波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

♪ やめなはれ

2012年09月29日 | 日記・エッセイ・コラム

 先週17日「敬老の日」の記念「テレビ体操」も早2週間。我重いゆえに我あり、をまあ本気で解決したいこの頃。10年前、糖尿境界線と診断されこの体操と早足散歩の3ヶ月で8㎏痩せた夢よもう一度。再び、体重測定を好きになりたい…。継続の鍵は、画面の体操のお姉さんがどのくらい素敵か…だ。

                                       

Main1    TV体操前の中国語講座が朝から笑える。後の「0655」はデザインが秀逸。番組中の9月の「社会提言ソング」、ブラックマヨネーズの歌って踊れる「電車で化粧はやめなはれ」は笑える。さびの「 ♪ やーめなはれ ♪ やーめなはれ」が頭から離れない。「道化は愚かさを隠れミノに、鋭い批評の矢を射かける」(9/26朝日「CM天気図」)と、天野祐吉さんが井上ひさしさんの言葉紹介、電車の化粧のダメな理由が上から目線でなく、「まあ、どうでもいいんですけど」という感じのゆるさもいい。滅茶苦茶な政治状況に憤慨している世間が、この「やめなはれ」のリフレインと意外に呼応しているのではと思うのはうがち過ぎかな。

「電車で~」はユーチューブで検索可。TVは27日(木)までで一旦終わった。評判が良いのでまたやるような話も…。

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【その79】 「グフ」

2012年09月27日 | 【保管】一寸凡師コラム

Photo   「新型」はいつの時代も心をくすぐる。
  物作りをほんの少しかじっている凡師。凡師論において「新型」の重要なファクターは、それが心をくすぐるものかどうかということ。凡師が子どもの頃みてい79 たガンダムでいうところの「グフ」なのだ。ザクの面影を残しつつ登場した新型モビルスーツ「グフ」。あの時の興奮、衝撃は今でも忘れられない。「新型」とは「グフ」のようでなければならない。

 さて、巷のニュースで「新型」が賑わっている。凡師の7つ道具の1つ「iphone」。この度iphone5が発売され、お店に並んでいる人の姿がTVに。凡師は今の所買い換える予定はないが、この「新型」、凡師の心をくすぐっている。この感覚は「グフ」登場に似ている。さてさてどうしたものか・・・。

 このコラムを書いている時、「ぐふ」を「グフ」に変換しようとしたら「愚夫」と出た。 何を暗示しているのだろうか?

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秋分の日

2012年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

 楽しむ。一日中が快晴の昨日。今年はあと3ヶ月、今年度も残り半分。Photo_2 午前中に本読み、いただいた魚をママヨさんと描いて遊ぶ。波風家は、家で何かしているのが好き。旅行や外食が苦手。手づくりで楽しむことが一番贅沢な時間。

 考える。この頃、必ず誰かが外れるイスとりゲーム、一度外すと次のチャンスはめったに巡らないひどい競争社会。それが際限なく広がり惑わせる。わからないのか、もたもたするな、なんだその態度は、…そう言われない必死の生き残り努力が子どもにも大人にも。サバイバルゲームに敗北者は必然。自己責任だと言われ、実は操られているにもかかわらずそう思わせない巧みな仕組みが悲しい、腹立たしい。

 感じる。この感覚をまともな先生はストレートに受け止め苦しむ。教育が一人でなく全員の幸福を願う仕事だから。そこに誇りがあるから。競争の勝ち負けが一番大事なことではないから。覚悟ある先生ほど、誰のための「生きる力」か?他を蹴落とす凶器にならないのか?そんな危惧と焦燥を必ず持つ。子どもも、親も、先生も、この全員分のイスが無いイス取りゲーム競争から逃れられない。一夜明けたらイスが無かったという不安を誰もが持っている。サービス業に変質する学校、徹底して安上がりの教育、矢面に立つ先生への批判…教育改革ってこんなんだったっけ?

  思う。困っている隣の人に声一つぐらいはかけられる人になりたい。イスを取れなかった人に、自ら譲った人に。それができなければ何の教員生活だったことか。奥ゆかしく、何となく。そういえば、自分は誰にどんなふうに声をかけてもらい、生かしてもらってきたんだっけ。誰にどう相談してきたのだっけ?ザルの上の魚の目を見て、そんなことを思った。

ママヨさんの描いたイラスト2枚。「波風食堂、準備中です」にUP

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【その78】  7冊

2012年09月20日 | 【保管】一寸凡師コラム

78_2   日常が始まった。Photo1
  お守りのおかげもあり、3泊4日の出張も無事に終わった。なんでもそうだが、終わると早い。

  さて、暑い暑いと嘆いていた夏も終わりが見えてきた。来たるべき秋に向け、本を7冊購入。荒馬さんからは「読んでない本貯まってきたんじゃない?」と心配されたが、「わざわざ買ってまで読みたいと思える本と出会えた。しかも7冊も!」と考えるとHAPPYに。朝4時から始まる「朝仕事タイム」。仕事の合間に1~2ページ。家族が寝静まりシーンと静まりかえった部屋。デスクライトの明かりだけで読む本。コーヒーの香り。

    読書の秋。仕事そっちのけで読書に没頭しないよう注意したい。

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おいしい記憶 №15

2012年09月18日 | 新聞掲載

 あのころは、食べることに真剣だった。Photo
 隣の家でごちそうになったカレーを、うちでも作ってほしいとねだった。その豪華さを何度も説明したら、「竹輪がたくさん入っていたんだね」と、母が念を押した。
 「なるきちおんじゅ」を食べたいと困らせたこともあった。食堂から盛大に煙が流れていた。遊び疲れ、夕食前の私たちは、ラジオ体操よろしく深呼吸し、何とも魅力的な匂いで、未知の味を想像した。看板「成吉思汗」の読み方をいまだ知らない小学生のころ、東京五輪の少し前だった。
 何かの幸運で口にした新しい味覚は、仲間うちで自慢しあった。赤いナポリタン、黒いコーラ、黄色いバナナやチーズは、茶色いキンピラなんかとは住む世界が違う味がした。しかし、好き嫌いで、三度のご飯を食べ残すようなことはなかった。そういう子どもは、絶対にバチがあたるからだ。
 最近、食べ物の思い出話が多いと妻が笑う。この手の話が尽きたら、生きる欲も力もうせ、お迎えが近い証拠だと反論する。食と密着した、家族や仲間との喜怒哀楽の記憶だから、幼い体験でも忘れられない。
 昔が良かったとは言わない。だが、つましい暮らしの中で、子どもは子どもなりに大人を手本に、身近な喜びを分かちあい、明るい未来を信じていた時代だった。
 ところで、前は仕方なく口に運んでいた茶色系、フキの煮つけや高野豆腐みたいなのが、なぜか年々好きになっている。(9/18 北海道新聞)

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この日の道新記事、1面に「中国漁船1000隻 尖閣へ」、「検証2大政党 民主失敗から学ばず」。社説は「大震災1年半 復興に勢い取り戻せ」、「少年厳罰化」。日ハム首位が西武に1.5ゲーム差で首位、残り14ゲーム。地方版に稚内大谷高全道(秋季戦)へ。社会面に兵庫の高2自殺事件、心の電話相談最多、北朝鮮拉致など。

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