波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

【連載2】 カッコつけてた

2013年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム

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  春休み、午後の研究室。「私に応援団がいないのはなぜなんでしょう?」と、真面目な顔の校長先生。この話の元ネタは、「恩師の言いつけ」だ。「目の前に候補がいるでしょう(笑)だけど、何をしたいかわからないから団員になりずらい」と立男。彼の率直さ素直さで、自分のカッコを省みる。

 この方たち主催の「学級づくり勉強会」は、「学級づくり【失敗脱出】勉強会」とか「学級づくり【崩壊解決】研究会」に看板書き換えしたら、と提案なんかして。上意下達でなく横並びで、手垢のついたスローガンでなく弱音のつぶやきから、何ができたでなくできない辛さが大事にされる研究会があったら何て素敵なことか。あって欲しい、カッコつけない格好良さこそ、艱難辛苦の脱出口なんだから。
    生活も教育も、際限の無い椅子取競争。誰もが責任と我慢で押しつぶされそうな日々。まだ何とかなっているのは、運と偶然と人の支えがあるからだ。この幸運をちゃんと認めるところに、再出発の足がかりもあるような…。(続く)

           大学にポスター多き四月かな    宇佐見敏夫(俳句歳時記 春:角川学芸文庫) 

さっき、「波風食堂、準備中です」更新。お題は「東京ガス:CM」 

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