったく別の方向に投影されるわけではありません。
原理的には真夏のアスファルト道路などに見られる「逃げ水」と同種の現象です。
本当に「水」が流れているように見えますね。
灼熱地獄の砂漠の中で、手持ちの水がなくなったら「きっとだまされるだろう」と実感しました。
およそ3時間・・・
古い方の「アスワンダム」を渡ると「アスワンの街」に到着します。
「ナイル」河畔に広がる、まさに砂漠の中のオアシスの街です。
アスワンの街の中心部は思ってた以上に近代的な雰囲気です。
バスを降りて、最初にナイル河畔の「レストラン」で昼食です
陽射しは強烈ながらも、街には緑が多く吹く風も爽やかでした。
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こちらがこの日の「ランチ」です。ひよこ豆とピリ辛のピクルスはもうすっかり御馴染みとなりました。
マウスオンでメーンディッシュもご覧下さい
メニューはムスカ(ギリシャ風ナスの煮込み料理)、カレーのようにご飯にかけていただきます。
レストランのすぐ前は「ナイル川」が流れており、その向うに見える建物がこの日泊まるホテルです。
今回の「バス横転事故」の重傷者は、首都「カイロ」の病院に運ばれたようですが
軽症者はアスワンのホテルで待機と新聞記事で読みました。
このように近代的な大きなホテルがありますから、そんなに不便は感じなかったでしょうが
今の季節のエジプトは、50度近くの猛暑の日々とガイドブックで読みました。
異国での事故は不安がいっぱいだったと思います。
そうそう、4月のアイスランドの火山爆発の影響で飛行機が飛ばなくなり、
ミラノに3日間足止めをくった友人から、自費となった延長分の支払いについての結果報告がありました。
旅行会社からの請求は10500円だったそうです。
「あまりの安さにビックリ、結局飛行機代の自己負担はなかったのよ」
「これならもう2~3日、ノンビリとミラノで遊びたかったわ」と・・・
イタリアのミラノならそう思うかもしれませんが、エジプトの南の砂漠に囲まれた街での足止めは
できたらやはり避けたいですね~