波風立男氏の生活と意見

老人暮らしのトキドキ絵日記

街の灯り守る人

2023年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

街の本屋本を頼んだ。ここが無くなると街に行く楽しみが無くなると後ろめたさありつつ、アマゾンを利用していた。予約票に名前を書いていたら、店主から「お元気そうですね」と声をかけられた。昔、PTAで縁ある方だった。孤軍奮闘している本屋さん、がんばって下さいと言ったら、とても嬉しい、それだけで励まされると言われた。大判の広辞苑を頼んだのは5年前ぐらいかなあ、それ以来の注文。背表紙で本選ぶのは楽しい。本を頼んで連絡が来ていそいそと取りに行くのも楽しい。ゆっくり暮らせるスピード、血の通った生身の人間とのやりとり、残さなくては。

この店が消えたらこの街からこの業界そのものが無くなってしまう。畳屋さん、布団屋さん、眼鏡屋さん、時計屋さん・・・・困ってみて実感する街の衰退。限界集落ならぬ限界商店、限界街角。15歳から修行しプライドも腕もあるのに「修理して使う時代は終わった」と店仕舞い広告を出したら「それは困る」と言われ、踏みとどまった80歳代の時計屋さん。散歩途中、「(閉めないで)良かった、高齢者の鏡」と一言告げた。修理したばかりのボンボン時計が眩しげだった。眼鏡屋さんは後継ぎ育成状況を地元新聞に。なんだかホッとして、嬉しい。


 

 

 

 

 

 

雑誌『世界 5月号』買いに行き、予定通り無い。一昨日まで郵送料350円、今日から無料のアマゾンに発注。代わりに望月ミネタロウ『没有漫画 没有人生』頼んできた全国学力テスト(中3国語)、公立高入試(道内)よりコミニケーション能力に傾斜した問題、詩や小説無し。説明的文章がさらに類型的になり授業が「学力テスト対策」用にならないかとても心配。

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