波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

折り鶴の疑い

2024年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム

り鶴が苦手。小学生の時に授業で教えて貰ったがグニャグニャになり、隣の子にも馬鹿にされて嫌になった。以来、自慢じゃないが折ったことがない。生徒に折って貰ったことは数限りなくあるし、胃ガンで入院した時は生徒会から全校生徒で折りましたと千羽鶴を貰った。それは今でも捨てずに持っている。

島の原爆追悼平和公園の8月、折り鶴に埋まるようにたくさんの祈りの像があった。その時に、雨に濡れそぼった折り鶴の群れを痛ましく感じた。折り鶴=平和のイメージは、鶴は千年亀は萬年のことわざからきているらしいが、美しいはずの象徴が汚れていた。

マヨさんがせっせと鶴を折っている。当地の7月の平和イベントで飾ってから8月の広島に送られるはず。広島の記憶を思い出した。大げさかもしれないが、長く信じていたことが少しの「?」から、ひどく味気ないものに変わる瞬間があるような気がした。信じていたことと書いたが、「こと」に限らず「ひと」や「もの」もだ。折り鶴が何となく苦手なのは折れないだけではなさそうだ。祈ると折るは似ているが意味は違う。


5月に種からポット植えにして育てていたバジル、箒草、風船葛、百日草、それと旭川の上野ガーデンで求めた草花を畑に植えた。午前と午後に渡る腰を下ろした作業だから疲れた。明後日の強い雨予報に負けるなよ  家を空けたこともあり久しぶりのブログ更新。原稿は依頼されて書く締め切り日のあるものだったが、ブログにはない。はずなのだが、「読んでくれている人がいる」という気持ちが書かせる。

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